椎間関節性の腰痛の症状・原因・セルフケア 朝の動き出し・腰を反る痛みに【柔道整復師監修】

この記事でわかること
・椎間関節とはどんな関節か(位置・構造・役割)
・椎間関節性腰痛の症状の特徴と、なりやすい人
・整体院でどのように診断・施術するのか
・自分でできる胸椎・股関節・体幹のセルフケア
みなさんこんにちは!
上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCare(ウロコ)の魚住です。
さて今日は腰痛の原因として最も頻度が高いとされる(腰痛の約22%程度)椎間(ついかん)関節性の腰痛についてのお話です。「※腰痛診療ガイドライン2019改訂第2版」
みなさんはこういった症状はありませんか?
・腰を反らした時や捻った時に局所的に痛む
・背骨の際に痛みがある。
・同じ姿勢からの動き出しで痛い。
・動き出すと少し楽になることがある。
このような症状の場合は椎間関節性の腰痛の可能性があります。
私はこれまで整骨院で柔道整復師として18年以上の施術歴とのべ3万人以上の方の施術を行ってきました。
この記事を読むことで椎間関節の構造や椎間関節が原因の腰痛の特徴。
椎間関節性の腰痛へのセルフケアについて知ることが出来ます。
音声でブログの内容を知りたい方はこちらをお聴きください。
目次
椎間関節とは?その位置と役割

椎間関節とは背骨の中心(棘突起)から左右に2cmほど横に位置する関節です。
腰の骨は全部で5つ存在し、腰椎の中心を椎体と言います。
その上下に椎間関節が存在するという構造になっています。
椎間関節は
・長時間のデスクワーク
・立位姿勢で常に腰を反らせる
などの繰り返しの負荷で痛みが起こる事が多い関節です。
また椎間関節の周囲には、痛みを伝える神経が豊富に分布しており、腰や下肢の症状にも関わることがあります。
また腰椎と胸椎の境目の所は、とくに問題が起こりやすい場所と言われています。
その理由として関節の形の違いがあります。
胸椎の一番下の骨は下の関節は腰椎にフィットする形に、上側の関節は胸椎にフィットする形になっています。
腰椎は前後に曲げ伸ばしするのが得意な関節で、胸椎は左右に捻る動きが得意です。
それぞれ得意な動きが違うため、胸椎と腰椎の境目はストレスが、掛かりやすくなっています。
そのため関節の動きに歪みが起こりやすく、痛みの出やすい場所でもあります。
椎間関節性の腰痛になると、どんな症状が出る?
椎間関節性の腰痛の特徴は以下のものです。

・身体を反らせたり、捻った時に背骨の際が痛む。
・長時間同じ姿勢のあとに動き出すとつらい。
・起床時の動き出しで痛むことが多い
・広い範囲で痛いというよりは局所的な痛み。
椎間関節痛ははどんな人に多い?
椎間関節性の腰痛になりやすい人は以下の人です。

・反り腰傾向の人。
・最近体重が増えた。妊娠中の方。
・同じ姿勢が続く仕事や趣味がある。
・長年の腰の痛みで、怖さのため腰椎を動かさないように生活してきた。
・腰や股関節の柔軟性が低下している。
どのように椎間関節性の腰痛を見つけるのか?

まずはカウンセリングで腰痛の性質を確認します。
局所的に痛む、反った時、捻った時に痛いなど椎間関節の特徴が無いかを調べます。
その後、実際に痛みが出ている場所の圧痛(関節を直接押さえると痛むか?)
問題のある関節をサポートしながら動いてもらうと痛みに変化があるのか?(タッチテスト)
各種、腰の検査法などを用いて痛みを確認していきます。
問題がある関節をサポートして変化をみるのが、施術者側も受ける側も実感しやすいため、こちらを用いることが多いです。
上野・稲荷町の整体院urokoBodyCare(ウロコ)でのカウンセリングの考え方については、こちらもご覧ください。
椎間関節性の腰痛は、どんな施術をするのか?

まずは椎間関節のストレスを高めている原因は何かを探します。
股関節、腹部、腰回り、大腿前面の筋肉は固くなることで、椎間関節のストレスが増大することがあります。
周囲の筋肉の問題を減らした上で今度は、関節部を直接動かしていくことで、椎間関節の可動域を取り戻します。
場合によってはアジャストメントという関節調整を行い、更に椎間関節の滑走性を高めます。
また椎間関節の腰痛は骨盤との連携も重要なため、必要に応じて骨盤の上側(腸骨稜部)などの、施術を行います。
椎間関節性の腰痛のセルフケア

症状をみない事にはこれをやれば大丈夫という事はお伝え出来ませんが、椎間関節性の腰痛の場合に、いくつか問題になりやすい部分のストレッチなどをお伝えします。
椎間関節性の腰痛セルフケア① 胸椎の柔軟性
胸椎の硬さがあると腰の椎間関節のストレス強くなります。
まずは、胸椎の柔軟性を作るエクササイズです。
・床の上で正座の姿勢から腕を前方に伸ばす。
・腕を伸ばした状態で胸を床に近づける。
・呼吸を止めずに15~30秒伸ばす。
・何度か繰り返すと柔軟性も上がってくるので、少しずつ角度も深くしていく
椎間関節性の腰痛セルフケア② 股関節のストレッチ
胸骨と同様に股関節の柔軟性不足も椎間関節性の腰痛に繋がります。
・足を前後に開脚します。そのまま腰を床方面に落とす。
・後ろ側の足の前側を伸ばしていきます。
この時に注意点は腰を反らせてしまうと余計に腰が痛くなってしまうので必ず腰を反らずに床方向に体重をかけて伸ばすようにしてください。
椎間関節性の腰痛セルフケア③ 体幹のコントロールと腹圧を入れるトレーニング
椎間関節性の腰痛は腰が反っている方も多いです。
それを予防するためのエクササイズです。
・仰向けで膝を立てた状態で横になる。
・鼻から息を吸って、口から吐く。
・口から吐くときに肋骨を締めるイメージでお腹に力を入れる。
吐くときに首や肩に力は入れないように注意を。
以上が椎間関節性の腰痛のためのセルフケアの方法です。
あくまで多くの方が硬くなり・弱くなりやすい部位なので、全ての人に当てはまるわけではありません。
しかし胸椎・股関節の柔軟性と腹筋が使えるようになるだけでも、椎間関節の負荷は大きく下げることが出来ると思います。

腰に痛みを伴う場合は中止していただいて、それ以外は筋肉が伸びを感じながら一か所20~30秒ほどかけてじわじわと伸張性を出すようにしてください。
またこの際、呼吸を止める方や首や肩に力が入ってしまう方もいますが、あくまで基本は脱力です。
息を吐きながら脱力を心掛けて行ってみてくださいね。
椎間関節性腰痛の症状・原因・セルフケア 朝の動き出し・腰を反る痛みに【まとめ】

椎間関節性の腰痛のまとめ
・腰を反った時、捻った時、動き出しでピンポイントに痛みが出る事が多い。
・椎間関節とは背骨の中心(棘突起)から左右に2cmほど横に位置する関節。その中でも特に胸椎・腰椎の移行部は関節の構造上問題が起こりやすい。
・反り腰気味や体重が増えた、股関節・胸椎が硬い人は症状が出やすい。
・カウンセリング後、関節部の圧痛やタッチテストを用いて問題があるか確認する。
・椎間関節のストレスを増大させる股関節、背中、腰、太ももの筋肉の張りを緩めたのちに関節部に対して直接アプローチする。場合によってアジャストメントも行う。
・セルフケアは胸椎と股関節の柔軟性と反り腰の対策として腹筋や肋骨を締める体操を行う。

という特徴のあるのが椎間関節性の腰痛でした。
ただしこれは椎間関節のみが影響して出た腰痛の場合です。実際の現場では複数の問題が重なり痛みが出る事も多々あるため、上記の対策だけで悩みが解消されない場合があります。
その際は、どこに問題があるのか実際に確かめ、対処が必要になります。
なかなか取れない痛みでお悩みの場合はぜひ一度、上野(上野)・稲荷町のurokoBodyCare(ウロコ)にご相談ください。
その他の腰痛の原因を知りたい方はこちらもご覧ください。
よくある質問
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椎間関節性の腰痛は、椎間板ヘルニアとどう違いますか?
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椎間板ヘルニアは椎間板が飛び出して神経を圧迫するため、足や臀部へのしびれ・放散痛を伴うことが多いです。
一方、椎間関節性腰痛は神経への直接的な圧迫が少なく、腰を反ったり捻ったりしたときのピンポイントな痛みが特徴です。
ただし椎間関節の炎症が神経根に波及することもあるため、症状が似ている場合は専門家への相談をおすすめします。
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椎間関節性の腰痛は安静にしていれば治りますか?
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安静にすることで急性期の炎症は落ち着くことがありますが、根本的な原因(反り腰・股関節の硬さ・胸椎の可動域低下など)が残ったままでは再発を繰り返しやすいです。
痛みが和らいできたら、無理のない範囲でセルフケアや施術を通じて関節への負担を減らしていくことが大切です。
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椎間関節性の腰痛はレントゲンやMRIで確認できますか?
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椎間関節の変性はMRIで確認できる場合もありますが、画像所見と痛みの程度が一致しないケースも多くあります。
そのため施術する際には、圧痛の確認・各種テスト・カウンセリングなどの組み合わせが重要になります。
レントゲンなどで「異常なし」と言われても痛みが続く場合は、椎間関節が原因である可能性も考えられます。
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どのくらいの期間で改善しますか?
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症状の程度や原因によって異なりますが、軽度のケースでは数回の施術とセルフケアで改善することもあります。
ただし、長年の反り腰や股関節・胸椎の硬さが背景にある場合は、関節の柔軟性を取り戻すためにある程度の期間が必要です。
痛みが長引いている場合は早めに専門家に相談されることをおすすめします。
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椎間関節性の腰痛の予防に日常生活で気をつけることはありますか?
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長時間同じ姿勢を続けない・デスクワーク中は定期的に立ち上がって動くなど、椎間関節への持続的な負荷を避けることが基本です。
また、反り腰になりやすい方は体幹のコントロール(腹圧)を意識すること、股関節・胸椎の柔軟性を日頃からストレッチで維持しておくことが再発予防に有効です。
皮下組織が原因になって起こる腰痛もあります。
こちらも合わせてご覧ください。
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
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<資格>
柔道整復師(施術歴18年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています










