異常がないと言われた腰が痛む理由とは?業界歴18年の整体師が詳しく解説します

皆さんこんにちは。
上野・稲荷町の整体院uroko(ウロコ)の魚住です。
突然ですが皆さんは、こんな経験はありませんか?
・病院に行ってレントゲンやMRIを撮ったものの「特に異常はありませんね」と言われたが痛みは残る。
・痛くて動けないほどではないけれど、慢性的に腰痛が続いている。
実は、このような悩みを抱えて来院される方は、決して少なくありません。
腰痛の多くは、レントゲンやMRIなどの画像検査では映らないと言われています。
厚生労働省の発表でも、腰痛の8〜9割は原因が特定できない「非特異的腰痛」とされています。
それにも関わらず、日本人の身体の悩みで最も多いのが腰痛です。
では、なぜ「異常がない」と言われたはずの腰が痛むのかについてお伝えします。
今回は
・異常なしと言われた腰がなぜ痛む理由とは?
・そもそもヒトはなぜ痛みを感じるのか?
・その腰痛をどう考え、どう和らげていけば良いのか?
について、業界歴18年の柔道整復師の視点からお話ししていきます。
目次
腰痛は「画像」では判断できないことが多い

タイトルにもある通り、腰痛の多くは画像検査だけでは判断できません。
もちろん、急性の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、骨折や腫瘍など、明らかに画像に映る腰痛も存在します。
しかし、実際に悩んでいる多くの腰痛は、そういった明確な異常が見つからないケースです。
そのため病院では
・湿布
・痛み止め
・安静にして様子を見る
といった対応になることが少なくありません。
「異常はないと言われたけど、良くもならない」
ここで不安に思われる方も少なくないと思います。
筋肉・関節・皮下組織の問題は画像に映らない
では、なぜ画像に問題がなくても痛みが出るのでしょうか?
それは、人の痛みを感じるセンサー(侵害受容器)が、骨だけでなく、筋肉・関節・靭帯・皮下組織など、さまざまな組織に存在しているからです。
人が痛みを感じる大きな要因の一つが「酸素や血流の不足」です。
血流が低下すると、組織に十分な酸素が届かず、その状態を「危険」と判断して脳に信号が送られるため痛みを感じるようになります。
酸素や血流が不足する主な原因

ではなぜ血流不足が起こるのでしょうか?
血流不足が起こる理由には、以下のようなものがあります。
・筋肉や関節の動きが低下し、局所的に血流が滞っている。
・痛みによって交感神経が興奮し、血管が収縮して血流が滞っている。
・運動習慣が少なく、血管が拡張しづらい。
・ストレスが多く、交感神経が優位になりカラダが緊張している。
・組織の微細な損傷により発痛物質が出ている。
これらを日常生活に置き換えると、よりイメージしやすくなると思います。
日常生活に潜む腰痛の原因
・長時間のデスクワークで腰や股関節周りの筋肉や関節が固まって血流が悪くなっている。
・常に痛みを意識しながら動いている為、交感神経が優位になっている。
・仕事や人間関係のストレスが多く緊張しやすい。
・睡眠時間が十分に取れていないため副交感神経に切り替わらず血管が拡張しづらい。
・仕事やスポーツで身体を酷使して組織の損傷が起こっている。
いかがでしょうか?
ここまで日常生活に落とし込むと「急に自分にも当てはまるかも」と感じた方も多いのではないでしょうか。
これらの問題は、筋肉や関節、皮下組織といった画像では判断しにくい部分で起こります。
そのためレントゲンやMRIでは「異常なし」と言われても、痛みだけが残るのです。
簡単なカラダの実験をしてみましょう
ここで一つ、簡単なカラダの実験をしてみましょう。
まず立ち上がり、右手をお腹に、左手を腰の筋肉に当てます。
次に少し身体を前方に倒してみてください。
このとき背中側の筋肉が収縮するのを感じられると思います。
次に身体をまっすぐに戻すと、背中の筋肉が緩むのを感じます。
今度は身体を少し後ろに倒すと、今度は腹筋が収縮します。
このように、わずかな姿勢の変化だけでも筋肉は緊張します。
つまりデスクワークの方が猫背の姿勢で長時間過ごすと、腰や背中の筋肉は常に緊張したままになります。
この状態を1日7〜10時間続けていれば、血流が低下し、痛みが出るのも無理はありません。
これは腰痛だけでなく、肩こりや首の痛みにも共通しています。
腰痛を和らげるためにできること

では、どうすればこの状態を改善できるのでしょうか。先にポイントだけお伝えします。
・お風呂に浸かり副交感神経を優位にする
・家族や友人、趣味の時間を作りリラックスできる時間を作る
・整体やストレッチで筋肉を緩める
・仕事中の姿勢や環境を見直す
・無理のない運動習慣を作る
腰痛対策というと、「痛いところをどうにかする」ことに目が向きがちです。
しかし、全身の血流や自律神経の状態を整えることも、非常に重要な要素です。
局所と全身、両方にアプローチできるのが理想ですが、まずは自分ができそうなことから始めてみる事です。
腰痛に悩む方の多くが、自宅でのケアや対策の一歩目が踏み出せない方が非常に多いです。
日頃お風呂にゆっくり浸かる時間はありますか?
余暇の時間もスマホを触ってばかりで交感神経が常に興奮状態になっていませんか?
思い返せばいくつも、カラダに負担を掛けているな…という行動が思い出されるはずです。
小さな変化の積み重ねが、慢性的な腰痛改善への第一歩です。まずは出来る事初めてみませんか?
それを1つずつ減らすだけでも身体は少しずつ期待に応えてくれるはずです。
今回は腰痛の原因がなぜ画像に映らないのか?
ヒトはなぜ痛みを感じるのか?
どのように改善すれば良いのかについてお伝えしました。
痛みの原因は人それぞれですが、根本となる所は多くの人が同じです。
習慣が変えられない、変えるのは大変という気持ちも分かりますが、とにかく一歩踏み出す事です。
それが腰痛を変えるキッカケになるはずです。
局所的な問題についてはこちらで詳しく解説しています。
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
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<資格>
柔道整復師(施術歴18年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています








