肩甲骨は上野駅?肩甲骨のことを知って欲しくて書いたブログ
皆さんこんにちは。
上野・稲荷町にあります、ボディケア整体院urokoの魚住です。
今朝は昨日たまたま知り合った下谷神社近くのワッフル屋さん「fwaffle!」さんに行ってきました。
親しみやすい女性オーナーさんが経営されているお店で、保存料や着色料は使わずシンプルで美味しいワッフルを作るというコンセプトのお店です。
コーヒーもお店の為に特別に焙煎してもらったものだそうで、こだわりを感じました!
お近くにいらした時はぜひ行ってみてください。

さて今日は、肩や首の不調、姿勢の乱れ、肩の動きに関わる「肩甲骨の働き」についてお話しします。
ちまたのもみほぐし屋さんでもよく耳にする肩甲骨や肩甲骨はがし、果たしてこの肩甲骨をはがすことで何が起こるのか?
またそもそも肩甲骨はどんな役割や機能があるのか?
など肩甲骨について深堀りしていこうと思います。
目次
肩甲骨について知ろう!
肩甲骨は浮いている?
通常、骨と骨は関節でつながり、お互いを支え合っていますが、肩甲骨は少し特殊な構造をしています。
肩甲骨は背中の上側、第2〜第7肋骨あたりに浮かぶように存在する骨で、体幹(胸郭)とは直接関節で結合していません。
つまり、筋肉によってのみ支えられている「浮遊骨」なのです。

この浮遊性こそが肩甲骨の大きな特徴であり、腕を大きく動かしたり、柔軟に腕を操作するためのカギになっています。
ボールを投げたり、水泳のクロールで腕を大きく回したりできるのも、肩甲骨が背中でしなやかに動くからこそなのです。
逆に、肩甲骨が固まって動かなくなると、肩関節そのものの可動域が大きく制限されてしまいます。
つまり、肩甲骨の動きが悪い=肩の動きも悪い、肩の張りやコリも出やすいということです。
肩甲骨には17の筋肉がついている
タイトルの通り肩甲骨には、17種類の筋肉が付着しています。
首・背中・腕・肋骨など、身体のあらゆる方向と連携していて、
ターミナル駅のように多方向から筋肉が集まってきて支えられています。

代表的な筋肉を挙げると:
・僧帽筋・肩甲挙筋(首と肩と肩甲骨をつなぐ)
・大菱形筋・小菱形筋(背骨と肩甲骨をつなぐ)
・棘上筋・棘下筋・小円筋・大円筋(腕と肩甲骨をつなぐ)
・前鋸筋(肋骨と肩甲骨をつなぐ)
・広背筋(腰から腕をつなぐ)
このように、肩甲骨は上半身の筋肉の中継点になっているのです。
そのため肩甲骨が動かなくなると、17個分の筋肉が機能しづらくなり、首・背中・腕・腰などあらゆる部位に影響が出ます。
なぜ肩甲骨が硬くなると腕が上がりづらくなるのか?
肩甲骨が動かないと腕の上がり方が悪くなる理由は、筋肉の連携不良にあります。
本来、肩を動かすときは2対1の割合で上腕骨と肩甲骨の関節が動きます。
その際には複数の筋肉が連携して、絶妙なバランスで肩甲骨、上腕骨、胸椎などを引っ張る、緩ませることでスムーズに動きます。

ところが、
・長時間のデスクワーク
・猫背やスマホ姿勢
・スポーツでのオーバーユース
・運動不足による筋力低下
などが重なると筋肉の一部が固まり、サボりはじめます。
そうすることで肩関節の連携が取れなくなり、肩甲骨が動かない→肩が痛む、肩が上がらないという悪循環に陥ります。
そこから更に肩甲骨の可動域が狭くなると、
「肩を回すとゴリゴリ鳴る」「背中が重い」などの不快感が出る方もいます。

引っ掛かる時の音に関しては関節内で「気泡がはじけた時の音」か「筋肉や腱が骨の出っ張りを乗り越える時の音」です。
肩甲骨を動かす=全身を整える
ここからは関節の動き以外の肩甲骨が動くメリットです。
実は肩甲骨を動かすことは、肩が動きやすくなるだけではありません。
いくつかお伝えします。
① 血流とリンパの流れを促す
肩甲骨の前側には、鎖骨下動脈・リンパ節などの重要な循環経路が集中しています。
鎖骨下動脈は鎖骨の下側を走行する動脈で脳や腕まわりの血管に繋がっています。
ここの流れが悪くなることで、腕のだるさ、重さ、腕の冷たい感じ、しびれ、頭がぼーっとするなどの症状に繋がることがあります。

左のリンパ節は下半身と左上半身のリンパが集まってくるため、肩甲骨や周辺が動かなくなると全身のリンパの流れも停滞してします。
リンパが流れないことで浮腫み、ダルさ、肌荒れなどの症状にも繋がります。
肩甲骨を動かし、背中、肩、首周りの筋肉が働きだすことで、周囲の筋肉がポンプのように働き、
首〜肩〜背中〜腕にかけての血流とリンパの流れがスムーズになります。
その結果、
・肩こり・首こりの軽減
・背中のハリの緩和
・冷えやむくみの改善
・疲労回復の促進
といった効果が期待できます。
② 姿勢が整う
肩甲骨は、姿勢が良い人は背骨の横に位置しています。(理想は背骨と肩甲骨の間は指3本分入るくらいです。)
しかしデスクワークやスマホ操作が多いと、肩甲骨が外に開いたまま固まり、頭が前に出て背中が丸くなるいわゆる「猫背姿勢」になります。
この状態では常に首・肩の筋肉に負担がかかり、慢性的なこりの原因に…

肩甲骨を寄せる・下げるといった動きを意識的に行うことで、
肩甲骨が正しい位置に戻り、自然と胸が開き、背骨がまっすぐに立ちやすくなります。
結果的に、モデルさんのように姿勢が整い、見た目の印象までスッと若々しくなるのです。

姿勢が良いだけで本当に若く見えるしカッコ良いですよね!めざせ有村架純!
③ 体幹と連動して動けるようになる
スポーツや日常動作において、しなやかに動く人とぎこちない人の差は、肩甲骨にあります。
肩甲骨が硬いと体幹と腕の動きが連動せずに孤立してしまい、体幹や下半身の力がうまく伝わりません。
肩甲骨がスムーズに動くことで、体幹から腕へと力が自然に流れるようになり、パフォーマンスの向上や、ケガをしにくい身体が作れます。
この肩甲骨の動きは、野球の投球やゴルフのスイング、テニス、バドミントン、水泳などあらゆるスポーツにおいて重要です。
セルフチェックと簡単エクササイズ
セルフチェック方法
両肘を身体の前で合わせます。(手のひらは合わせるように)
そのまま両肘と手のひらは離さずに肘が鼻の高さまで上げられれば合格です。
このときに肘が離れてしまう。鼻の高さまで上がらない。背中や肩が痛い。
という方は肩甲骨の動きが制限されているサインです。
簡単なケア方法
肩を前後に10回ゆっくり回す
指先で鎖骨の外側を触りながら、肩を大きく回す。

ポイントとしては指先を鎖骨から離さないこと。
肘の先にカメラがついていて、カメラで360°余すことなく映像を取るイメージで、ゆっくり出来るだけ大きく回すことです。
前まわし、後ろまわしで10回ずつ行いましょう。
肩甲骨を内側に寄せる体操
ベッドに仰向けか、壁に頭、背中、腰をつけた状態で肩、肘を90°に曲げる。
そのまま身体と腕をベッドから離さないようにしながら、肘の高さが耳の横から体側に付くくらいの所までゆっくり大きく動かす。

このときベッドや壁から離さないのは大前提で、身体の側面に肘を付けるときに肩甲骨も内側(背骨に)寄せるイメージで行うとGoodです!
注意:どちらの体操も強い痛みや違和感がある場合は中止してください。
肩甲骨まとめ
・肩甲骨は、筋肉で支えられた浮かぶ骨
・17の筋肉が連携して肩甲骨や肩の動きを生み出している
・固まると、肩・首・背中の不調や腕の不調や頭痛などにも影響
・動かすことで、血流やリンパの流れを正常にして・姿勢を正す効果も期待できる
肩甲骨は、様々な筋肉のターミナル駅、中心的な存在です。
硬くなる前に、少しずつ動かす習慣をつけていきましょう。

硬くなってからだと、ストレッチや体操がツラくて続かない方が多い気がします。だから気になったらすぐ始めるが大事です!
肩の重さや背中の張りが続く方は、
まずは1か月だまされたと思って、先ほどご紹介した運動を続けてみてください。
真剣にやり続ければ、少しずつ肩甲骨が動く感覚や身体の重さ、ダルさが解消する感覚が得られるのでは?と思います。
また日々の運動は出来ないという方は上野・稲荷町にありますボディケア・整体院「uroko」へとご相談ください。

まずはお問い合わせだけでも結構です!
気になる事をLINEまでメッセージください。相談の費用はかかりません。
肩甲骨を動かす施術の中でも肩甲骨の外側や前側は触らずに終わってしまう所もあります。
ぜひ一度施術を受けていただいて、urokoの肩甲骨はがしも体感していただきたいです!
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
 - 
<資格>
柔道整復師(施術歴18年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています 
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