椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨のクッション役をする「椎間板」の中心部分(髄核)が外へ飛び出してしまった状態をいいます。
語源はラテン語の「hernia=突出」で、その名の通り「飛び出し」が起こっているのが特徴です。
発生しやすいのは腰椎や頸椎の下部で、腰椎の場合は臀部の痛みや下肢の神経痛を伴うケースも多く、しびれや強い痛みが日常生活に影響します。
一方で最新の研究では、3〜6か月の保存療法で約76%が自然吸収されるとも報告されています。
突出が大きい方が免疫反応が働きやすく、吸収されやすい傾向もあるといわれています。
また画像診断を行った際に症状が無症状の患者さんでもヘルニアが突出している方も多くいらっしゃいます
ヘルニア=痛みでは無いことを覚えておいてください。
こんなお悩みはありませんか?

- お尻、足にかけて痛みやしびれがある
- 長時間の座位や立位でつらさが増す
- 病院で「ヘルニア」と診断され、手術が必要か不安
- 薬を飲んでも改善が見られない
- MRIの結果ばかりが気になって気持ちが落ち着かない
施術の目安

椎間板ヘルニアは、保存療法で十分に改善が見込める症状です。
当院ではまず6週間を目安に施術とセルフケアを行い、経過を見ながら症状の変化を確認します。
ただし、レッドフラッグ(感染症・がん・排尿直腸障害など)の兆候がある場合や、リハビリを続けても改善がない場合は、医療機関での画像診断や専門的治療をおすすめしています。

当院でのアプローチ

ボディケア・整体サロン「uroko」では、椎間板ヘルニアに対して以下の3つの方向からアプローチしています。
整体:筋肉のバランス調整
腰や骨盤まわりの筋肉のアンバランスは、椎間板への負担を増やしやすい要因です。整体で筋肉の緊張を和らげ、全体のバランスを整えることで回復を促します。
骨格矯正:関節へのアプローチ
背骨や骨盤の動きが偏っていると、椎間板に負担が集中しやすくなります。骨格矯正により関節の可動性を改善し、体の軸を安定させて再発予防につなげます。
メディセル:皮膚・皮下組織の施術
皮膚や皮下組織の癒着は血流や神経の通りを妨げ、痛みやしびれを長引かせる原因となります。メディセルを用いた施術で皮膚・皮下組織をやさしく緩め、循環を整えます。
この3つを組み合わせることで、神経の過敏な反応を落ち着かせ、回復しやすい環境をつくります。
「できるだけ自然に改善したい」「手術以外の方法を探している」という方にとって、有効なサポートとなります。
腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。