腰はなぜ痛くなるのか?その原因と慢性化しやすい訳とは?

皆さんこんにちは!

上野・浅草エリアにありますボディケア・整体「uroko」の魚住です。 

突然ですが、あなたはこんなお悩みはありませんか?

・腰痛が慢性化して症状を繰り返している。

・腰が痛くなるのが怖くて、無理しないように生活している。

・常に動き出しの時の腰の痛みを感じている。

このような症状がある方は腰痛の根本となる原因が取り切れていない可能性があるかもしれません。

私は整骨院で18年以上の施術歴とのべ3万人以上の方を施術してきました。

この記事を読むことで腰痛の4つの原因と腰痛が慢性化してしまう理由を知ることが出来ます。

デスクワーク中も腰がつらい…という方も多いのでは?

まずは腰痛の前提条件のおさらいです。

厚労省の2024年度の「国民生活調査」で腰痛が国民の自覚する症状の第一位に輝きました。

それだけ多くの国民が悩んでいるのが腰痛ですが、手術適応でない限りは病院でもいまだに「湿布」「ロキソニン」、「安静」の三種の神器に頼ることが多いように思います。

それにも理由があり、日本での腰痛に関しては今でも8~9割の腰痛は原因がわからないとされています。(厚生労働省の資料 DK_安全衛生対策2013より)

https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/shakai_d.pdf?utm_source=chatgpt.com

命に係わるものでないため研究がなかなか進みづらい分野であることも理由にあげられます。

しかし、国民が悩み第一位の腰痛ですから、近年少しずつ原因も解明されてきました。

その辺りを以下でお伝えします。

このような症状はありませんか?

冒頭でもお話しましたが、腰痛の方には以下のような特徴があります。

・腰が常に重い・だるい

・ピンポイントで刺すような痛みがある

・椅子から立ちあがったり、動き始めの痛みがある

・朝一が痛みがあり動きづらい

・常にコルセットをしていないと不安な感じがする

腰痛の方はこのような症状を訴えることが非常に多いです。

あなたも当てはまる症状はありませんか?

腰痛の4つのタイプ

次に腰痛の根本の原因となる部位について解説していきます。

冒頭で腰痛の原因の8~9割は原因が不明であるというお話をしたので、矛盾を感じていらっしゃる方もいるかと思います。

分類していないのは、あくまでも論文・研究での話です。また全く同じ状態の方がいない為、比較ができない所も論文研究の難しさのようです。

整形外科・運動器疾患を研究している先生や私の師匠であるカイロドクターの山根悟先生は腰痛のタイプを大きく4つに分類しています。

1.椎間関節
2.仙腸関節
3.筋・筋膜(皮膚・皮下組織を含む)
4.椎間板

以上4つに分類できるとしています。

しかし腰痛に限らずですが、1つの部分に原因があって痛みが出る場合。

複数の問題が絡み合い痛みが出る場合があるので、見極めは重要になります。

ただし腰痛の性質が分かればセルフケアで対処することも出来るようになります。

そのため自分がどのタイプの腰痛なのかを知っておくことは非常に重要です。

腰痛をここからは4つの分類に対して、それらの特徴や対処方法をお伝えします。

椎間関節性腰痛

そもそも椎間関節とはどこにあるのでしょうか?

脊柱は積み木のように骨が重なり、また骨と骨の間には椎間板と呼ばれるクッション材があります。

の積み木の両サイドには椎間関節と呼ばれる小さな関節があります。

この関節があることで、腰椎の安定性が高まり、また前後や左右に動かす時のガイドとなり動きをサポートします。

ちなみに腰椎の関節は縦についており腰を前後に曲げる事は得意ですが、腰を左右に捻る事は関節の形状的に苦手な構造です。

逆に胸椎は捻るのが得意な構造になっているので腰を大きく捻る運動は胸椎と股関節が機能することで動かすことが可能となっています。

スポーツなどで股関節や胸椎が硬い人はそれだけでも腰に負担がかかりやすくなっているので、当てはまる方は要注意です。

この椎間関節の周りには関節包と呼ばれる袋があり、この関節包の滑膜と呼ばれる部分に痛みセンサーが付いています。この場所の動きがなくなったり、滑りが悪くなった時に痛みを感じるようになっています。

原因としてはデスクワークや仕事、日常生活などで繰り返しの負荷がかかり続けて問題が起こるケースがほとんどです。

多くの方は関節が圧縮されて関節の滑りが悪くなってしまう事が多いです。

この部分に対しては直接、関節の調整を行ったり、関節に対して指を当てて揺らしながら動きを取り戻すという手技を行っています。

関節が動くようになることで悩みが緩和されることも多いです。

椎間関節性の腰痛の特徴

ピンポイントで痛みを訴える

同じ姿勢の後に動き出そうとすると痛い

背骨に近いところに痛みを訴える

この3点が椎間関節性の腰痛の特徴です。

これらに当てはまる方は椎間関節の腰痛の可能性があります。

椎間関節性の腰痛について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ

仙腸関節性腰痛

仙腸関節とは骨盤の真ん中にある仙骨とその両サイドにある腸骨からなる関節です。

よく骨盤がズレている感じがするとか、歪んでいるなどと訴える方が多い個所です。

しかし仙腸関節は出産時以外は1~3ミリしか可動しないとされており、イメージされるような2~3センチもズレや歪みがあった場合は大けがとなりますので、お早めに医療機関を受診されてください(^^;

実際の所は骨盤全体の回旋や、前後傾によってそのように見えるだけなので、全体のねじれや回旋の調整をしているというのが骨盤調整となります。

仙腸関節は歩行時に体重の6割を受け止め、衝撃吸収、腰の動作時に骨盤全体の前後傾連動など腰を動かすうえで非常に重要な部位です。

仙腸関節は太ももの前後やお尻まわりなどの筋肉や腸骨の縁の皮下組織という部分が硬くなり仙腸関節に影響を与えることもあります。

数ミリ動くか動かないかの違いで腰痛が出るかどうか大きく異なります。

仙腸関節性の腰痛の特徴

腰からお尻にかけての重だるさがある

どちらか片側に痛みがある

起床時の痛みが出やすい

これら3つが仙腸関節性腰痛の特徴です。

これらの症状が当てはまる方は仙腸関節性の腰痛の可能性があります。

仙腸関節については下記のブログにさらに詳しく記載されています。こちらも合わせてご覧ください。

筋・筋膜性腰痛(皮膚・皮下組織も含む)

筋・筋膜性の腰痛の特徴としては筋肉自体の硬さの問題や前後左右にある筋肉やその他の組織との滑走障害、つまり滑りが悪くなることで痛みが引き起こされます。

通常は隣接している筋肉は程度に潤滑がありお互いが干渉し合わないように出来ています。

しかし長時間のデスクワーク、偏った身体の使い方などの繰り返しの負荷や、冷えなどによって潤滑がなくなりお互いを引っ張り合うようになります。

そうなると筋肉を伸ばそう、縮ませようとした時に潤滑が悪く、動かないため痛みが引き起こされます。

筋肉同士の滑走性を高めたり、単一の筋の緊張を緩めることで筋・筋膜性の腰痛を軽減させることができます。

筋・筋膜性(皮膚・皮下組織も含む)腰痛の特徴

痛みの範囲が広い

筋肉・筋膜をサポートし動いてもらうと動きやすく・痛みは軽減する

皮膚や皮下組織を摘まむと他とは違う強い痛みがある

皮膚や皮下組織を緩めると動きやすくなる

これらが筋・筋膜性(皮膚・皮下組織)の痛みの特徴となります。

筋肉が固まって痛くなるというのは、なんとなくイメージしやすいですが、人間の皮膚や皮下組織の下には神経が竹ぼうきのように広がっています。

その神経が皮膚や皮下組織の滑走障害により圧迫牽引を加えられ痛みを引き起こしているケースも多々見受けられます。

施術は皮膚や皮下組織を手技で持ち上げたり、メディセルという特殊な機械を用いて癒着をリリースします。

筋肉の場合は直接筋肉を触ってほぐすか、筋肉と筋肉の間に指を入れて割くように癒着を取り除いていきます。

詳細はこちらもご覧ください。

椎間板性腰痛

椎間板とは骨と骨の間のクッションの役割を果たしています。このクッションに対して悪い姿勢が続いたり、繰り返しの圧が加わる事で痛みを引き起こします。

ちなみに椎間板と言えば椎間板ヘルニアを思い出される方も多いかと思います。

ヘルニアとはそもそもラテン語の「hernia=突出」から由来しており、その名の通り椎間板の中心にある髄核と呼ばれる部分の「飛び出し」が起こっている状態を指します。

椎間板は40歳頃を迎えると椎間板の水分量がなくなり、差し詰めビーフジャーキーのような状態になってしまうので椎間板ヘルニアは起こりにくくなります。

年齢を重ねると脊柱管狭窄症という症状が多くなる傾向にあります。

病院でMRIなど画像診断とした際には過去のヘルニアを指摘されることはありますが、基本的には椎間板の水分がなくなってしまえばその中にある髄核が突出し痛みが出ることはないと言われています。

ヘルニアが起こっていても無症状の方もいらっしゃるので、画像で診断されても今出ている痛みとは関係のない場合もあります。

まずは自分の今の痛みは何が原因で起こっているのか確かめる必要あります。

椎間板性腰痛の特徴

前かがみや長時間座っていると痛くなる

動作開始時が重い辛い

広い範囲でじわーっとした鈍い痛み

これらが椎間板性の腰痛の特徴となります。

こちらもスポーツや力仕事などを除き、一度の衝撃でなるというよりは基本的には長年の座り姿勢や生活様式によって徐々に引き起こされていくものが多いです。

椎間板性の腰痛について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

前屈やカラダを丸めた際の腰の痛み。その腰痛、椎間板性腰痛かもしれません。

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その他の腰痛の原因

基本的にはこれらが主の原因となって腰痛が引き起こされます。

しかしここまでご紹介した4つの組織の負荷を高めて補助的に腰痛を助長してしまう原因としては以下のものがあります。

・お尻の筋肉の硬さ

・太ももの筋肉の硬さ

・背部の筋肉、胸椎の硬さ

・股関節の硬さ

・腹部の硬さ

・その他

これらも腰痛を引き起こす原因となります。

お尻・太もも・背部・腹部の筋肉の硬さは骨盤の前後傾の動きを妨げる事となり、極端に硬くなることで歩行時や日常生活での姿勢にも影響を与えます。

よくある、反り腰の姿勢になると太ももの前側の緊張が強くなります。

逆に背中の筋肉や関節は筋肉の収縮が強くなることで、バランスが崩れ結果的に最初にお伝えした4つのいずれかに負荷がかかり腰痛となります。

他にもお尻の筋肉が硬くなることで骨盤全体が後傾していまします。本来腰は少し前傾の位置にいることが正常であるため、正しい位置にいられないことで歩行時やその他で身体を上手く使うことが出来ず、筋肉で頑張って生活するため疲労し結果、腰痛となって現れることがあります。

そのため椎間関節・仙腸関節・筋・筋膜・関節だけでなく施術を行う時は太ももの施術をしたり、背部の筋肉を緩めたり色々な事を行いながら腰痛の施術を進めていくのです。

慢性化しやすい理由

最後に腰痛が慢性化しやすい理由についてです。人によって様々ですが代表的なものをいくつか理由を挙げたいと思います。

姿勢、身体の使い方の問題

まずはここが一番大きな問題になります。

立ち方・歩き方・身体の使い方は長年積み重ねてきた経験があるので容易に直せるものではありません。

また自分自身では気が付かない事も多々あります。知らない間に身体に負荷を掛けていて、気が付いたら痛みが出ているなんて事もざらです。

その積み重ねや癖がある事で一度症状が治まったとしても繰り返し症状が起こる原因となります。

長期間のコルセットの使用

こちらも腰痛を繰り返す原因となります。腰痛がある方はコルセットを長い期間使用される方が非常に多いです。

一次的に見れば腰椎を安定化させてくれたり、仙腸関節の不安定性を解消してくれるので、非常に効果的なアイテムだと思いますが、長期間の固定となると別です。考えられるリスクとしては

腰椎の固定化

筋力の低下(論文上では半年は筋力低下しないとのデータも)

不安感から手放せなくなる

といった事が考えられます。

腰椎の固定化

腰椎は途中で申し上げたように前後の動きが得意な関節です。

日常生活で言うと屈んで物を拾う。身体を反らす。など日常では当たり前の行動ですが、腰椎が固定化されることでこのような動作に制限がかかります。

通常であれば関節を動かして動くところを動かないので必要以上に筋力を働かせて動いてみたり、動かない関節を無理に動かそうとした瞬間に腰を痛めてしまいます。

このような理由から継続的な使用はオススメしていません。※負荷がかかる時に一時的に使用するなどは効果的だと思います。

スポーツ選手でもトレーニング時に腰にベルトを巻き腹圧を高めた状態でトレーニングするなんて事は当たり前にあります。

筋力の低下

これもベルトを巻くことで安定化は図れますが、自力で支える必要性がなくなるため、体幹を安定させる主にインナーマッスル(腹横筋、多裂筋)などに力を伝える事が難しくなります。

表現としては腰が抜けそうな感じと訴える人はこのような傾向が強いようです。

不安から手放せなくなる

これは精神的な面もありますが、腰痛が慢性化してしまうと、ベルトが無いと不安になり外せないという方がいます。

そうやって長期間ベルトをつけたまま生活していると、いつしか外すのが怖くなり、結果症状が落ち着いていてもコルセットをつけ続けることになり上記の問題を引き起こしやすくなります。

不安感はあるかと思いますが、出来るだけ症状が落ち着いたら外していただく事をオススメします。

コルセットに関して詳しくしりたい方はこちらをご覧ください。

腰椎サポーター、長期間の使用で筋力低下ってホント?

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最後まで施術を受けずに終えてしまう

これも本当に多いのですが、一時的に楽になったので施術を受けるのを止めてしまうというケースです。

施術を行うと10あった痛みが5くらいまでは最初の施術で良くなることが多いでしょう。

ここまで下がれば「日常生活なら痛いけど動ける」と施術を中止してしまう方がいます。

しかしこれを風邪で置き換えてみてください。熱が下がってノドの痛みが残るなんてことは良くあると思います。

しかし熱が下がってノドの痛みになってからが治るまでに時間がかかりませんか?

熱は下がって仕事は出来る。でも2、3週間ノドは痛いままでストレスを抱えながら生活は確かに出来ますが、そこで無理をして、また熱が出た。なんて経験もあるのではないでしょうか?

腰も同じで5割良くなって、仕事でまた負担をかけて8割に戻る。でまた施術をして4割に戻る、また仕事をして9割痛くなる。

それは一生良くなるはずもありません。

しかし腰痛に関してはそのような事がしばしば見られます。確かにお仕事が忙しいとか、家庭の用事で時間が無いという事情もわかりますが、なかなか治らないのはそういった所にも問題はあると思われます。

まとめ

以上が腰が痛くなる原因と慢性化しやすい理由についての考察でした。

原因は大きくわけて4つ

・椎間関節性の腰痛

・仙腸関節性の腰痛

・筋、筋膜性の腰痛(皮膚・皮下組織を含む)

・椎間板性の腰痛

腰痛の施術で最も大事なことは4つの部位のうちどこに問題があるのか見極めることです。

それらが見つからないまま施術を始めても砂場のなかでコインを探すようなもので、非常に困難な話です。

仮に見つかったとしても再現性は低くなるため、検査で問題がある個所を見極め、その後施術をはじめる事でより精度を高めて施術することが出来ます。

次に慢性化しやすい原因としては

・姿勢や身体の使い方の問題

・長期間のコルセットの使用(腰椎の可動性低下、筋力低下、不安感が強くなる)

・施術を途中で終了してしまう。

以上の原因が考えられます。

ご多忙の方も多いかと思いますが、症状が落ち着くまでは繰り返しの施術を行った方がトータルの期間やコストは短く・抑えられると思います。

以上が腰痛の原因と慢性化しやすい理由でした。

痛くなってからのセルフケアや日頃の予防で痛みが治まれば、それに越したことはありません。

しかし一度痛くなってからは、お悩みを解消するのは大変なことです。

そんな時は一度ご相談いただけると、幸いです。

ご相談は無料です。一緒に原因を探り悩みが解決できるように頑張りましょう!

腰痛にも関連する湿布の効果についての記事です。

こちらも合わせてご覧ください。

慢性腰痛に湿布は効果があるのか?

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この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴18年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています