手足の冷えが変わらない理由とは?末梢血管・鉄分・自律神経から徹底解説【前編】

この記事でわかること
・手足が冷える主な原因(末梢血管・鉄分不足・自律神経)
・冷えが慢性痛や血管リスクと関連するメカニズム
・食事・運動・ストレスケアで冷え体質を変える方法
・整体が冷え改善につながる理由
みなさんこんにちは!
上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。
さて今日のテーマは冷えについてのお話です。
秋から冬にかけて、また春先の肌寒い時、手足の冷えに悩まれる方も非常に多いのでは無いでしょうか?
特に女性は冷えに悩まれる方も非常に多く、朝ベッドから出られない、夜に手足が冷たくて寝られない。
そんな方々の悩みの解消になるように、柔道整復師として施術歴18年のurokoBodyCareの魚住が解説していきます。
目次
なぜ冷えは起こるのか?手足が冷える3つの原因

冬になると手足が冷える、布団に入ってもなかなか温まらない…アナタもそんな悩みを抱えていませんか?

冬の朝は本当に辛いですよね…出るのをためらって二度寝してしまう…あるあるです。
特に40代以降は、女性のカラダはホルモンバランスの変化などの影響もあって血流や代謝が変化し、冷えやすくなります。
「末端が冷たいのは仕方がない」と諦めている方も多いかもしれませんが、冷えは単なる不快感に留まらず、血管や心臓、脳にも影響を与える可能性があります。
手足が冷える3つの原因① 末梢血管の収縮

手や足の冷えは、多くの場合「末梢血管の収縮」によって起こります。
寒さを感じると、交感神経が興奮し身体は熱を逃がさないように血管をギュッと収縮させ、皮膚温が下がります。
これによって手足は冷たく感じますが、カラダの中心の体温はある程度維持することが出来ます。
身体の機能を維持するためには、生命維持に必要な部分が優先されるため、末端は冷えるようになってしまいます。
手足が冷える3つの原因② 鉄分不足
普段から貧血や鉄分が不足している場合、深部体温が上がりにくくなることがあります。

Brigham & Beard(1996)のレビューによると、健康な人は寒い環境でも筋肉や内臓で熱を作ることができますが、鉄不足のある人はその作用が十分に働かず、直腸温(深部温度)が上がりにくいことがわかっています。
また、鉄不足は甲状腺ホルモンの働きも抑制するため、酸素の運搬だけでなく基礎代謝自体も下がり、体温上昇がさらに妨げられます。
これらはすべて、身体が寒さから自分を守ろうとして起こる反応ですが、慢性的になると「冷え体質」が固定化されてしまいます。

女性の方で汗をかかないっていう人もいますよね。
あれは日頃から体温が低く、身体が熱を逃がさないようにするために、発汗が抑えられている可能性があります。
60年前と今を比較すると平均体温が0.4度も低下しているという調べもあるくらい、現代人は熱を作り出すことが苦手になっています。(Yoshihara T. et al. (2021))
手足が冷える3つの原因③ 心理状態

冷えは身体だけの問題ではありません。
実は心理的な不安やストレスも、寒さに対する反応を強めます。
先ほども少しお話しましたが、交感神経が過剰に働くことで血管が収縮し、熱を逃がさないようにします。
常にカラダが緊張状態にある人は、血管が広がらず、末端の冷えを感じやすくなるのです。
「手先が冷たくて仕事に集中できない」「布団に入っても温まらない」と感じる方は、心理的な緊張も影響している可能性があります。
冷え体質を改善するために必要なことは?
冷え体質を改善するために必要なこと① 筋トレ・有酸素運動
夢が無いことを言ってしまうかもしれませんが、深部体温を上げる最も確実な方法は、筋肉を動かすことです。
有酸素運動や筋トレなどで筋肉を使うと、身体はエネルギー代謝を高め、その過程で熱を生みます。
熱が血液を通して全身に巡ることで、末端の冷えも緩和されやすくなります。

さらに言うと深部体温が高い人ほど、有酸素運動を継続すると手足の冷えが解消されやすいことが報告されています。
逆に寝たきりや活動量が少ない方は、血管内皮の機能低下や筋肉量減少により、末端が冷えやすくなるのです。
冷え体質を改善するために必要なこと② 食べ物でカラダの内側から温める
運動しなければ、体温が上がらないのか?と言うとそうでもなく食べ物を摂取することで体温を上げる事も可能です。
身体の内側から温める食材として有名なのが「生姜」です。
生姜にはジンゲロールやショウガオールといった成分が含まれ、血流や体温を上げる効果が報告されています。

Sugimoto et al.(2018)の研究では、プラセボ飲料と生姜飲料を飲んだ場合の手のひら温度を比較したところ、
プラセボでは10分程度で温度が低下しましたが、生姜飲料では20分後から温度が上昇し、40分まで効果が持続したとされています。

業務スーパーの姜葱醤(ジャンツォンジャン)ってご存じですか?
何にかけても美味しく、生姜が強く感じられてリピートしています
少量でも飲料として摂取することで、身体の内側からじんわり温まる感覚が得られます。
ただし、個人差があるため、必ずしもすべての人に同じ効果があるわけではありません。
冷え体質を改善するために必要なこと③ ストレスを溜めない

この手の話が出ると「またストレスを溜めるなという話かよ」と思われてしまいそうですが、ストレスが過剰になると交感神経が興奮しやすくなり、血管は収縮しっぱなしです。

話すだけでも楽になることもありますよね!
身体のお悩みから、雑談まで色々と話しましょう!
この時に少しでもお風呂に浸かってゆっくりしたり、美味しい物を食べたり、友人と何気ない会話で盛り上がったり、少しでも副交感神経が優位になれば手先、足先の冷えは感じなくなるはずです。
友達と笑いあっている時は足の冷えの事は忘れていますよね?
楽しいこと・嬉しいことを日常に増やせると良いですね!
冷え症に対して整体を行う事で期待できる効果は?
少しだけ整体と冷えの解消についてお話させてください。
先ほど冷えの原因として末梢血管の収縮という話がありました。
特にカラダが冷えやすいのは手先・足先などの末端が多いです。
我々は施術で筋肉量を増やすことは出来ません。
ただし整体を通して筋肉を使いやすい状態にすることは出来ます。

ただでさえ筋肉量が落ちている方が、筋肉が固まっていたのでは、力が最大限発揮することが出来ません。
整体やメディセルで筋肉が動きやすい状態を作り、末梢の血管が広がれば、熱を作りやすくなります。
また背骨の中を神経が通過していくのですが、背骨や関節の動きが悪くなることで中を通る神経の伝達も悪くなります。
そうなると交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わりにくくもなるので、交感神経のスイッチが入ったまま切り替わりにくい…という状況になり体調を崩す原因にもなります。

自覚されている方は少ないですが、多くの方は背中が硬く胸椎のしなりが無くなっています。
その際に整体やメディセルで脊柱の動きをつけたり、周囲の筋肉の状態が変わるだけで自律神経が働きやすくなり、冷えにくいカラダ作りの手助けが出来ます。
「施術を受けた日は眠りが深かった」という声もしばしばいただきますが、施術を受けることで筋肉が緩み、背骨が動きやすくなります。
その結果、副交感神経にスイッチが切り替わりやすくなり、眠りも深くなるという現象が起きます。
メディセルの効果やどういった施術なのか?をこちらの記事で解説しています。
番外編・冷えと血管の関係

食生活や生活習慣の乱れは、冷えだけでなく血管の健康にも影響します。
特に40代以降、気をつけたいのがアテローム性動脈硬化です。
これは動脈の内側に脂肪やコレステロールが溜まり、血管が詰まりやすくなる状態です。
悪玉コレステロール(LDL)が酸化すると、身体はこれを異物と判断して炎症が起こります。
その結果、血管内にプラークができ、血栓が形成されやすくなります。
放置すると心筋梗塞や脳卒中のリスクが2〜3倍になることもあり、冷えや血流の低下と無関係ではありません。
手足の冷えが変わらない理由とは?末梢血管・鉄分・自律神経から徹底解説【前編】まとめ

・手足の冷えは末端血管の収縮だけではなく、深部体温の低下が関係している
・鉄不足や甲状腺ホルモンの低下、心理的な不安も冷えを強める
・生姜などの食品は少量でも持続的な温熱効果あり
・筋肉を動かすことが確実な深部体温を上げる方法
・加齢や生活習慣病が血管の健康に影響し、冷えを悪化させる可能性がある
次回は冷えに対する【後編】では、具体的な食事・運動・入浴・生活習慣で、深部体温を上げて冷えを解消する方法を詳しくご紹介します。
末梢血管に血流が行かないことで、冷えも感じるようになりますが、そういった方はカラダの痛みや不調も感じやすくなってしまいます。

元々末端に血流が行かなければ、組織に酸素が行きわたらず、発痛物質が出現し痛みを感じるようになります。
そうなれば更に交感神経に刺激が入り、血管が収縮する。という悪循環になっていきます。
慢性痛を抱えている方は、冷えを解消することがカラダの悩みを解消するためにも必要な事なのです。
カラダの冷え解消については上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareにご相談ください。
相談は無料ですので、お気軽に下記ボタンよりご連絡ください。
よくある質問
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手足が冷えるのはなぜですか?
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寒さを感じると交感神経が働き、末梢血管が収縮して手先・足先への血流が減るためです。
鉄分不足や慢性的なストレスが重なると、より冷えやすくなります。
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冷え体質は改善できますか?
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筋トレや有酸素運動で深部体温を上げること、生姜などの食事、ストレスを減らす生活習慣の見直しが有効です。
整体で自律神経のバランスを整えることも冷えにくいカラダ作りに繋がります。
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冷えと腰痛・肩こりは関係ありますか?
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関係があります。
末端への血流が不足すると組織に酸素が届かず、発痛物質が生じて痛みが起こりやすくなります。
冷えを改善することが慢性的な痛みの緩和にも役立ちます。
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生姜は冷えに本当に効きますか?
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生姜に含まれるジンゲロールやショウガオールは血流を促進する働きが報告されています。
飲料として少量摂取するだけでも持続的な温熱効果が期待できます。
ただし個人差があります。
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整体を受けると冷えが改善されることはありますか?
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整体で筋肉をほぐし脊柱の動きを改善すると、自律神経の切り替えがスムーズになり末梢血管が広がりやすくなります。
施術後に眠りが深くなると感じる方が多いのも、副交感神経が優位になるためです。
【引用文献】
Yoshihara T, Zaitsu M, Ito K, et al. Statistical Analysis of the Axillary Temperatures Measured by a Predictive Electronic Thermometer in Healthy Japanese Adults.
Int J Environ Res Public Health. 2021;18(10):5096. doi:10.3390/ijerph18105096 — PMID: 34065809
Sugimoto S, Nakamura T, Takeichi Y, et al. Hyperthermic Effect of Ginger (Zingiber officinale) Extract-Containing Beverage on Peripheral Skin Surface Temperature in Women.
Evid Based Complement Alternat Med. 2018;2018:3207623. doi:10.1155/2018/3207623 — PMID: 30402121
Brigham DE, Beard JL. Iron and thermoregulation: a review.
Crit Rev Food Sci Nutr. 1996;36(8):747–763. doi:10.1080/10408399609527748 — PMID: 8989508
Lukaski HC, Hall CB, Nielsen FH. Thermogenesis and thermoregulatory function of iron-deficient women without anemia.
Aviat Space Environ Med. 1990;61(10):913–920. — PMID: 2241732
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
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<資格>
柔道整復師(施術歴19年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています









