椎間板ヘルニア=痛みじゃない!? 正しい見極めの重要性

ヘルニアの“発見”は珍しくない
椎間板ヘルニアと聞くと、多くの方が「それが腰痛の原因だ」と考えがちです。
しかし、2015年にアメリカで行われた調査によると、腰痛症状がない3,110名にCTやMRI検査を行ったところ、
- 20代で 約30%
- 80代では 約84%
の方に椎間板の突出が見られた、という結果が出ています。
つまり、「ヘルニアの所見がある=必ず腰痛がある」というわけではないのです。
なぜ「ヘルニア=痛み」ではないのか
椎間板の突出(ヘルニア)があっても、それが神経や周囲の組織に影響していなければ、痛みは出ません。
一方で、突出が小さくても神経に触れたり炎症が起きている場合は、強い痛みやしびれが出ることがあります。
つまり、画像検査だけで「痛みの原因はこれ」と断定するのは難しく、症状の出方や動作時の反応を含めた総合的な判断が重要なのです。
不安を煽られすぎないことが大切
病院で「ヘルニアがあります」と言われると、それだけで大きな不安を感じてしまう方も多いでしょう。
しかし、その診断が必ずしも「すぐ手術」や「長期の安静」を意味するわけではありません。
痛みの原因が本当にヘルニアなのか、あるいは他の関節や筋肉の問題なのかを見極め、必要な治療や生活改善を選択することが大切です。
当院での見方とアプローチ

当院では、画像の情報だけに頼らず、問診や動作チェックを通じて痛みの本当の原因を探ります。
腰だけでなく、股関節や背中の動き、筋肉の張り、姿勢のバランスなどを含めて評価し、
- 整体
- 骨格矯正
- メディセルによる皮膚・皮下組織へのアプローチ
を組み合わせ、症状や原因に合わせた施術を行います。
椎間板ヘルニアは、必ずしも痛みの直接原因ではありません。
正しい見極めと適切な対応によって、手術をせずに改善できるケースも多くあります。
「診断=絶望」ではなく、「診断=スタート」と捉え、自分に合った改善方法を見つけましょう。
この記事を書いた人

- uroko BodyCare院長
-
<資格>
柔道整復師(施術歴18年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています
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