急な腰痛。痛くなったらどこに行けば良い?迷った時の判断基準と選び方を業界歴18年の柔道整復師がお伝えします。

みなさんこんにちは!

上野・稲荷町の整体院urokoの魚住です。

ある日突然、「腰に痛みが…」

この症状は一体どこに行けば良いのだろう…?と迷われたことはありませんか。

腰痛になった際、私たちにはいくつかの選択肢が考えられます。

総合病院、整形外科、整骨院、接骨院、整体院、マッサージ。パっと思いつくだけでも、これだけの種類があります。

しかし、自分の今の症状が整形外科に行くべきなのか、それとも整骨院や整体院が良いのか、その判断を下すのはなかなか難しいものです。

そこで今日は、どういった症状の際に、どこの施術を受けに行けばいいのかについて業界歴18年の柔道整復師が詳しく解説していきたいと思います。

命に関わる危険信号「レッドフラッグ」

まず、最も大切な判断基準についてお伝えします。それはレッドフラッグと呼ばれるものです。

レッドフラッグとは危険信号を意味する言葉で、医療の現場では命に関わるような重篤な疾患を指します。

もし以下の項目に当てはまるような場合は、迷わず今すぐに総合病院や整形外科などの医療機関を受診してください。

・夜間や安静にしていても今まで感じたことがないような強い痛みがある場合。

・過去に癌の既往歴があり腰痛の症状が強い場合。

・腰痛と発熱や悪寒、全身の倦怠感、あるいは急激な体重減少が見られる場合。

・尿が出ないなどの排尿障害。

・両足のしびれ、脱力感がある場合。

・高齢者の方で転倒などの明らかな外傷がある場合。

これらは通常の腰痛とは異なるサインですので、まずは病院でしっかりと検査を受けていただく必要があります。

そこで検査の結果以上が無ければ、整骨院や整体院でも施術を受けることができます。

病院・整骨院・整体それぞれの特徴

病院や整形外科の特徴

レッドフラッグに該当しない場合でも、病院や整形外科へ行くべき明確な目的があります。

それはレントゲンやMRIによる検査、そして薬の処方です。

当然のことながら、病院以外で画像診断を行ったり、薬を出したりすることはできません。

そのため急性のヘルニア骨折の疑いがある場合は、必ず病院へ行く必要があります。

そこで医師の診断を受け、骨などに異常がないと判断されてから、整骨院や整体院を検討するのがスムーズな流れです。

ときどき「病院に行っても何もしてもらえない」とおっしゃる方もいますが、重篤な症状がないと除外されるだけでも有益な情報だと私は思います。

そのため必要な時は必ず総合病院や整形外科を受診するべきです。

また、ぎっくり腰などの急性の腰痛で強い炎症を起こしている場合には、病院で処方される抗炎症薬や鎮痛薬が非常に有効な場合もあります。

慢性的な腰痛に関しても、病院によってはリハビリ室で動きの改善を図ることもありますが、多くは湿布や鎮痛薬のみで様子を見るケースも多いように思います。

1つ懸念点があるとすると受付時間が比較的早いため、お仕事をされている方にとっては少し通いづらいという側面があります。

また大きな病院では待ち時間が読みづらいという所も気になる所ではあります。

金額に関しては腰痛に関してはおおよそ全ての症状において保険が適応されるかと思います。

治療内容によって、異なりますが保険適用の場合おおよそ数百円~5000円程度でしょうか?

MRI、レントゲン撮る撮らない、薬の量によって金額は大きく変わります。

整骨院や接骨院の特徴

整骨院や接骨院は、骨折の応急処置や腰の捻挫、筋肉の挫傷、打撲などの場合に健康保険を使って施術を受けることができます。

今回の腰痛で言えば、先ほどお伝えしたレッドフラッグに該当せず、なおかつ「いつ、どこで痛めたか」が明確な急性の症状が対象となります。

一方で、長年続いているような慢性的な腰痛については、保険適用にはなりません。

しかし近年では、慢性症状に対して自費施術で対応している整骨院も増えています。

それであれば慢性の症状でも施術を受けることが出来ます。

整骨院・接骨院は多くの方が来院されるため、オープンなスペースで施術が行われることが一般的です。

夜は遅くまで受付しているところも多いため、仕事帰りに通いやすく、保険適用の範囲であれば安価に抑えられるという点が特徴です。

保険適用であれば初診時を除いて、5~15分程度の施術を数百円で受けることが出来ます。

資格としては柔道整復師という資格を保持している施術者が担当します。

3~4年間養成校に通い国家試験に合格し免許を取得できます。

整体院の特徴

当然のことながら整体院も病院のようにレントゲンやMRIの撮影、薬の処方などはできません。

また、整骨院と違って急性の腰痛であっても健康保険の適用は出来ず、すべて自費施術となります。

その分、整体院は自費施術で、一人ひとりに対してしっかりと時間をかけて施術を行うところが多いのが特徴です。

その場の痛みを取るだけでなく、身体の歪みや、根本的な問題となっている箇所へのアプローチ、さらにはトレーニング指導まで踏み込むこともあります。

多くの整体院では、個室での施術を行う所が多いと思います。

費用はかかっても、プライベートな空間で自分の身体と丁寧に向き合って欲しいという方やカラダの悩みのが多い方には、非常に適した選択肢と言えます。

営業時間も遅くまで対応しているところが多く、ほとんどが予約制のため平日の仕事終わりや土日でも無理なく通えるという特徴があります。

資格としては民間資格でも始められるのが特徴です。しかし中には私のように柔道整復師、人によっては理学療法士、鍼灸師さんが運営されている整体院も存在します。

金額としてはピンキリですがおおよそ30分から60分の施術3000円~10000円程度の所が多いように思います。

まとめ

項目整形外科(病院)整骨院・接骨院整体院
主な目的「診断」と「治療」「急性のケガ」の処置「根本改善」と「予防」
できることレントゲン・MRI検査、診断、薬の処方、注射電気療法、マッサージ(手技)、骨折などの応急処置全身のバランス調整、姿勢矯正、根本原因への施術
スタッフ医師(国家資格)柔道整復師(国家資格)民間資格(有資格者が施術する所も)
健康保険適用される原因が明確な急性のみ適用(※1)適用されない(全額自費)
費用目安数百円〜数千円(3割負担)数百円〜(保険内) / 3千円〜(自費)5,000円〜10,000円前後
施術時間診察は5〜10分程度(待ち時間長め)5分〜15分程度(保険適応の場合)45分〜90分(じっくり丁寧)
通いやすさ平日の日中がメイン夜20時頃まで受付している所が多い完全予約制で夜遅くや土日も対応
こんな人に◎原因を特定したい、薬で痛みを抑えたい急に痛めた、保険内で安く通いたい根本から変えたい、丁寧に時間をかけて施術を受けたい

※1 保険適応は骨折の応急処置、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などの症状に限る。

※病院に関しては一部、理学療法に力を入れている所もあるのでその場合は上記の表の内容と異なる場合もあります。

ここまでをまとめると上記の表のようになります。

この表を眺めながら自分に合っている所はどこか当てはめてみてください。

腰痛になったとき、どこへ行くのが正解か?

それはあなたの今の状態や、何を優先したいかによって変わります。

もしあなたが、今の痛みの原因を根本から解決したい、あるいは病院で異常なしと言われたけれど痛みが続いている、という状況であれば整体院が力になれるはずです。

大切なのは、今の自分の身体が発しているサインを見逃さず、最適な場所を選ぶことです。

この記事が、あなたの病院や整骨院、整体院選びのお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴18年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています