「ぎっくり腰になりそう…」ぎっくり腰1歩手前でご来院の方への施術の流れを上野・稲荷町の整体師が解説

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この記事でわかること

・ぎっくり腰の予兆・前兆として現れやすい5つのサイン

・予兆を感じたタイミングで整体に来院するメリット

・urokoBodyCareでの施術の進め方(筋肉→関節→テーピングの順序と理由)

・実際の症例(40代女性・デスクワーク)の施術前後の変化

・ぎっくり腰を繰り返さないために知っておきたい身体の状態

みなさんこんにちは!

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

さて本日はぎっくり腰になる一歩手前の状態でご来院なさった方の症例を紹介したいと思います。

整体院のホームページ上での規制もあり詳細な表現が出来ない点もありますが、出来る範囲で施術歴18年以上の柔道整復師の魚住が、お伝えしていきます。

ぎっくり腰の前兆・予兆チェックリストの画像。

そもそも「ぎっくり腰になりそう…」「一歩手前の状態」とはどのような状況なのでしょうか?

恐らく、ぎっくり腰の経験をされた事のある方であれば、「このまま過ごしているとマズい…」というぎっくり腰の予兆や前兆が分かるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

経験がない方のためにお伝えするとぎっくり腰の前兆状態とは…

・「普段の腰痛よりも症状が重い…」

・「腰が抜けそうな感覚がある…」

・「少し動くだけも腰が痛い…」

・「コルセットを巻いていないと不安」

・「同じ姿勢を続けていられない」

ぎっくり腰になりそうな方はこのような表現をされる事が多いように思います。

あくまで感覚ベースになるので、ぎっくり腰になりそうな時の前兆。

1歩手前の場合はこういった状態。という明確な定義はありません。

ちなみにみなさんは、ぎっくり腰になる時は、どんな状況でなる事が多いと思いますか?

ぎっくり腰は「重たい物を持ち上げた瞬間」や「スポーツでの活動中に」と思っている方も多いかと思います。

しかし実際はそうでないことがほとんどです。

今まで私が現場で経験してきたのは、「トイレからの立ち上がり」「屈んだ瞬間」「くしゃみをした際に」など日常のささいな動作でも症状が悪化していることがほとんどです。

すなわち先ほどのぎっくり腰の予兆があった所から、ほんの少しの力でぎっくり腰に移行しまうのです。

そのため、予兆を感じた所で予防策を講じることが非常に重要となります。

長時間のデスクワークで腰が痛む女性。

ぎっくり腰になりやすい方の背景として、「長時間の座り姿勢」が大きく関係しています。

今回ご来院された方も、平日のデスクワークに加え、前日の送別会でさらに長時間座り続けたことが、腰への負担を一気に引き上げたと考えられます。

実は研究レベルでも、この関係は裏付けられています。

急性腰痛患者48名を対象にしたケースクロスオーバー研究(Suri et al., 2018)では、腰痛のフレアアップ(痛みの急激な悪化)と有意に関連した身体活動として唯一確認されたのが、6時間を超える長時間の座位でした。

また、27の観察研究を統合したメタ分析(Alzarea et al., 2022)では、座っている時間が長くなれば腰痛リスクを1.42倍に高めることが示されています。

つまり「仕事で座っているだけ」という一見ありふれた習慣が、ぎっくり腰の下地をじわじわと作っていくのです。

腰の筋肉や関節は、同じ姿勢を長時間続けることで柔軟性を失い、わずかな動作のきっかけで一気に症状が現れやすくなります。

「ぎっくり腰になりそう…」という予兆を感じる前には、こうした積み重ねがあることがほとんどです。

送別会でスタッフの話を聞く上司のイメージ画像。

さてここからは先日、urokoBodyCareにご来院の方の状況をお伝えしていきます。

・40代女性

・職業はデスクワーク。平日は運動する機会はほぼない状態。

・週末はピラティスに週に1度通っている。

・日頃から腰痛や肩こりがある

・ご来院の前日は夕方までデスクワーク、その後、送別会で深夜まで座っていて翌日から腰の症状が悪化。

・動き出しや前屈する動作での痛みが顕著で動けない訳ではないが、あと一歩でぎっくり腰になりそうな感覚。

・腰の右側の痛み。背骨から指2本分位、外側に比較的ピンポイントで痛みを訴える。

ご来院時の状態としては上記のような状態でした。

施術を始める前にいくつか動作や痛みの確認を行いました。

5つ目の確認を行った後に動きを確認してもらうと、それだけでも痛みの軽減がみられます。

これだけでも腰の関節と周囲の筋肉からの影響は関係がありそうという事がわかります。

また痛みを指さす際の特徴として、ある程度でポイントで示せる場合は関節の問題であることが多いです。

一旦、上記の部位に問題ありと仮定して施術をスタートしました。

上野・稲荷町のurokoBodyCareでのぎっくり腰予防の施術の様子
臀部のほぐし。腰痛の方はお尻が硬くなっている人が非常に多いです。

まずは筋肉の施術から

うつ伏せでも良かったのですが、ぎっくり腰などの腰の痛みの強い方はうつ伏せでの施術後に起き上がるのが大変な事もしばしば。

もちろん刺激量や刺激の方向で軽減させることも出来ますが、極力負荷を掛けないように心がけて施術を進めていきます。

まずは先ほど圧痛のみられた筋肉から緩めていきます。

圧痛があったのは5つある腰椎の中間部でしたが、辿っていくと骨盤付近の硬さや周囲の皮下組織も癒着が強そうです。

また先ほどはそこまで気になっていませんでしたが、デスクワークで座っている時間も長いため、お腹の肋骨と鼠径部を繋ぐ筋肉も短縮し、骨盤もインフレア(内旋)傾向にあります。

簡単に言うと長年のデスクワークによりカラダの前側が短縮して肋骨や骨盤に影響を与えている状態です。

この方のようにぎっくり腰になる方は、あらかじめカラダの負担が掛かった状態で何かをキッカケに起こる事がほとんどです。

お腹周りの調整をしただけでも、一番最初に触っていた筋肉に戻ると圧痛は低下していました。

関節に対しての施術

関節に対する施術。モビリゼーションのイメージ
頚椎のモビリゼーション(調整)バキッと矯正するだけが調整ではありません。

次に腰の関節です。

先ほどよりは圧痛はこちらも低下していますが、まだ残っています。

このまま横向きで関節部に指を当てて、関節を揺らすように動かしていきます。

関節を動かすというとバキッと矯正するようなイメージを持たれるかもしてませんが、全てがそうではありません。

指を当てて軽く揺らすように刺激を入れているだけでも、段々と関節の滑走性が戻り動きやすくなります。

しかしこの時はこれでは不十分だったので、関節に対して離開操作を行いスペースを作っていきます。

その後、もう一度関節の圧痛を調べると大分軽減がみられます。

一度起き上がっていただき、動作を確認していただきました。

「さっきより動きやすくなっています!」

という声が聞こえたものの、まだ最初の痛みの部分が気になるとのこと。

整体院urokoBodyCareでの股関節の施術の様子。

そこで反対の腰を施術したあとに仰向けで股関節の施術を行いました。

太ももの前の筋肉や先ほど横向きでほぐしていた斜めに走る腹筋にも刺激を入れていきます。

再度起き上がって確認していただきます。

すると今度は痛みの場所が変わりました。

骨盤と腰の骨の境目に痛みが移ったとのこと。

施術をしていると痛みの場所が移動するということは良くあることです。

腰痛の原因は何も1つとは限りません。

むしろぎっくり腰の手前の状態の時や慢性的にずっと続くような腰痛なんかは問題は複数に渡ることがほとんどです。

だからこそ症状が長引いたり、施術を受けてもすぐ戻るのは問題Aは解決したけど、問題Bが残っているとか問題Cが残っているなんてことが良くあるのではと思います。

ぎっくり腰の症状があと少し残る…そんなときはテーピング

urokoBodyCareで使用するテーピング。キロテープ。
当院で扱うキロテープ。マイクロファイバーが生地に練り込まれ、乾きやすく、かぶれにくくなっています。耐久性も抜群のテープ。

そこで骨盤の関節が怪しいのではと関節調整を行いましたが、あと少し残る…

ここまで筋膜や関節の調整を行ってきたので、最後は皮膚・皮下組織の可能性です。

テーピングを準備して腰に貼った所「めちゃ動きやすくなりました!」とのこと。

今回の場合、最後は皮膚や皮下組織くらいまでの問題が残っていたようです。

最初は恐る恐る動いていたのに施術後は大分動きやすそうにされていました。

今回一番問題がありそうだったのは腰椎の両サイドにある小さな関節でした。

その関節の動きを止めていたのは、腰やお尻、お腹の筋肉の柔軟性と骨盤と背骨全体の可動性が低下していた可能性があります。

割とデスクワークを続けている方に多いカラダの形ではあります。

また今回は送別会でいつも以上に座る時間が長くなってしまった事で普段から負荷が掛かりやすい場所が悪化しあたことが要因かと思います。

整体院urokoBodyCareの施術の流れを解説している様子。

今回は上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareでの「ぎっくり腰になりそう…」「一歩手前」の方の施術の考え方や流れに関してお伝えしました。

腰痛のすべてが腰椎の関節部の問題ではありませんが、腰痛の原因としては割とメジャーな所ではあります。

上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの施術の流れとしては、

①カウンセリングを行う。

②カウンセリングした内容を元に問題個所のおおよその目安をつける。

③実際にカラダに触れて圧痛や関節の動きがあるかどうかの確認。

④その部位に対して短時間の刺激を加えたあとに、先ほどまで痛かった動きを確認して痛みが低下しているかをみる。

⑤変化があるようなら、実際にその部位に対して施術を行う。(なければ他の個所を探す)

⑥途中の動作確認。他に痛みが移っていないかをチェック。

⑦痛みが移るようなら、再度問題がある部位を確認。

このような流れを繰り返していくのが私の施術の流れです。

行っていることは、決して特別な事ではありません。

しかし闇雲に施術をしながら原因を見つけるのではなく、先におおよその目安をつけて施術に入っていくことは非常に重要なことだと思っています。

このほうが結果的に施術結果も良いことが多いように思います。

派手な事は出来ませんが、1つずつ確認して着実に前に進んでいく。

「堅実な方法に安心を覚える」と思える方の力にはなれるのではと思っております。

出来るだけ、今の状態の説明も行いながら、みなさまにもご理解していただけるように努めております。

上野(東上野)・稲荷町エリアで「腰が痛くてぎっくり腰になりそう」「動き始めに腰がつらい」とお悩みの方は、ぜひ一度urokoBodyCareにご相談ください。

上野・稲荷町駅からすぐの立地で、平日のお仕事帰りにもお越しいただきやすい環境を整えています。

ぎっくり腰になりかけの時、整体に行っても大丈夫ですか?

はい、むしろぎっくり腰になる前に施術を受けることで、悪化を防げる可能性があります。

ただし、熱感や強い炎症がある場合は施術内容を調整する必要があるため、まずはご相談ください。

「ぎっくり腰になりそう…」「ぎっくり腰一歩手前」のサインはどんなものですか?

普段の腰痛の痛みと違う…」「腰が抜けそうな感覚がある…」「少しの動きでも腰に痛みを感じる」などが代表的なサインです。

ご自身の感覚による所も大きいですが、このような状態が続く場合は、早めのケアをおすすめします。

ぎっくり腰の場合、施術は何回くらい受ける必要がありますか?

状態によって異なりますが、今回のようなぎっくり腰の手前の状態であれば、2〜3回の施術で痛みが緩和するケースが多いです。

ぎっくり腰を一日で治す方法はありますか?

1日で動きやすくなることは、ありますが1日で完全に元通りと言うのは難しいかと思います。

炎症が起こっている場合は一般的に48~72時間でピークを迎える為、痛みが一次的に引いて楽になった感覚があっても、遅れて痛みが出るケースもあります。

ぎっくり腰になったら、どのように過ごすのが良い?

基本的には、ぎっくり腰の場合でも動かせる範囲は動くのが良いとされています。

痛みが強い場合も手足だけを動かしたり、同じ体勢を続けないということが結果的に痛みを早く治めるコツになります。

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参考文献

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Alzarea BK, Alreshidi SM, Alreshidi MS, Alreshidi AM, et al. Association between sedentary behavior and low back pain; A systematic review and meta-analysis. BMC Musculoskelet Disord. 2022;23(1):77. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8767074/

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています