【柔道整復師が解説】キネシオテーピングの貼り方と効果 腰痛・肩こりへの活用法

この記事でわかること
・キネシオテープとホワイトテープの違い
・テーピングの4つの目的(筋サポート・血流促進・皮下組織へのアプローチ・関節補正)
・テーピングの効果が期待できる症状や状態
・素材の違いによるテープの選び方と肌トラブルを防ぐポイント
・腰痛に対するキネシオテーピングの基本的な貼り方3パターン
みなさんこんにちは!
上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。
本日のテーマはテーピングについてのお話です。
テーピングというとみなさんはどのようなイメージをお持ちですか?
やはり「いいからテーピングだ!」のイメージでガチガチに固定系でしょうか?(^^;
私も捻挫の方などには、そのような固定をすることもありますが、日頃多く使用するのはキネシオテープという伸縮性のあるテーピングです。
キネシオテープの主な目的は筋肉のサポート、皮膚を持ち上げて血流促進などでの使用方法です。
今回はこのテーピングの目的やどのようにテープを貼っているかなどを施術歴19年の柔道整復師の魚住がお伝えしていきます。
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この記事を書いた人

魚住享平
整体院urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)
メディセリスト
のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。
目次
キネシオテーピングとは?他のテープとの違い

キネシオテーピングとは海外発祥のものだと思われる方もいますが、実は日本発祥の商品です。
カイロプラクターの加瀬建造先生が考案し、1988年のソウルオリンピックでバレーボール選手が使用し注目を浴びました。
その後は世界中に広まり、今では世界50ヵ国以上で使用されているテーピングです。
一般的にテーピングというと固定がメインのホワイトテープがみなさんが想像されるテープかもしれません。
このテープは固定がメインのため、伸縮性はほとんどなく固定以外には、あまり向いていません。
しかしキネシオテープは「皮膚や筋肉の動きを妨げずにサポートする」というコンセプトのもとに作成されたテープで人間の皮膚の伸縮率に合わせた構造になっています。
逆に言えば伸び縮みするので、固定にはあまり向いていません(製品によっては伸縮もする固定用テープもある)
主には筋肉や皮膚に使用されることが多いです。
詳細は次のパートでご説明しますね。
テーピングの目的とは?
私が使うテーピングの目的には主に4つの目的があります。
・筋肉のサポート
・皮膚・皮下組織を持ち上げてスペースを作る
・貼っている部分の血流やリンパ液を促進
・関節の動きの補正
以上がテープを貼る目的です。
順番に解説していきます。
筋肉のサポート

これはタイトルの通り、筋肉の走行に沿ってテーピングを貼り、痛めている筋肉のサポートや筋肉に掛かる負荷を下げる、筋肉の出力を高める効果があります。
テープを貼る時は一枚だけで貼ることもありますが、複数を組み合わせる事でより効果を高める事もあります。
皮膚・皮下組織を持ち上げてスペースを作る
人の痛みセンサーは皮膚や皮下組織などの表層にも存在します。
施術で皮膚や皮下組織のスペースを作ったのちに、テープを貼る事で作ったスペースを帰宅後も維持し痛みを緩和させる狙いがあります。
腰などでは多用することも多いテーピングです。
整体院urokoBodyCareでも使用するメディセルとも相性が非常に良いです。
(元々メディセルの会社の社長さんはテーピングの講師を務めていてメディセルの着想を得たそうです。)
メディセルに関しては、こちらの記事で特性を詳しく解説しています。
貼っている部分の血流やリンパ液の流れを促進する
これは打撲や捻挫で腫れている場合などに特殊な形にテープをカットし貼ることで、腫れやリンパの流れを促します。
ふくらはぎなどはテープを貼る事で筋肉が働きやすい状態を作り、筋肉が動くことでむくみの解消にも役立ちます。
関節の動きの補正

キネシオテーピングは、主に上記の3つの目的があります。
しかし場合によっては、関節の位置の調整を行うこともあります。
通常は引っ張らずに貼るテープですが、この場合は少しテンションを掛けて関節の位置の補正を掛けてテープを張ります。
どんな人にテーピングは効果があるのか?
次にテーピングはどのような人に効果があるのかをお伝えいたします。
・痛みが出ている方
・動作で違和感が出る方
・筋肉の働きが弱くなっている方
・皮膚や皮下組織が突っ張って痛みが出ている方
・動きのサポートが必要な方
以上がテーピングの効果が期待できる症状や状態です。
我々は当然の事ながら薬の処方や販売はすることが出来ません。
しかし病院に行けば、食後に1日3回薬を飲んでくださいと渡されることも多いと思います。
テーピングはそれと同じで、施術の後もテープを張る事で効果を維持させることに期待ができます。
テープを貼り続けることで皮膚や皮下組織のスペースを確保し血流・リンパの流れを促すことが、期待できると考えられています。
また損傷している筋肉に貼ることで筋肉の動きの補助を行い、痛みの軽減を図ります。
どんなテープを使っているの?

当院では「キロテープ」というテーピングを使用しております。
今までのテーピングは綿100%で製造される事の多かったテーピングですが、このキロテープは異なります。
テープの素材にマイクロファイバーを使用し、水分の吸収が従来製品の1/14に抑えて速乾性がアップ、通気性も従来製品の2倍以上と非常に優れています(メーカー公表値)
そのため痒み・かぶれなどの皮膚トラブルの起こりにくい商品です。
今までの製品は貼っているとすぐに痒くなる。皮膚の弱い方には貼りづらいというデメリットがありました。
某商品ではテープを貼った瞬間から痒い…なんて商品も(^^;
またマイクロファイバーは伸縮率が変化しづらく、従来の綿製品と比べて長時間の使用や汗などでも効果を維持しやすくなっているのも特徴です。
キロテープがスポンサー契約を結んでいる団体としてはサッカーJ1のビッセル神戸や新体操女子日本代表などスポーツチームもその効果と剝がれにくさを評価し採用されています。
貼っている間の過ごし方

先ほどテーピングの特徴でお伝えしましたが、速乾性、通気性が良く、伸縮率も変化しづらいテープのため基本的には普段通りの過ごし方をしていただいて問題ありません。
従来の綿100%のテープはとにかく水に濡れると不快感が相当なものでした。
お風呂に入った後や運動後はベチャベチャして、とても貼っていられるような状態では、ないこともしばしば。
しかし、こちらのキロテープはお風呂上がりもタオルドライしていただくか気になる方は軽くドライヤーを当てていただければ、すぐに乾くので人によっては1週間程度は平気で貼り続けている方もいます。
長時間貼っても伸縮性が変わりづらいので、効果も持続しやすくなります。
痒みが出たり、剥がれてきた場合に取っていただくか、最長1週間ほどで交換がおすすめです。
向いている人、向いていない人
キネシオテーピングは薬などは一切含まれていません。
そのため基本的には傷口がある方や皮膚が弱い方以外は、どなたでもテーピングの対象になります。
身体の痛みがなくとも、動きのサポートをしてくれたり、浮腫の解消に繋がったり様々な効果が期待できます。
腰痛に効果のあるテーピングの貼り方とは?
最後に腰痛の際に効果のあるテーピングの貼り方をお伝えします。
腰痛の痛みは主に3つのポイントに痛みが出やすいとされています。
1つ目が脊柱の際、2つ目が1つ目のポイントの外側、3つ目が腸骨のふち
とされています。
そのためテーピングでもこの3つのポイントをカバーする貼り方がオススメです。
※実際にご来院の際には、個々の状態に合わせて貼り方、貼る場所を変えていきます。
キネシオテーピングの貼り方のポイント

キネシオテーピングの貼り方にはいくつかポイントがあります。
・皮膚を伸ばした状態で貼る
・テープは引っ張らない
・テープの粘着面は触らない
・テープを置くように貼って行く
以上がテープを貼る場合のポイントです。(※イレギュラーで引っ張って貼る場合もあります)
元々テープは筋肉や皮膚の伸張率に合わせて設計されており、皮膚を伸ばした状態で貼ることで皮膚や筋肉を撓ませる効果があります。
貼り方①
5cmのテーピングを25cm〜30cmほどにカット。
テープの中心にカットを入れて「Y字」状になるように(根本を3〜4cm残す)
根本を骨盤の中央辺りに張り、両サイドを背骨の脇に沿わせるように貼って行く。
貼り方②
5cm幅×20〜30cmの長さのテープを2本用意する。
背骨の横を走行する脊柱起立筋の走行に沿ってテープを貼って行く。
貼り方③
5cm幅×20〜25cmの長さのテープを1本用意する。
左右の腸骨の上端を結んだ線のラインに沿うようにテープを横に一本貼る
以上が腰痛の際に貼ることが多いテーピングでした。
もちろん症状に応じて貼る場所は異なるのですが、今回ご紹介した場所に貼ることで痛みの出やすい場所の大半をカバーすることが出来ます。
張り方さえ覚えてしまえば、ご家族同士や少し難しいですが1人で貼ることも可能なのでぜひ覚えていただきたいテーピングです。
キネシオテーピングの貼り方と効果【まとめ】

今回はキネシオテーピングの目的や貼り方について解説しました。
・キネシオテープは日本発祥で、筋肉や皮膚の動きを妨げずにサポートするために設計されたテープ
・主な目的は「筋肉のサポート」「皮下組織のスペース確保」「血流・リンパの促進」「関節の補正」の4つ
・固定を目的としたホワイトテープとは根本的に異なるアプローチ
・素材の選択も重要で、通気性・速乾性に優れたテープはかぶれにくく、長時間の使用にも向いている
・腰痛に対しては、脊柱際・脊柱起立筋走行・腸骨上端の3点をカバーする貼り方
テーピングは施術後の効果を維持する手段として有効ですが、貼り方や目的は症状ごとに異なります。
「なんとなく貼っている」から「目的を持って貼る」に変わるだけで、使い方の質は大きく変わります。
ご自身では難しいと感じる場合や、症状が長引いている場合はお気軽に、上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareまでご相談ください。
また必要な方には貼り方もお伝えしているので、ご来院の際にお尋ねください。
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テープを貼る事で腰痛が大きく緩和した症例の紹介はこちら
皮膚や皮下組織が問題になって起こる腰痛の症例紹介はこちら
よくある質問
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キネシオテーピングは自分で貼れますか?
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基本的な貼り方を覚えれば、背中など一部の部位を除いて自分で貼ることは可能です。
ただし、皮膚を伸ばした状態で貼る・テープを引っ張らないなどのポイントを守ることが大切です。
初回は専門家に貼り方を確認してもらうと安心です。
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テーピングはどのくらいの期間貼っていられますか?
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使用するテープや肌の状態によって異なりますが、通気性・速乾性に優れたテープであれば最長1週間程度を目安に使用できます。
かゆみや皮膚トラブルが出た場合はすぐに取り外してください。
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テーピングは痛みがなくても貼っていいですか?
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はい、問題ありません。筋肉の動作サポートや、むくみの予防・軽減を目的として痛みのない状態でも使用することができます。
ただし、傷口・皮膚炎がある部位への使用は避けてください。
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テーピングをしたままお風呂に入っても大丈夫ですか?
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素材によって異なります。
マイクロファイバー素材のテープであれば、入浴後にタオルで軽く拭くか、ドライヤーで乾かすことで継続して使用できます。
綿100%のテープは水に濡れると不快感が大きくなるため、入浴前に取り外す方が無難です。
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キネシオテープと普通のホワイトテープはどう違いますか?
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ホワイトテープは伸縮性がほとんどなく、関節の固定を主な目的としています。
一方キネシオテープは皮膚や筋肉の動きに合わせて伸縮し、筋肉のサポート・血流促進・皮下組織のスペース確保などを目的に使用します。
固定が必要な捻挫急性期にはホワイトテープ、日常的なサポートや回復促進にはキネシオテープが適しています。
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
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<資格>
柔道整復師(施術歴19年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています










