四十肩・五十肩

「四十肩・五十肩」という言葉は一般的によく使われますが、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれています。
さらに現在では「棘上筋腱炎」「肩峰下滑液包炎」など具体的な診断名がつくことも増えてきているようです。

典型的な症状は肩の可動域制限と動作時の痛みです。特に「腕を90度以上上げられない」「服を着替える動作がつらい」といった声が多く聞かれます。

症状の進行は大きく3つの時期に分けられます。

  • 急性期:炎症が強く、夜眠れないほどの「夜間痛」が出ることもあります。
  • 慢性期:炎症は落ち着きますが、可動域の制限が強まります。炎症部位の癒着や線維化が進むことで肩の動きが固まってしまいます。
  • 回復期:時間の経過とともに肩の可動域が回復していきます。

四十肩・五十肩は自然に改善するケースもありますが、適切なケアを行わないと長期化したり、可動域が十分に戻らないままになってしまうこともあります。

こんなお悩みはありませんか?

  • 腕を90度以上上げられない
  • 頭の後ろや腰の後ろで手を組めない
  • 夜中に肩の痛みで目が覚める
  • 洋服の着替えで肩に痛みを感じる
  • 以前よりも肩が動かしづらくなってきた

施術の目安

四十肩・五十肩は炎症の有無や症状の段階によって、適したアプローチが異なります。

  • 急性期(痛みが強い時期):無理に動かすと逆効果になる場合があります。この時期は消炎鎮痛剤や安静を優先し、痛みを落ち着かせることが大切です。
  • 慢性期〜回復期:炎症が落ち着いたら、施術によって固まった筋肉や関節を少しずつ動かしていきます。

当院では、急性期には無理な施術は行わず、炎症が落ち着いてから本格的に可動域の回復を目指すことを推奨しています。
他の症状に比べて比較的改善に時間を要することも多いため、可動域がある程度回復するまでは週に1回の施術を推奨しております

「uroko」では、肩の動きを制限している根本原因を探し出し、段階に応じた施術を行います。

「整体」:肩・鎖骨まわり・背中の筋肉を整え、バランスを改善します。

「メディセル」:肩関節や上腕・前腕の皮膚や皮下組織の癒着をリリースし、血流を促進して回復をサポートします。

「骨格矯正」:首や背中の関節に動きをつけ、神経の負担を減らして肩が上がりやすくなるように働きかけます。

特に四十肩・五十肩では、肩の関節や周囲の筋肉そのものだけでなく「肩甲骨の可動性」「鎖骨まわりの柔軟性」「胸椎の動き」など、複数の要因が絡み合っていることが多いです。

そこで複数の手技を組み合わせることで、真皮・皮下組織・筋膜・関節包にまでアプローチし、肩関節の可動域を回復させていきます。

「夜も眠れないほどの痛み」「肩が思うように動かない」というつらさから解放されたい方は、ぜひ一度ご相談ください。