インピンジメント症候群(肩が引っかかる)

インピンジメントとは英語で「衝突」という意味です。

インピンジメント症候群とは、肩を動かすときに肩の外側にある肩峰と呼ばれる場所と上腕骨の間で腱板(インナーマッスル)や肩峰下滑液包という組織が挟み込まれ衝突する状態をいいます。

また人によっては骨の変形(生まれつき・使いすぎ)により衝突が起こりやすい場合もあります。

腕を横から挙げていくと60〜120度の間で痛みが出る「ペインフルアークサイン」が特徴で、夜に強い痛みが出て眠れない「夜間痛」を伴うこともあります。

特にスポーツをしている方に多く見られ、野球や水泳、バレーボールなどのように腕を頭上に繰り返し使う競技で発症リスクが高まります。

放置すると可動域の制限や腱板断裂に発展することもあるため、早めの対処が大切です。

こんなお悩みはありませんか?

  • 投球時やアタック動作で肩が引っかかるように痛む
  • 練習後に肩がズキズキして夜眠れない
  • 腕を挙げると一定の角度で強い痛みが出る
  • トレーニングしても肩の動きが固くなり、改善しない
  • 肩を動かす時に関節から音が鳴る

放置するとどうなる?

インピンジメントは「肩そのもの」だけでなく、肩甲骨の動き・姿勢・下半身の動きの制限なども肩に影響を与えます。

特に夜間痛があるケースは治りにくく、そのまま放置したままにしていたり、練習の継続で悪化するリスクもあります。

症状が軽い場合でもパフォーマンスを維持・向上させるためには数週間〜数か月単位での計画的な施術が必要です。

「uroko」では初診時に運動をされる方であれば具体的な動き方やフォームの確認をします。その中で肩関節だけの問題なのか、その他の使い方に問題があるのかを調べていきます。

肩の状態にもよりますが最初の数回は週に1度の通院で施術を行い実際のスポーツの場面での痛み具合を確認しながら施術を行います。

「uroko」では一般の方からスポーツ選手まで幅広く対応できるよう、以下の3つの施術を行っています。

整体(筋肉・筋膜へのアプローチ)

肩の後方組織(インナーマッスル)や肩関節周辺の柔軟性を高め、挟み込みを防ぎます。スポーツ動作で硬くなりやすい筋肉を丁寧に調整することで、動きのしなやかさを取り戻します。

骨格矯正(動作とフォームの改善)

肩甲骨と上腕骨の連動や胸郭の動きを整え、正しい肩関節の軌道を取り戻します。これにより投球やスイミング動作などのフォーム改善につながり、再発予防にも効果的です。

メディセル(皮膚・皮下組織へのアプローチ)

筋膜や皮膚の癒着を改善し、血流や回復力を高めます。トレーニング後の疲労回復にも役立ち、選手のコンディショニングとしても好評です。

夜間痛がある方であれば就寝時のポジショニング指導やホームエクササイズの提案も行い、日常生活から競技動作まで幅広くサポートしていきます。