脊柱管狭窄症とは?症状・原因とセルフケアを上野・稲荷町の柔道整復師が解説

この記事でわかること
・脊柱管狭窄症とはどのような状態か
・間欠性跛行が起こるメカニズム
・脊柱管狭窄症になる原因
・日常生活で気をつけたいポイント
・自宅でできるセルフケア
・脊柱管狭窄症と診断されても諦めなくていい理由
みなさんこんにちは!
上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。
さて今日は50代以降に多くみられる脊柱管狭窄症についてお伝えしていきます。

あなたはこのような症状はありませんか?
・歩いていると足の痛みやシビレを感じてしまう。
・痛みが出て、少し休むと痛みが軽減して歩けるようになる
・長時間立っていると足がしびれてくる
・自転車には長く乗れるのに、歩くとすぐ足がつらくなる
このような症状がある方は脊柱管狭窄症の可能性があります。
今回は施術歴19年、柔道整復師である魚住が脊柱管狭窄症の症状や何が原因で起こるのか?など詳しく解説していきます。
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この記事を書いた人

魚住享平
整体院urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)
メディセリスト
のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。
目次
脊柱管狭窄症とは?

では、まず始めに脊柱管狭窄症とはどのような症状の事を指すのかについてお伝えしていきます。
脊柱管狭窄症とは、背骨で構成される脊柱管という神経や靭帯が通る道が、狭くなり神経痛を引き起こす症状です。
この症状は中年期、以降に多くなると言われており、脊柱管を構成する腰椎や胸椎が年齢や長期間に渡る不良姿勢が原因で骨の変形が進行したり、靭帯の肥厚によって起こります。
また特徴的なのが「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる状態です。
脊柱管狭窄症になると、ある程度の時間の歩行が続くと足のシビレや痛みよって歩行がつらくなります。
しかし数分程度、前かがみになって休んでいると次第に回復しまた歩けるようになるという状態です。
これは前かがみになることで、神経の通り道のスペースが広がり圧迫が一時的に解消されるためです。
しかし、歩いているとまた神経の圧迫や牽引が始まり、再び症状が出てきてしまいます。
これらが脊柱管狭窄症の代表的な特徴です。
脊柱管狭窄症は何が原因で起こるのか?

次に脊柱管狭窄症がなぜ起こるか?についてお伝えしていきます。
脊柱管狭窄症は主には、骨が変形していくことが原因で起こる症状です。
そのため、1度の外力(衝撃)などで起こる事は少なく、繰り返しの負荷が継続的に起こり症状に繋がります。
骨はリモデリング(古い骨が破壊され、新しく作り変えられるサイクル)に3~6か月かかると言われています。
全身の骨が入れ替わるまでには約3~5年要します。
骨は再生される時に圧力が加わっている箇所にカルシウムが蓄積されていきます(圧電現象)
正しい圧力が掛かっていれば、正しい形の骨となって再生されますが、間違った方向に圧力が掛かりつづけると骨が歪み、その結果変形へと繋がります。
みなさんは、高齢者の女性の変形した膝の骨を見たことはありますか?
女性の場合、ホルモンの影響もありますが、O脚や体重の掛かり方が不均一で、主に内側に骨が飛び出しているような変形の方を多く見かけます。
腰椎も同じで、腰を反らすように座っていたり、間違った姿勢を続けていることで変形が始まり、その結果が神経の圧迫などに繋がっていきます。
変形するまでにある程度の時間が必要なため、脊柱管狭窄症は50代以降に起こる事が多く、若い年代には比較的少ない症状と言われています。
(過去に30代で脊柱管狭窄症と病院で診断された方を見たことはありますが…)
また骨の変形以外の原因としては、黄色靭帯の肥厚や椎間板の膨隆・変性も脊柱管狭窄症の原因となる事もあります。
椎間板ヘルニアとの違い

脊柱管狭窄症とよく似た症状として、椎間板ヘルニアが挙げられます。
どちらも足のしびれや痛みを引き起こす点は共通していますが、発症する年代や症状の出方に違いがあります。
椎間板ヘルニアは、椎間板の中心にある「髄核(ずいかく)」が外側に飛び出すことで神経を圧迫する症状です。
比較的若い世代から中年層にかけて多くみられます。
脊柱管狭窄症は、骨や靭帯の変化が積み重なって起こるため、50代以降の中高年層に多くなる傾向があります。
また、症状の出方にも違いがあります。
椎間板ヘルニアは前かがみになる動作で椎間板への圧力が高まり、痛みが強くなりやすいのに対し、脊柱管狭窄症は反対にカラダを反らせる動作や長時間の歩行で症状が強まり、前かがみになると症状が緩和しやすいという特徴があります。
ご自身の症状がどちらのタイプに近いか気になる方は、当院にてカウンセリングと検査を通じて確認いたします。
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脊柱管狭窄症を予防するために、日常で気をつけたいこと4選
ここからは日常生活で気を付けて欲しい事についてお伝えします。
脊柱管狭窄症は先ほど申し上げたように、繰り返しの負荷がカラダに掛かり続けることで起こる症状です。
そのため、日常の過ごし方を工夫する事が最も重要となります。
日常で気をつけたいこと① 座り方

日常で気をつけたいことの一つ目は、座り方です。
特に腰が反ってしまう方は要注意です。
反り腰になる事で、腰の椎体(腰骨の土台となる部分)の後方に圧力が掛かりやすくなります。
そのため椎体の後方の変形が起こりやすくなり、椎体の後方を通る神経の圧迫へと繋がります。
また、反り腰でなくともずっと座り続ける方は、腰を動かさずに筋肉や関節が固くなってしまう方もいます。
このような方も、ゆっくりと時間を掛けて脊柱管狭窄症になるリスクが高まります。
また猫背になる事で、腰椎の前弯が強くなることもあるので、背中が丸まっている方も気をつける必要があります。
日常で気をつけたいこと② 立ち方

日常で気をつけたいことの二つ目は立ち方です。
座り方と重なる部分もありますが、こちらも立っている時に腰が反ってしまう人は要注意です。
また立っている時は、腰椎が反るだけではなく、スエーバックと言って腰全体が前方にスライドしてしまうケースもあります。
これは、体幹の筋力が低下し支えられず起こる事が多いです。
そのため運動習慣の無い方や筋力が低下し始める40~50代の方は、やはり注意が必要です。
日常で気をつけたいこと③ 物を持つ時の姿勢

つぎに物を持つ時の姿勢や対処法です。
物を持つ時は、基本的には膝を落として、腹圧を高めた状態で、垂直にカラダを起こす動作というのが基本の動きです。
しかし、お仕事で重い物を運んだり、力作業の方はそうも言っておられず、腰を曲げた状態で運ぶこともあるでしょう。
ただし、このような動作が数年間~数十年続くことで腰には多大な負荷が加わります。
重い物を持つことが日常的にある方は、作業がある時は腰に巻くベルトやサポーターを装着したり、無い場合でも物を持つ前に姿勢と腹圧を高めてから物を持つといったように対策が必要です。
日常で気をつけたいこと④ 股関節や腰・背中の柔軟性を高める

次に股関節や腰・背中の柔軟性を高めておくということです。
ここまで①と②で姿勢の話をしてきましたが、基本的に仕事をして悪い姿勢になる事で骨の変形に繋がってしまう可能性があります。
つまり定期的にカラダを動かし、適度に筋肉や関節の柔軟性を高めておくことで、骨に悪影響を与えるような圧力が掛かる事を予防することに繋がります。
日常で出来るセルフケア5選
ここでは、脊柱管狭窄症の方に取り組んでいただきたいセルフケアをお伝えします。
大腰筋のストレッチ
まずは、反り腰の原因となりやすい大腰筋のストレッチです。
①足を大きく前後に開く。引いた方の膝を地面につけておく。
②カラダを前下方に押し付けるように体重をゆっくり掛けていく。
③後ろに引いた足の鼠径部(股関節)が伸びていればok。(※腰を反らせると腰痛の原因になるので注意)
④20~30秒ほど行う(反対の側も)
胸椎のしなりを作るエクササイズ
胸椎のしなりを作るエクササイズです。
背骨には回旋動作で使う細かい筋肉も付着します。
胸椎のしなりをつけることで周囲の筋肉も動きやすくなります。
①四つ這いの姿勢になる
②両手を前方に伸ばし胸をベッドに近づける
③出来るだけ背骨をしならせるイメージで20~30秒静止
④慣れてきたらストレッチが掛かる位置を変えながら
腰方形筋のストレッチ
腰の側面に付着する腰方形筋のストレッチです。
①腰を伸ばしたい側の足を立膝にしておく
②反対側の足を深脚のように伸ばしておく
③伸ばす側の腕を上げて、そのまま側屈する
④20~30秒じっくりとストレッチを掛けていく
腸肋筋のエクササイズ
背中の大きな範囲を走る筋肉のエクササイズです。
ストレッチ要素もありますが、主にはこれはエクササイズです。
収縮と弛緩を繰り返し筋肉の柔軟性を高めていきます。
①椅子やベッドの端に座る。
②伸ばす側の手を反対側のつま先の外側に伸ばす
③そのまま10~15秒ストレッチ(腰を丸めるイメージがあると伸びやすくなります)
④カラダを起こして、わき腹を縮めるようにして5秒間収縮させる
⑤5~10回ほど繰り返す
腰を丸める体操
①仰向けで片膝を胸へ引き寄せ5秒保持
②左右10回ずつ
③腰の負担が少なく可動域を回復しやすい
④両足抱えられる方は両足を抱えて行っても良い
脊柱管狭窄症と言われても諦めなくても良い場合も…

ここまで、脊柱管狭窄症の症状やどんな人に症状が起こりやすいか?という点についてお伝えしてきました。
しかし、私はこれまで多くの方の脊柱管狭窄症の症状をみて来ましたが、病院で脊柱管狭窄症と言われても手術もせずに痛みが緩和した例を何度も見て来ました。(効果には個人差があります)
確かにレントゲンで骨を確認すると変形していたり、靭帯が肥厚(太く厚くなってしまう状態)が確認され脊柱管狭窄症と診断されることは多々あります。
しかし、そんな方に病院ではどのような処置を受けましたか?
と聞くと「痛み止めと様子見」という答えがほとんどです。
ドクターが、その答えになる理由としては、
「変形はあるけれども、痛みの原因と言う確証が持てない」
「変形はあるけれども、手術を行うほどではない」
どちらかが理由にあるのでは?と考えています。
つまり、脊柱管狭窄症と診断されたが、それが痛みやシビレの原因として確定したわけではないという事です。
ときどき、手術などをせずに脊柱管狭窄症が緩和したというケースは問題が骨や靭帯の変形ではなく、他にあったという事が言えると思います。
病院では筋肉や関節の滑走障害などに関しては、やや軽視されているように思います。
それは、軽度の腰痛は命に関わる問題ではない事が多いので仕方ない事だとも思います。
しかし、脊柱管狭窄症と診断され腰痛や痛みシビレに悩んでいる方にとっては大きな問題です。

当院では、脊柱管狭窄症と診断された方でも、他に問題が無いのかを検査やカウンセリングを通じて確認していきます。
病院で脊柱管狭窄症と診断されたけど、処置は薬と安静のみだった方は一度当院で施術を受けてみてから手術や他の手段を考えるのも良いかもしれません。
(全ての方に当てはまる訳ではありません。必要に応じては手術適応の場合もございます)
こんな症状が出たら医療機関を受診してください

脊柱管狭窄症の症状の多くは、セルフケアや適切な評価によって緩和が期待できますが、中には早急に医療機関を受診すべき症状もあります。
以下のような症状がある場合は、セルフケアや当院でのご相談の前に、まず整形外科など医療機関を受診してください。
・お尻から太ももの内側にかけて、サドルにまたがったような範囲でしびれや感覚の鈍さがある
・排尿や排便がしづらい、または感覚がわかりにくくなった
・両足に急激な脱力やしびれが同時に強く出てきた
・安静にしていても痛みやしびれが治まらない
これらは馬尾神経(脊髄の下端にある神経の束)が強く圧迫されているサインである可能性があり、早期の医療的な評価が必要なケースです。
該当する症状がある方は、まず医療機関にご相談ください。
脊柱管狭窄症とは?症状・原因とセルフケア【まとめ】

今回は脊柱管狭窄症の症状や原因、日常生活での注意点、セルフケアについてお伝えしました。
脊柱管狭窄症は、長年の姿勢や動作の積み重ねによって骨や靭帯に変化が起こり、神経が圧迫されることで間欠性跛行などの症状につながります。
一方で、レントゲンで変形が確認されても、症状の原因が筋肉や関節の硬さなど他の要因にあるケースも少なくありません。
病院で診断を受けたものの、痛み止めと様子見のみで不安を感じている方は、一度当院にてご相談ください。
カウンセリングと検査を通じて、症状の原因を丁寧に評価いたします。
上野・稲荷町エリアで脊柱管狭窄症にお悩みの方は、整体院urokoBodyCareに、お気軽にお問い合わせください。
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腰痛でよくある症状、椎間関節性の腰痛についてまとめてあります。
こちらもご覧ください!
よくある質問
-
脊柱管狭窄症は自然に治りますか?
-
骨や靭帯の変化そのものが自然に元通りになることは基本的にありません。
ただし痛みやしびれは、姿勢や動作の改善、筋肉や関節の柔軟性を高めるセルフケアによって緩和するケースが多くあります。
症状の原因が骨の変形だけでなく筋肉の硬さや動作のクセにもある場合、そこにアプローチすることで生活の質を取り戻せる可能性があります。
-
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアはどう違いますか?
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発症する年代と症状の出方に違いがあります。
椎間板ヘルニアは比較的若い世代に多く、前かがみの動作で症状が強くなりやすいのに対し、脊柱管狭窄症は50代以降に多くみられます。
体を反らせる動作や長時間の歩行で症状が強まり、前かがみになると軽減しやすいという特徴があります。
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間欠性跛行と、ただの足の疲れとの違いはどう見分ければいいですか?
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間欠性跛行は歩行によってしびれや痛みが強くなり、しばらく休む、特に前かがみになると回復して再び歩けるようになるという特徴的なパターンがあります。
単なる疲労であれば休めば徐々に回復し、次に歩き始めてもすぐには同じ症状が出にくい点が異なります。
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セルフケアはどのくらいの期間続ければ効果を感じられますか?
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症状の程度や期間によって個人差がありますが、日常生活での姿勢や動作の工夫と合わせて継続することで、数週間程度で身体の変化を感じ始める方が多い印象です。
効果には個人差があるため、無理のない範囲で続けていただくことが大切です。
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病院で手術を勧められましたが、必ず受ける必要がありますか?
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手術を受けるかどうかは、症状の程度や神経症状の進行度合いによって医師が総合的に判断するものであり、私がその判断を行うことはできません。
ただし、痛みやしびれの原因が筋肉や関節の硬さなど他の要因に一部起因しているケースもあるため、一度評価を受けてみることも選択肢の一つです。
参考文献
Bone Remodeling, ScienceDirect Topics(https://www.sciencedirect.com/topics/immunology-and-microbiology/bone-remodeling)
Cellular mechanisms of bone remodeling, PMC(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3028072/)
骨の健康(第2回)骨は常に新しく作り替えられている, 日本健康マスター検定(https://kenken.or.jp/column/12285)
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
-
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています







