出張続きで急に腰が痛くなった40代女性の施術例 上野・稲荷町の整体院urokoBodyCare

この記事でわかること

・出張続きの移動が腰痛を悪化させた原因(今回の症状に関して)

・反り腰タイプの腰痛に関わる主な筋肉(大腰筋・腰方形筋)の役割

・urokoBodyCareが毎回行っている「施術前の確認ステップ」の内容

・仙腸関節・胸椎への施術アプローチの実際

・組織損傷がなくても腰痛が起こる理由と予防のポイント

みなさん、こんにちは!

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

さて今回も腰痛の症例の紹介です。

今回紹介する症例は長距離の出張が続き、急に腰が痛くなってご来院されたケースです。

もともと軽い腰痛は常に持ってらっしゃったようですが、仕事での立て続けの移動により、症状が悪化し当院に駆け込まれました。

今回はこちらのケースの施術内容や施術の考え方について上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住が紹介していきます。

ご来院の方のデータ

・40代女性

・普段はデスクワークに従事

・普段は月に1〜2回程度の出張が2週間の間で4回ほど続いた。

・移動距離も長く、北海道~沖縄~北海道、そして最後に東京、翌日には地元に帰られると言う状態。

・普段ランニングやバレエを週に1回程度。

・肩こりや背中の張りは常に感じている。

・腰は時々痛くなる程度。

・来院時は痛くて動けないほどではないが、無理をすると、ぎっくり腰になりそうな感覚。

・腰を反らすと痛みが強くなる。

・痛みの場所は、骨盤の真上あたり。左側に痛み。

・今日の午後の仕事と明日の飛行機が不安でご来院。

・立位の姿勢を確認すると、腰椎が伸展気味。(反り腰傾向)

・仰向けに寝ると腰が反って辛い時もある。

・腰を反らせる時に背骨や仙骨の動きの可動域制限が著明。

・胸椎の伸展制限。骨盤の前後傾動作に制限。

・移動中の飛行機と普段の姿勢の影響か、腰の側方の筋肉が相当固い。

・うつ伏せで仙腸関節を圧迫したときに疼痛あり。

・熱感などは見られない。

・腰方形筋や胸腰筋膜の骨盤付着部あたりに硬結と圧痛。

・L3-4椎間関節に圧痛。

・トーマステストで大腰筋の短縮が見られる

・チェックとして腰方形筋や大腰筋を緩めた後に腰の伸展動作を確認すると痛みが軽減。

トーマステストとは

仰向けに寝た状態で片膝を胸に引き寄せたときに、もう一方の脚が浮き上がるかどうかで大腰筋などの股関節屈筋群の短縮(硬さ・柔軟性の低下)を評価・確認する方法です。

脚が浮き上がる場合、大腰筋が短縮している可能性があります。

身体のチェックをした所、もともとあった反り腰が普段以上に強くなる事で痛みが起こっている+背部や臀部が固くなる事で同一箇所に負荷が集中しているのでは?という感じでした。

実際に腰方形筋と大腰筋を緩めてみると腰の伸展動作がしやすくなっていたので、まずはそちらから施術を進めていく事にしました。

urokoBodyCare 腰痛施術の進め方 3ステップ図解

Step1 どんな動きで・何に悩んでいるかを確認する

まず「どの動きをしたときに痛みが出るか」「日常のどんな場面で困っているか」を 丁寧にお聞きします。

痛みの強さや場所だけでなく、生活習慣・仕事内容・過去のケガの経歴なども含めて 整理することで、カラダに何が起きているかの仮説を立てていきます。

Step2 その動きを制限している部位を特定する

次に、STEP 1で確認した「痛みの出る動き」を実際に行っていただきながら、 どこが動きを妨げているかを評価・確認します。

筋肉・関節・筋膜など複数の要因が絡み合っていることが多いため、 優先順位をつけながら問題の所在を絞り込んでいきます。

Step3 制限を取り除いて「痛みが変わるか」を確認してから施術に入る

特定した部位にアプローチしたとき、実際に痛みや動きが変化するかをその場で確認します。 

変化が出れば「そこが今回の主な問題」と判断し、本格的な施術に進みます。

変化が乏しければ別の要因を再検討します。 

この確認を省いて施術に入ると改善の確率が下がると考えているため、 毎回必ずこの手順を踏むようにしています。

今回の場合は反り腰を増強させているものとして

・大腰筋

・腰方形筋

・背中の硬さ

がまず考えられました。

大腰筋と言う筋肉は腰椎の前方に付着し、大腿骨に付着する筋肉です。

主な作用は股関節を持ち上げる(曲げる)作用ですが、腰椎を前弯させる働きもあります。

日頃から腰が反り気味な方は大腰筋は常に緊張している傾向があります。

また腰が反った状態が続くと必要以上に腰方形筋も緊張してしまいます。

また腰方形筋と大腰筋は隣接している筋肉です。

この2つの筋肉は、胸腰筋膜を介してつながっているため、お互いに影響を及ぼしている可能性があり、腸骨稜付近(骨盤の縁の部分)の硬さにも繋がっていたのではと推察されます。

胸腰筋膜とは

背中から腰・骨盤にかけて広がる厚い膜状の結合組織です。

大腰筋・腰方形筋・脊柱起立筋など複数の筋肉がこの膜を介して連結しており、一部の筋肉に緊張や硬さが生じると、膜でつながった周囲の筋肉にも影響が波及しやすい構造になっています。

反り腰に対しての施術① 腰方形筋と大腰筋

まずはこの二つの筋肉の問題を解消する所から始めました。

横向けになってもらい、腰方形筋、腸骨稜沿い、大臀筋、椎間関節のモビリゼーションなどを行い、ほぐしていきます。

これだけでも腰の側面の嫌な硬さが減ってきました。

更にこのまま腰の伸展を出さないように大腰筋のストレッチと抵抗運動を行います。

その後、腰の側面の硬さを確認すると施術前から比べると50%程度、動きやすくなったとのことでした。

ここで、1度座っていただいて腰を反らせた時の痛みを確認すると、最初の半分くらいまで痛みが低下していました。

反り腰に対しての施術② 背中の施術

次は背中の施術をしていきます。

最初に確認した時に、この方は背中が硬く胸椎が反りづらそうな状態でした。

こちらは出張の影響もあるかもしれませんが、恐らくは普段の姿勢や負荷の掛かり方によるものだと思われます。

背中から腰まで繋がる筋肉も背骨の際にある筋肉は、どちらもガチガチです。

この筋肉が緊張しすぎると、さらに反り腰が強調されてしまいます。

また胸椎からは自律神経も出ているので、こちらに施術を行うことで胸椎周囲の血流や可動性の改善を図ります

胸椎への刺激と周囲の筋肉をほぐして、再度動きをチェックすると更に痛みは低下し、残りが10~20%程度まで減ったとのことでした。

反り腰に対しての施術③ 仙腸関節や胸椎の矯正

ここまでで筋肉や皮下組織の問題などは大分クリアになったように思います。

最後に残るのが、仙腸関節という骨盤の関節です。

またこの時に合わせて胸椎の動きも調整していきます。

私はカイロドクターの山根悟先生の元でカイロプラティックの矯正技術を10年以上学んできました。

今でも毎月、山根先生のセミナーに参加し、矯正や施術の技術をチェックしていただいております。

ゆっくり動かす関節調整もありますが、症状に応じてランバーロールという施術を取り入れています。

この手技は、瞬間的に関節に圧を加えて関節の滑りや動きを取り戻す方法です。

カイロプラティックの矯正技術を用いて最後に骨盤と胸椎の調整を行い、動きを確認していただいた所、大分動きやすくなり院内で動く分には痛み無しとのことでした。

ランバーロールとは

横向きに寝た状態で骨盤と体幹を逆方向に軽くひねるようにして、腰椎や仙腸関節に瞬間的な圧をかけるカイロプラクティックの矯正手技です。

関節の滑りや可動性を取り戻すことを目的としており、施術時に「ポキッ」という音(キャビテーション音)が鳴ることがあります。

これは関節内の気泡が弾ける音であり、骨が鳴っているわけではありません。痛みを伴う手技ではありませんのでご安心ください。

今回は出張続きの方の腰痛の施術でした。

最初の見立て通り、

・反り腰に方向に誘導する筋肉が疲労や緊張し、普段以上に反り腰が強くなったこと。

・骨盤や胸椎の動きが悪くなり、上記の部位への負荷を高めてしまったことが原因の腰痛。

だったように思われます。

今回のように組織を損傷していなくても、腰痛になるケースは非常に多く存在します。

しかし元々が掛かっていない所に出ることは少なく、日頃から負荷が過剰に掛かっている所に腰痛は起こりやすいです。

だからこそ日頃からセルフケアを行い、負荷を減らしておくことで今回のようなぎっくり腰になりそうな感覚まで悪化させる前の予防が重要です。

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareでは施術中や施術後にお身体の負担が掛かっていた場所を見つけ、ご来院の方にエクササイズと共にお伝えしています。

負荷の掛かりやすい場所は頻繁に変わるものではありません。

自分の弱い所を知っておくだけでも腰痛をリスクを大きく軽減できると私は考えています。

反り腰でお悩みの方はぜひurokoBodyCareまでお気軽にご相談ください。

反り腰に関しては、こちらの記事も合わせてご覧ください。

反り腰の特徴やタイプ別にまとめてあります。

反り腰のタイプ別チェックと改善法 腰痛・姿勢の原因を上野・稲荷町の柔道整復師が解説

整体院 urokoBodyCare|上野で腰痛・肩こりで整体をお探しの方はurokoへ

出張続きで腰痛が急に悪化するのはなぜですか?

長時間の移動では、座り続けることで腰椎周囲の筋肉が収縮した状態で固まりやすくなります。

もともと腰に負担の掛かっている方は、この状態が積み重なると普段以上に腰への負荷が増し、急性の腰痛につながることがあります。

反り腰と腰痛はどのような関係がありますか?

反り腰では腰椎が過度に前弯し、背骨の後ろ側にある椎間関節や仙腸関節に集中的な負荷がかかります。

また大腰筋・腰方形筋が常に緊張状態になることで、わずかなきっかけで痛みが出やすくなります。

urokoBodyCareではどのように施術の方針を決めているのですか?

まず「どの動きで痛みが出るか」を丁寧に確認し、次にその動きを制限している部位を評価・確認します。

実際にアプローチして痛みの変化を確かめてから、本格的な施術に入るようにしております。

仙腸関節の痛みは整体で改善できますか?

仙腸関節の動きの制限が痛みの原因となっているケースでは、関節の可動性を取り戻す施術によって症状が緩和することがあります。

ただし炎症が強い状態や、骨・神経の損傷が疑われるケースは医療機関との併用が必要です。

1回の施術でどの程度改善が期待できますか?

組織の損傷がなく、筋肉の緊張や関節の動きの制限が主な原因であれば、初回から動きやすさや痛みの軽減を感じていただけるケースが多くあります。

ただし個人差があり、回数を重ねることで安定した状態を維持しやすくなります。

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴18年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています