バイクツーリングで発症した腰痛の症例 仙腸関節の可動域低下が腰痛の引き金に?

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この記事でわかること

・バイクツーリング後に腰痛が出る典型的な経緯

・仙腸関節の可動域低下に転倒の衝撃が関係していたケース

・鼠径部や大腿部だけでなく肋骨まわりが原因になっていた理由

・喫煙習慣と横隔膜の動きの関係

・長距離運転やツーリング後の腰痛を防ぐためのポイント

みなさん、こんにちは!

上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

さて今日は長距離のバイク移動が元になって起こった腰痛の症例を紹介したいと思います。

みなさんは日頃バイクに乗る機会はありますか?

大型や中型のバイクを運転される方は夏季休暇中に長距離のツーリングをされた方も多かったのではないでしょうか?

今回ご来院の方も夏季休暇中に長野のビーナスラインまで行って来られたそうです。

東京からは距離にして約200キロほど、一泊二日でビーナスラインと周辺の散策をされてきたとの事でした。

道中にちょっとしたトラブルと長距離の移動により腰に負荷が掛かってしてご来院時にはぎっくり腰手前の状態。

今回はそんなツーリングによって腰を痛めた方の症例紹介を上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住が解説していきます。

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この記事を書いた人

魚住享平

整体院urokoBodyCare院長

<資格>

柔道整復師(施術歴19年)

メディセリスト

のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。

バイクと畑仕事が趣味の男性のイラスト

・1日8~10時間程度のデスクワーク

・日頃から腰痛や肩の痛み、膝の痛みは気になるほどでは無いが慢性的に感じている

・数年前には腕のシビレが強くなり悩んでいた時期もある

・週末は、父方の実家に行き定期的に畑仕事を行っている

・平日はほぼ運動する機会はなし。

・1日に10本程度の喫煙習慣あり

・ツーリング中にサービスエリアで停車場所を探してスピードを落としていた時に、前を走っていた友人が急にハンドルを切り、避けようとしてバランスを崩して転倒した。

腰の痛みで寝返りがつらい男性のイラスト

・ツーリングから帰宅後、翌日辺りから腰に違和感。

・その翌日の起床時には腰が痛く起き上がるのに苦労した。

・腰を反らせる際に骨盤に近い所に痛みが出る。特に右側。

・一度動き出してしまえば比較的動けるが、座って立ち上がる、寝て起きるなどの体位変換時の痛みが著明。

・首や肩もツーリングで疲労感はあり。

整体院urokoBodyCareで腰の検査を行う様子。

・腰の伸展時に痛みで腰椎の可動性が低下

・伸展させる際に右の下腹部が伸びない感じ。

・軽度の熱感あり。

・痛みの範囲は比較的、狭い範囲にある。

・腰の筋肉の緊張はあるものの、そこまで著明なものはない

・検査で関節操作や筋肉を緩めて痛みは大きく変わらず。

・右の鼠径部や大腿前面の筋緊張が強い。

カウンセリングを行う整体院urokoBodyCareの魚住

まず検査の時点で可能性を考えたのは、仙腸関節、筋肉の順番でした。

痛みの場所、痛みの範囲の特徴からすると仙腸関節に問題があるのではと思い、検査の時点で簡単に操作して動きや痛みをチェックしましたが、そこまでの変化はみられません。

ただし右の仙腸関節は後傾(後ろに倒れる動き)に関しては関節が動きづらくなっている印象です。

次に周囲の筋肉の圧痛を探してみます。

しかし腰まわりの筋肉の張りを確認しますが、そこまで著明な硬さや違和感は見られません。

むしろ鼠径部や太ももの前側の緊張がかなり強くなっていました。

しかし、鼠径部を直接緩めようとしたりストレッチを掛けてみますが、これも痛みに大きな変化なしでした。

皮膚や皮下組織も圧痛や摘ままれた時の痛みはボチボチといった感じで、これでここまで痛みは出なさそうな感じです。

患部の熱感は多少あるので、炎症での痛みも多少ありそうではありますが、ここまではこれが一番の問題と言えるものはありませんでした。

ただし、ひとまず最も問題が大きそうな鼠径部の問題から対処していきます。

股関節の柔軟性をつける様子。

先にうつ伏せで腰や臀部などの張りを確認しながら、少しほぐしたのちに現在の所、もっとも負担の掛かっていそうな大腿部と鼠径部の施術を行いました。

先に側臥位で直接、下腹部や鼠径部を緩めていきます。

表層からかなりテンションが掛かっていて、指が沈まない感覚があります。

少しずつ表層から緩めていったり、側臥位で腰の痛みが出ない範囲で大腿部、鼠径部のストレッチなども入れていきます。

施術前と比較すると鼠径部、大腿部ともに緩んできていますが、まだ仙腸関節は動きづらそうです。

仰向けに体勢を変えながら、引き続き鼠径部や大腿部を緩めますが、何か違和感がぬぐえません。

実際に座っていただいて、腰を反らす動きを確認しますが、痛みは残ります。

そもそも起き上がる際に結構つらそうになさっています。

下腹部や鼠径部がかなり動きの制限を掛けているのは間違いなさそうですが、どうも直接動かしても思ったような変化が出ません。

ここで再度横向きになっていただき、問題を確認することにしました。

冒頭の検査の時に記載しましたが、サービスエリアでバランスを崩したという話がありました。

ご本人の話ではゆっくり倒れただけなので特に問題はないし、それで痛めた所はないという事でした。

しかしさらに深堀して話を聞いてみると転倒したのは右側だそうです。

その際に軽く肋骨まわりや側腹部、下肢の外側を打ち付けたとの事。

そこで肋骨や肋骨の縁の方をチェックしてみた所、明らかに肋骨の縁の筋肉などが固まっていそうです。

通常であれば、肋骨の縁に指を引っかけられるのですが、難しそうです。

そして表層を触れても痛みがあり、ここにも問題がありそうです。

そこで次に肋骨まわりの施術を行う事にしました。

施術後の感想をいただいた画像。

まずは、肋骨下部に付着する腹斜筋を緩めていきます。

最初は表層のテンションが強かったので、表層の組織に対して円を描くようにほぐしていきます。

段々とほぐれてきたら、肋骨の縁の所に指を引っ掛けながら少しずつ動かします。

指が入るようになっても横隔膜の動きが固いのか、痛みが強く出るので優しく触れて少しずつ緩めます。

そうすると先ほどまで、直接触れても硬さの抜けきらなかった下腹部や鼠径部の筋緊張が抜けて来ました。

そのまま腸骨の縁に手を掛けて腹斜筋のストレッチや骨盤周りの組織が緩みやすくなるようにアプローチしていくと仙腸関節が動きやすくなってきた感覚があります。

一度座っていただいて動きを確認すると明らかに起き上がりのスピードや腰を反らす動きの変化が出ていました。

再度、横になっていただき同じ部位の施術を行い、自宅でのセルフケアをお伝えし、その日は施術を終了しました。

後日LINEでメッセージをいただいたのですが、施術翌日からかなり動きやすくなったと言っていただきました。

横向きで腰の施術を行う様子

今回、序盤では明らかに仙腸関節に問題がありそうなのに、なかなか変化を出すことが出来ませんでした。

その理由としては、確実にそれが原因とは言い切れませんが転倒した際に右の肋骨の下方に付着する腹斜筋が固まってしまった事が1つ要因にあると思います。

また定期的な喫煙習慣により、可能性としては元々横隔膜の動きも低下していたのかもしれません。

しかし、この部分にアプローチしてからは明らかに動きが良くなったので、転倒を引き金として、長距離運転、日頃の姿勢や習慣の積み重ねで起こった腰痛なのではと思われます。

今回はバイクツーリング後に発症した腰痛の症例を紹介しました。

今回は表面的には仙腸関節や鼠径部の問題に見えても、実際には走行中の転倒による肋骨まわりの緊張が根本的な要因になっていたというケースでした。

痛みが出た部位だけでなく、その前後に起きた出来事や生活習慣まで丁寧に確認することが、改善への近道になります。

長距離運転やツーリングを楽しむ機会が多い方は、こまめな休憩や体を動かす習慣を意識してみてください。

もし腰の違和感が長引く場合は、上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareまでお気軽にご相談ください。

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バイクのツーリング後に腰痛が出るのはなぜですか?

長時間同じ姿勢で振動を受け続けることに加え、股関節や体幹の緊張が抜けにくくなることが要因のひとつです。

今回のケースのように、走行中の転倒や衝撃が引き金になっている場合もあるため、痛みが出た経緯を振り返ることが大切です。

ぎっくり腰と今回のような腰痛の違いは何ですか?

ぎっくり腰は明確な動作の瞬間に急激な痛みが出るのが特徴ですが、今回のケースは帰宅後から翌日にかけて徐々に痛みが強まっていくタイプでした。

原因が特定の部位ではなく複数の要因が重なっている場合、こうした遅れて出てくる痛み方をすることがあります。

仙腸関節の痛みはどのようなセルフケアで予防できますか?

股関節まわりや体幹側面の柔軟性を保つストレッチが有効とされています。

長時間同じ姿勢が続いた後は、こまめに体勢を変えたり軽く体を動かしたりすることも、可動域の低下を防ぐ助けになります。

今回のように転倒の衝撃が後から腰痛として出てくることはありますか?

はい、あります。転倒時は「軽く倒れただけ」と感じていても、肋骨まわりや体幹の筋肉に負担がかかっていることがあり、それが数日かけて別の部位の可動域低下として表れるケースも珍しくありません。

長距離運転やツーリング後の腰痛を予防するにはどうしたらいいですか?

こまめな休憩と、休憩時に股関節や体幹を軽く動かすことが基本です。

喫煙習慣がある方は、呼吸に関わる筋肉の動きにも影響が出やすいとされているため、あわせて意識してみるとよいでしょう。

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています