親指の痛み・腱鞘炎(ドケルバン病)

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)は産後のママさんやデスクワーカーに多い症状です。
ドケルバン病は、親指を動かす短母指伸筋と長母指外転筋が通る腱鞘で炎症や肥厚が起こり、手首から親指にかけて強い痛みを伴う症状です。
原因の多くは「オーバーユース(使い過ぎ)」ですが、抱っこや授乳、長時間のマウス操作など、日常の何気ない動作が積み重なって発症することも少なくありません。
こんなお悩みはありませんか?

- 親指や手首の付け根にズキッとした痛みがある
- 抱っこや家事の最中、親指を動かすと痛い
- 指の曲げ伸ばしでカクッと引っかかる感覚がある
- 朝起きると指がこわばり、スムーズに動かせない
放置するとどうなる?

放置し続けると痛みが長期化したり、炎症が長期間にわたることで骨の変形に繋がることもあります。
また痛みがあるために日常生活の負担や精神的な苦痛も増えることもあるため、早めに対処することがオススメです。
整形外科領域ではステロイド注射と固定が第一選択とされており、実際に痛みが改善することが報告されています。
近年はエコーで腱鞘の状態を確認しながら注射を打つことができるため、より効果が高いことが分かっています。
ただし、ステロイド注射には「繰り返し使用による腱の脆弱化リスク」があるため、何度も打って改善しない場合は別の方法を検討する必要があります。
難治例には、手術が行われますが橈骨神経の損傷リスクがあるため慎重な選択が必要です。
上記の処置をしても痛みが残る場合は運動療法で親指に関わる筋肉や関節と肘や肩などの周辺の関節や筋肉も合わせて調整するようにすることで親指の負担を減らしていきます。
「注射が苦手」「薬に頼りたくない」という方へオススメの施術方法です。
当院では週に1度の施術を初期は行い状態をみて間隔をあけていくことをオススメしています

当院でのアプローチ

当院では「整体 × 矯正 × メディセル」の3つの施術を行い、薬や注射に頼らないサポートをしています。
整体(筋肉・筋膜へのアプローチ)
親指や手首周囲の筋肉に加え、肩・肘・前腕まで関連する筋肉や筋膜を丁寧にほぐし、過度な緊張を取り除きます。
矯正(関節・関節包へのアプローチ)
手首や親指の関節だけでなく、負担をかけている肘・肩の動きもチェック。関節の可動性を整え、使い方の偏りを改善します。
メディセル(皮膚・皮下組織へのアプローチ)
吸引によるやさしい刺激で皮膚・皮下組織をゆるめ、血流やリンパの循環を高めます。腱と周囲組織の滑走性を回復させ、動かしやすい状態へ導きます。
さらに施術だけでなく、日常での手首の角度や使い方、セルフケアのアドバイスもあわせて行います。
「注射や薬に頼りたくない」「自然な方法で改善したい」という方におすすめできるアプローチです。
腱鞘炎は「使い過ぎだから仕方ない」と思われがちですが、実は身体のバランスや使い方のクセを見直すことで改善できることも多くあります。
つらい手首や親指の痛みでお悩みの方は、どうぞ一度ご相談ください。