坐骨神経とは?場所や痛みの原因・負担を受けやすい部位を柔道整復師が解説|上野・稲荷町

みなさん、こんにちは!
上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。
今回は名前は聞いたことがあるけど、何となくしか知られていないであろう坐骨神経の雑学や知っておいて欲しい雑学についての話です。
みなさんは坐骨神経って聞いたことありますか?
名前くらいは1度は聞いたことあるのではないでしょうか?
しかし、

・坐骨神経はどこから、どこまでの神経のことなのか?
・なぜ坐骨神経痛を訴える人が多いのか?
・坐骨神経のどの辺が負担受けることが多いのか?
こういったことに関しては、知らない方が多いのではないでしょうか?
この記事を読むことで、坐骨神経についての理解が深まり明日以降、坐骨神経痛で悩む友人や同僚にドヤ顔出来ること間違いなし!
柔道整復師として業界歴18年の魚住が詳しく解説いたします。
目次
お尻や足の痛みに繋がる坐骨神経とは?

坐骨神経とは、そもそもどのあたりの神経のことを言うかご存知ですか?
ほとんどの方は、お尻から足にかけての神経だと思っているのではないでしょうか?
実はこれは半分正解、半分不正解です。
正解は坐骨神経のスタート(仙骨神経叢)は脊柱から始まり、腰や骨盤の間を抜けて走行していきます。
詳しい場所で言うと、脊髄から分岐した神経が腰椎の下部(椎間孔)と仙骨(骨盤)の裏側の仙骨孔と呼ばれる穴から出てくるのが始まりです(L4ーS3)

腰椎や仙骨(骨盤)裏側から出てきたにもかかわらず、1度骨盤の内側に入っていきます。
このまま骨盤の前側のほうに抜けていきそうですが、そこからまた行く先を変え、仙骨と腸骨の間にある大坐骨孔と言う穴を抜けて身体の後ろ側に戻ってきます。
そこから先は、みなさんの想像されるであろう場所を通っていきます。
お尻の梨状筋と言う筋肉の間を抜けて、お尻の下、太ももの裏へと流れていきます。
その後、膝の裏あたりまでまっすぐと進み、その先は「脛骨神経(けいこつ)と総腓骨神経(ひこつ)」と分岐していきます。
時々ふくらはぎがしびれると言う方で、坐骨神経痛だとおっしゃる方がいますが正確にはこれは坐骨神経のつながりである、脛骨神経痛と言う症状になります。(まぁ坐骨神経痛の方が一般的には伝わりやすいとは思いますが…^^;)
なぜ、坐骨神経が絞扼(負担)を受けやすいのか?
坐骨神経に問題が出やすいのは、いくつか理由があります。
その前に、そもそも神経痛が起こる理由から先にお伝えしておきますね。
神経は圧迫されたり、牽引される力に弱いとされています。
圧迫や牽引されるのは以下の理由が考えられます。

神経が圧迫・牽引を受ける理由
・硬くなった筋肉によって圧迫・牽引される。
・関節(腰椎や骨盤の位置異常)の動きが悪くなることで、神経の通り道が狭くなる。
・皮膚や皮下組織の滑りが悪くなる(滑走障害)
・炎症や浮腫により、局所的な水分量が多くなり、圧迫が加わる。
・複数の問題が同時に起こる。
坐骨神経が絞扼(負担)を受けやすい理由① 筋肉の問題

圧迫や原因になりやすい代表的な筋肉が2つあります。
1つは梨状筋(お尻の中央を横断する筋肉)、もう1つはハムストリング(太ももの裏側を走る大きな筋肉)です。
股関節の可動域が狭くなったり、太ももの裏側の筋肉が張って硬くなることで、その間を通る坐骨神経が直接圧迫や牽引がかかります。
また上記の筋肉だけでなく周囲の筋肉の緊張が強くなることで、それにつられて負担が増加するケースもあります。
その結果、しびれや痛み、不定愁訴などのいわゆる坐骨神経痛の症状を訴えることとなります。
坐骨神経が絞扼(負担)を受けやすい理由② 関節(骨の位置異常)の問題

冒頭でお話伝えしたように、坐骨神経は脊髄から出て背骨や骨盤の隙間を神経が通過していきます。
その際、神経の通り道である椎間孔や仙骨孔が狭くなることで、神経に圧迫や牽引がかかります。
では、なぜこの通り道が狭くなるのかと言うとデスクワークなどで腰が丸くなったり、普段から反り腰の姿勢で過ごすことで、骨の位置関係や周囲の筋肉の状態が変わるためです。

ようするに普段の過ごし方が大半の原因です^^;
短期間であれば大した問題ではありませんが、長期間そのような負荷がかかることで更に神経の通り道が狭くなったり、長い期間を経て骨自体の変形が起こります。
50・60代の方はご存じかもしれませんが、脊柱管狭窄症などは骨の変形や通り道が狭くなって起こる症状です。
その結果、骨や関節、周囲の筋肉などの緊張も強くなり、より症状が出やすい状態へと変化していってしまいます。
このように関節の位置異常も坐骨神経痛の原因になりえます。
坐骨神経が絞扼(負担)を受けやすい理由③ 皮膚や皮下組織の滑りの問題

こちらは、筋肉の問題と近しい所はあるのですが、筋肉より浅い所には、皮膚や皮下組織と呼ばれる組織があります。
表面が突っ張った位で、坐骨神経には関係がなさそうですが、ジャストサイズより小さい革ジャンを着ている自分を想像してみてください。
なんだか想像しただけでも、動きづらそうな感じがしませんか?
革ジャンであれば脱げば済む話ですがヒトの身体では、そうはいきません。
人間の皮膚や皮下組織は通常はたわみがあり、身体を動かす際には、適当に前後左右に滑りながら動いています。
しかし、長期間悪い姿勢でいたり、仕事やスポーツなどで負荷をかけ続けると次第に滑りが悪くなってしまいます。
その結果、癒着と言って組織同士が張り付いた状態が起こり、坐骨神経の滑りも止めてしまいます。(ちなみに神経も通常は周りの組織の間を滑走し動いています)
結果的に神経に圧迫や牽引が加わり、痛みを起こします。
坐骨神経が絞扼(負担)を受けやすい理由④ 炎症や浮腫などの水分によって圧迫される

こちらは坐骨神経痛においては頻度は多くありませんが、普段から運動の習慣がなく、全身がむくんでいる(水分の循環が停滞している)であると、常に神経が軽い圧迫を受けている状態になります。
その結果、痛みと言わずとも、なんとなく重い・だるいと言う不定愁訴と呼ばれる症状が起こりやすくなります。
また、炎症が続くと先ほどお話しした皮下組織やファシアと呼ばれる組織が繊維化すると言われています。
繊維化すると言う事は、結果的には滑りが悪くなり、滑走障害が起こって、痛みやしびれの原因となります。
以上が神経の圧迫・牽引が起こる代表的な理由です。
坐骨神経が影響を受けやすい場所

坐骨神経が影響を受けやすい場所
・腰椎や骨盤を出てすぐの所(椎間孔、仙骨孔)
・梨状筋の周辺
・坐骨結節の上側
・ハムストリングの間
などが代表的です。
これらは大きく分けると2つに分けられます。
1つ目の椎間孔や仙骨孔のような中枢に近い所の問題
2つ目は筋肉や皮下組織などの末梢の問題
なんとなく神経痛と言えば、腰が悪いと言うイメージはありませんか?
確かに最初にお話ししたように、神経が骨の間を通過していくところが狭くなり、痛みを引き起こすこともあります。
しかし意外と筋肉や皮下組織などの問題も多く見られるものです。
病院でレントゲンやMRIを撮ったが異常なし。しかし痛みがあるといったケースはほとんどがこれに該当するものと思われます。
坐骨神経とは?場所や痛みの原因・負担を受けやすい部位【まとめ】
坐骨神経とは
・脊柱から神経がスタートし腰椎や骨盤の間を通過している神経
・一度、骨盤内に入った後で方向転換し身体の後ろ側(お尻~太ももの裏側)を走行している
・筋肉・骨や関節の問題・皮膚や皮下組織・炎症や浮腫などの水分の問題などで負担を受ける
・坐骨神経の問題が起こりやすい場所があり、大きく分けると中枢での問題、末梢での問題に分けられる
以上が坐骨神経の特徴と坐骨神経痛が起こりやすい理由でした。
神経痛に関しての関連記事もありますのでぜひご覧ください。
坐骨神経痛でお悩みの方は上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareにご相談ください。
腰椎での問題なのか、末梢での問題なのか一緒に探していきましょう!
よくある質問
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坐骨神経はどこからどこまでの神経ですか?
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坐骨神経は腰椎下部(L4〜S3)と仙骨孔から始まります。
その後、骨盤内を通過した後に大坐骨孔から身体の後面に出て、お尻・太ももの裏を通り膝裏まで走行します。
その先は脛骨神経と総腓骨神経に分岐します。
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坐骨神経痛と腰痛はどう違うのですか?
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腰痛は主に腰部の筋肉・関節・椎間板などに由来する痛みです。
一方、坐骨神経痛は坐骨神経が圧迫・牽引されることでお尻から脚にかけてしびれや痛みが広がる状態を指します。
原因が腰(椎間孔の狭窄など)の場合も、お尻や太もも周りの筋肉(末梢)の場合もあります。
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病院でMRIを撮っても異常なしと言われたのに痛いのはなぜですか?
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MRIは骨・椎間板・脊柱管などの構造的な異常を捉えますが、筋肉の緊張、皮下組織の癒着、ファシアの滑走障害などはMRIでは映りにくい場合があります。
これらの末梢組織の問題が坐骨神経に影響していることは少なくありません。
病院で異常なしと言われたのに痛みが取れない理由についてこちらで詳しく解説しています。
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坐骨神経痛は自然に治りますか?
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軽度であれば安静や生活習慣の改善で症状が落ち着くこともあります。
ただし、長期間放置すると姿勢の悪化が固定化し、症状が慢性化・悪化するリスクがあります。
痛みやしびれが2週間以上続く場合は、専門家への相談をおすすめします。
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坐骨神経痛に効果的なセルフケアはありますか?
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梨状筋やハムストリングのストレッチは、筋肉による神経圧迫の緩和に役立つことがあります。
また、長時間同じ姿勢を続けないこと、デスクワーク時に腰が丸まらないよう意識することも重要です。
ただし、炎症が強い急性期は無理なストレッチが逆効果になることもあるため、施術者に相談しながら行うのが安心です。
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
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<資格>
柔道整復師(施術歴18年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています









