レントゲンやMRIで異常がないと言われた腰が痛む理由とは?業界歴18年の柔道整復師が詳しく解説

レントゲンやMRIで異常がないと言われた腰が痛む理由とはサムネイル。上野・稲荷町の整体院。urokoBodyCare。魚住享平。

みなさんこんにちは。

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCare(ウロコ)の魚住です。

さかなクン

突然ですが皆さんは、こんな経験はありませんか?

・病院に行ってレントゲンやMRIを撮ったものの「特に異常はありませんね」と言われたが痛みは残る。

・痛くて動けないほどではないけれど、慢性的に腰痛が続いている。

実は、このような悩みを抱えて来院される方は、決して少なくありません。

「腰痛は男女ともに自覚症状の第1位(厚生労働省・令和4年国民生活基礎調査)」というデータも存在します。

しかし腰痛の多くは、レントゲンやMRIなどの画像検査では映らないと言われているのです。

また厚生労働省の別の発表でも、腰痛の85%は原因が特定できない「非特異的腰痛」とされています。

それにも関わらず、日本人の身体の悩みで最も多いのが腰痛です。

今回はなぜ「異常がない」と言われたはずの腰に痛みが出るのか?についてお伝えします。

今回は

について、業界歴18年の柔道整復師の視点からお話していきます。

レントゲンを眺める医師。レントゲン。腰痛。

タイトルにもある通り、腰痛の多くは画像検査だけでは判断できません。

もちろん、急性の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、骨折や腫瘍など、明らかに画像に映る腰痛も存在します。

しかし、実際に悩んでいる多くの腰痛は、そういった明確な異常が見つからないケースです。

そのため病院では

・湿布

・痛み止め

・安静にして様子を見る

といった対応になることが少なくありません。

「異常はないと言われたけど、良くもならない」

ここで不安に思われる方も少なくないと思います。

では、なぜレントゲン画像に問題がなくても痛みが出るのでしょうか?

それは、人の痛みを感じるセンサー(侵害受容器)が、骨だけでなく、筋肉・関節・靭帯・皮下組織など、さまざまな組織に存在しているからです。

人が痛みを感じる大きな要因の一つが「酸素や血流の不足」です。

血流が低下すると、組織に十分な酸素が届かず、その状態を「危険」と判断して脳に信号が送られるため痛みを感じるようになります。

体内を流れる血液のイメージ。

ではなぜ血流不足が起こるのでしょうか?

それには、以下のようなものが考えられます。

血流不足が起こる理由

・筋肉や関節の動きが低下し、局所的に血流が滞っている。

・痛みによって交感神経が興奮し、血管が収縮して血流が滞っている。

・運動習慣が少なく、血管が拡張しづらい。

・ストレスが多く、交感神経が優位になりカラダが緊張している。

・組織の微細な損傷により発痛物質が出ている。

これらを日常生活に置き換えると、よりイメージしやすくなると思います。

デスクワークで腰を痛める女性。腰痛。

腰痛を引き起こす理由

・長時間のデスクワークで腰や股関節周りの筋肉や関節が固まって血流が悪くなっている。

・常に痛みを意識しながら動いている為、交感神経が優位になっている。

・仕事や人間関係のストレスが多く緊張しやすい。

・睡眠時間が十分に取れていないため副交感神経に切り替わらず血管が拡張しづらい。

・仕事やスポーツで身体を酷使して組織の損傷が起こっている。

いかがでしょうか?

ここまで日常生活に落とし込むと「急に自分にも当てはまるかも」と感じた方も多いのではないでしょうか。

これらの問題は、筋肉や関節、皮下組織といった画像では判断しにくい部分で起こります。

そのためレントゲンやMRIでは「異常なし」と言われても、痛みだけが残るのです。

ここで一つ、簡単なカラダの実験をしてみましょう。

まず立ち上がり、右手をお腹に、左手を腰の筋肉に当てます。

次に少し身体を前方に倒してみてください。

このとき背中側の筋肉が収縮するのを感じられると思います。

次に身体をまっすぐに戻すと、背中の筋肉が緩むのを感じます。

今度は身体を少し後ろに倒すと、今度は腹筋が収縮します。

このように、わずかな姿勢の変化だけでも筋肉は緊張します。

つまりデスクワークの方が猫背の姿勢で長時間過ごすと、腰や背中の筋肉は常に緊張したままになります。

この状態を1日7〜10時間続けていれば、血流が低下し、痛みが出るのも無理はありません。

これは腰痛だけでなく、肩こりや首の痛みにも共通しています。

自宅のお風呂でくつろぐ女性。腰痛。

では、どうすればこの状態を改善できるのでしょうか。先にポイントだけお伝えします。

レントゲンやMRIに映らない腰痛を改善するポイント

・お風呂に浸かり副交感神経を優位にする

・家族や友人、趣味の時間を作りリラックスできる時間を作る

・整体やストレッチで筋肉を緩める

・仕事中の姿勢や環境を見直す

・無理のない運動習慣を作る

腰痛対策というと、「痛いところをどうにかする」ことに目が向きがちです。

しかし、全身の血流や自律神経の状態を整えることも、非常に重要な要素です。

局所と全身、両方にアプローチできるのが理想ですが、まずは自分ができそうなことから始めてみる事です。

腰痛に悩む方の多くが、自宅でのケアや対策の一歩目が踏み出せない方が非常に多いです。

日頃お風呂にゆっくり浸かる時間はありますか?

余暇の時間もスマホを触ってばかりで交感神経が常に興奮状態になっていませんか?

思い返せばいくつも、カラダに負担を掛けているな…という行動が思い出されるはずです。

小さな変化の積み重ねが、慢性的な腰痛改善への第一歩です。まずは出来る事初めてみませんか?

それを1つずつ減らすだけでも身体は少しずつ期待に応えてくれるはずです。

今回は腰痛の原因がなぜ画像に映らないのか?

ヒトはなぜ痛みを感じるのか?

どのように改善すれば良いのかについてお伝えしました。

痛みの原因は人それぞれですが、根本となる所は多くの人が同じです。

習慣が変えられない、変えるのは大変という気持ちも分かりますが、とにかく一歩踏み出す事です。

それが腰痛を変えるキッカケになるはずです。

腰痛でお悩みの方は上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCare(ウロコ)にご相談ください。

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腰に異常がないと言われても痛みが続くのはなぜですか?

レントゲンやMRIで映るのは骨や椎間板などの構造的な変化のみです。

痛みを感知するセンサー(侵害受容器)は筋肉・靭帯・関節・皮下組織にも広く分布しており、これらの組織の血流低下や緊張は画像には映りません。

そのため「画像上は異常なし」でも痛みが続くことは珍しくなく、むしろ腰痛の大半がこのタイプとされています。

デスクワーク中に腰が痛くなるのはどうしてですか?

長時間の前傾姿勢では、腰や背中の筋肉が収縮し続けた状態が維持されます。

筋肉が緊張したままだと局所の血流が低下し、組織への酸素供給が不足するため、痛みのシグナルが発生しやすくなります。

1日7〜10時間この状態が続けば、慢性的な腰痛につながるのは自然な結果です。

ストレスや睡眠不足が腰痛に関係するというのは本当ですか?

はい、関係します。ストレスや睡眠不足が続くと交感神経が優位になり、血管が収縮して全身の血流が低下します。

また筋肉の緊張が解けにくくなり、腰や背中の凝りが慢性化しやすくなります。

腰痛は局所だけでなく、自律神経の状態とも深く関わっています。

生活リズムの乱れが引き起こす痛みに関してはこちらの記事も参考になるかと思います。

「朝の腰の痛み」痛くなる原因と今日から出来る起床時の腰痛の対策6選。

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腰痛の改善にお風呂が効果的と聞きましたが、なぜですか?

入浴によって体温が上がると血管が拡張し、血流が促進されます。

同時に副交感神経が優位になることで筋肉の緊張が緩み、痛みが和らぎやすくなります。

特にシャワーだけで済ませず湯船に浸かる習慣は、慢性的な腰痛への対策として取り組みやすい方法のひとつです。

お風呂の入り方や入る事でのメリットをまとめた記事はこちら。

整体に行くと腰痛はよくなりますか?どんな効果が期待できますか?

整体では、固まった筋肉や関節をほぐし、血流の改善や可動域の回復を促すアプローチを行います。

これにより痛みの原因となっている局所の緊張が緩みやすくなります。

ただし、効果を持続させるには日常の姿勢・睡眠・ストレス管理といった生活習慣との組み合わせが重要です。

施術と自宅ケアの両輪で取り組むことをお勧めしています。

「腰はなぜ痛くなるのか?原因と慢性化の仕組み」についてはこちらで詳しく解説しています。

腰痛の原因は4種類ある?慢性化しやすい理由と繰り返しを防ぐポイント【柔道整復師監修】

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この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています