お腹周りの体重増加と腰痛の関係とは?【上野・稲荷町の整体師が解説】

お腹周りの体重増加と腰痛の関係とは?40代からのセルフケアも解説【上野・稲荷町の整体師が解説】のサムネイル
この記事でわかること

・体重増加と腰痛に相関関係があるのかどうか

・お腹周りの脂肪が腰に与える影響(反り腰・筋膜・炎症・体幹深部筋)

みなさん、こんにちは!

上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

さて今日は40代以降気になってくる体重増加とそれに伴って出現する腰痛についてお伝えします。

みなさんはこんな悩みありませんか?

「ここ最近体重が増えてきた…」

「以前に比べてお腹が出て凹まなくなってきた…」

「体型が変わってから腰痛が出やすくなった」

これは、どれも当院にお越しの方からカウンセリング時に伺った話です。

実際に体重増加やお腹周りが大きくなることで腰痛のリスクが増加するという研究結果も出ています。

今回は施術歴19年の魚住が体重増加と腰痛の関係性についてお伝えします。

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この記事を書いた人

魚住享平

整体院urokoBodyCare院長

<資格>

柔道整復師(施術歴19年)

メディセリスト

のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。

体重増加と腰痛は関係あるのか?のサムネイル画像。

そもそも、体重増加と腰痛が関係あるのか?という所からお伝えしていきます。

結論から言うと体重増加と腰痛の関係はあります。

これは、いくつかの論文でも示されています。

ウエスト周囲径が大きい女性ほど腰痛のオッズ比が上昇するという論文。ウエスト88cm以上の女性は80cm未満の女性に比べてオッズ比1.8で腰痛の有病率が高い。

システマティックレビュー・メタ解析(15研究・約9万3千人対象)では、ウエスト周囲径高値がオッズ比1.30、ウエストヒップ比高値がオッズ比1.33で慢性腰痛リスク上昇と関連していた。

超音波で腹部脂肪と腰部脂肪の分布比を測定した予備的研究では、腹部と腰部の脂肪分布比(A-L)が慢性腰痛と相関し、痛みのばらつきの9〜30%を説明した。

ウエストの周径の増加やお腹周りの脂肪の増加は因果関係の証明にまでは至っていませんが、相関関係があるのでは?と言われています。

また、これ以降でもご説明しますが、お腹周りが大きくなる事で自然と反り腰が増強されてしまうのも影響が考えられます。

次に論文では証明されていませんが、私が施術を行っていて日頃感じることや実際に体重が増加することでカラダの状態がどのように変化しているかをお伝えします。

体重増加することで考えられるリスク① 反り腰が強くなる

体重増加することで考えられるリスク① 反り腰が強くなるのサムネイル画像。

リスク①は反り腰が強調されることです。

先ほど少し話に出ましたが、お腹が大きくなることで腰が反りやすくなってしまいます。

これは妊婦さんを思い出して欲しいのですが、お腹が大きくなった時に腰を反らせてバランスを取っているイメージはありませんか?

お腹側の質量が大きくなるとそのまま、だとカラダは前に倒れてしまいますが、そうならない為に上半身は後方に反ってバランスを保ちます。

その結果、腰や背中は常にストレスが掛かり、痛みが出やすくなります。

体重増加することで考えられるリスク② 筋膜や皮下組織の緊張や癒着が起こる

筋膜や皮下組織の癒着を表したイラスト

次に考えられるリスクは、お腹が出る事で筋膜や皮下組織の硬さや癒着が起こりやすくなる事です。

日頃からお腹を突き出した状態が続くと筋肉や腱にあるセンサーの機能が低下します。

通常であればお腹側の筋肉と背中側の筋肉でバランスを取り、どっちかが収縮すれば、どちらかは緩みというシステムが働いているのですが、これが機能しなくなり、どちらも過緊張状態になると考えられています。

またこれにより隣接する筋膜や皮下組織の滑走も悪くなるのでは私は考えています(日頃のデスクワークなどの姿勢も関係しますが…)

体重増加することで考えられるリスク③ 脂肪組織が増えると慢性的な炎症が起こりやすい

脂肪組織が慢性的な炎症を起こしている様子。

次に脂肪組織が増える事で慢性的に炎症が起こりやすくなるという事が研究で分かっています。

脂肪組織に対して慢性的な炎症が起こると組織は線維化を起こしやすくなります。

さらに線維化することで周囲組織との滑走障害が起こりその結果、カラダを動かす際に制限が掛かったり、カラダの前後のテンションの掛かり方が変わり腰痛に繋がるのではと私は考えています。

体重増加することで考えられるリスク④ 体幹の深層の筋肉が働きづらくなる

腹横筋が使えていない男性の様子。

これは体重増加している事だけが問題ではないのですが、慢性的に腰痛を抱えている方は体幹にあるインナーマッスル「腹横筋」の働きが鈍くなると言われています。

通常我々のカラダは手を動かすにも足を動かすにも腹横筋と言う深層にある筋肉が収縮し、体幹の安定性を高めてからカラダをを動かします。

しかし慢性的に腰痛がある方の場合は、腹横筋に収縮が入るのが遅くなったり、十分に収縮が入らない事があります。

お腹周りの脂肪が増加すると、腹横筋の働きを妨げてしまうのではと私は考えています。

以上が私が考えるお腹まわりが大きくなることで腰痛になるリスク4選でした。

体重増加と腰痛の関係を説明する整体院urokoBodyCareの魚住

今回は体重増加とお腹周りの脂肪が腰痛に与える影響について、研究データと施術をしての私の考えを交えてお伝えしました。

ウエスト周囲径や腹部脂肪の増加は、複数の研究で腰痛と相関することが分かっています。

またお腹周りが大きくなることで反り腰が強調されたり、体幹深部の腹横筋が働きにくくなったりすることも、腰痛に影響する一因と考えられます。

ただし体重と腰痛の因果関係はまだ十分に解明されていない部分も多く、体重管理だけでなく姿勢や日々のセルフケアも合わせて見直すことが大切です。

上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareでは、お一人おひとりのカラダの状態に合わせた施術とセルフケアのアドバイスを行っております。

お腹周りや腰の状態が気になる方は、お気軽にご相談ください。

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体重が増えると腰痛になりやすいのは本当ですか?

直接的な因果関係は証明されていませんが、複数の研究でウエスト周囲径や腹部脂肪の増加と腰痛の有病率には相関関係が確認されています。

お腹周りの脂肪が増えることで反り腰が強調されたり、体幹深部の筋肉が働きにくくなったりすることが、腰痛に影響する一因と考えられています。

体重を減らせば腰痛は改善しますか?

体重や腹部脂肪の減少が腰痛の改善に直結するかどうかは、現時点の研究では明確な結論が出ていません。

ただし反り腰の軽減や体幹の安定性向上という観点からは、適正体重に近づけることは腰への負担を減らすうえでプラスに働くと考えられます。

お腹周りの脂肪はどこに影響しますか?

お腹周りの脂肪が増えると、カラダの重心バランスを取るために腰が反りやすくなるほか、周囲の筋肉や筋膜の柔軟性、体幹深部にある腹横筋の働きにも影響を及ぼす可能性があると考えられています。

反り腰は自分でチェックできますか?

壁に背中とかかとをつけて立った際、腰と壁の間に手のひらが入ってしまうほど隙間が大きい場合は、反り腰の可能性があります。

気になる方は一度施術院でご相談ください。

セルフケアだけで腰痛は良くなりますか?

軽度の腰痛であればセルフケアで改善が見込めるケースもありますが、痛みが長引く場合や強い痛みがある場合は、自己判断で対処せず一度専門家にご相談いただくことをオススメします。

参考文献

Shiri R, Solovieva S, Husgafvel-Pursiainen K, et al. The association between obesity and the prevalence of low back pain in young adults: the Cardiovascular Risk in Young Finns Study. Am J Epidemiol. 2008;167(9):1110-1119. PMID: 18334501

You Q, Jiang Q, Li D, Wang T, Wang S, Cao S. Waist circumference, waist-hip ratio, body fat rate, total body fat mass and risk of low back pain: a systematic review and meta-analysis. Eur Spine J. 2022;31(1):123-135. doi: 10.1007/s00586-021-06994-y

Brooks C, Siegler JC, Marshall PWM. Relative abdominal adiposity is associated with chronic low back pain: a preliminary explorative study. BMC Public Health. 2016;16:1. PMID: 27485214

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています