腰椎が固まって腰痛が改善しない40代女性の症例を施術歴19年の柔道整復師が解説

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この記事でわかること

・腰椎が固まってしまう原因とカラダへの影響

・清掃業の40代女性に現れた腰椎の可動域低下の特徴

・筋肉・関節・メディセルを組み合わせた施術の流れ

・施術後に痛みが2〜3割まで改善した経過

・自宅でできるエクササイズが必要な理由

みなさんこんにちは!

上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

さて今日は腰椎を固定してカラダを使うクセが、ついてしまった女性の症例紹介になります。

腰椎は正しく使えていますか?

恐らくこの問いに関しては自分は大丈夫!そう思う方がほとんどでしょう。

しかし、意外と腰痛が続くと腰椎を固定・安定させて動かさないように過ごしている方も少なくありません。

今回は腰椎を使わずに過ごし段々と不調をきたした40代の女性の症例を上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住が解説いたします。

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この記事を書いた人

魚住享平

整体院urokoBodyCare院長

<資格>

柔道整復師(施術歴19年)

メディセリスト

のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。

今回のモデル。ホテルでの清掃業を行う方40代の女性の情報をまとめた画像。

ご来院時の状態

・腰痛はここ数年ずっとある

・特定の場所というよりは腰全体に痛みが広がっている

・清掃の仕事で無理な体勢になったり、シーツなどまとめて運んだりと常に腰に負担が掛かっている

・その他は自覚症状はない

・常に仕事が忙しく、疲れている

施術前のカラダの状態をまとめた画像。

・座った状態で、カラダを前後動かしてもらうと腰椎を固めた状態で動くため、丸めたり、反らせたりが出来ない。

・腰を反らせると特に腰痛がひどくなる

・仕事中も立っている時間が長くなると腰がツラくなってくる

・痛みの場所は背骨に沿って縦に出るイメージ、細かい位置は本人も分からない

・年々痛みが強くなっている感じ

・運動の習慣は一切なし

カウンセリングを経て実際にカラダの状態をまとめた画像。

・腰椎の前後の可動性は大きく低下

・日頃から腰の痛みがあるため、腰を極力動かさないようにしている 

・骨盤も前後傾ともに動きづらい

・立ち姿勢で腰を突き出してしまうスウェイバック姿勢

・背中や腰、太もも、お尻まわりの筋肉は相当固さが強い

・腰周囲の筋を1~2分程度ほぐして腰椎が動きやすいかを確認したが大きな変化はなし

・骨盤の前後傾を誘導してもこちらも変化が乏しい

・椎間関節が滑りやすいように関節に刺激を入れても大きく変化はなし

といった状態でした。

ある程度の腰痛であれば、どこかに変化を加えると痛みが変わる事も多いのですが今回は、変化があまり出ませんでした。

実際に触れた感触としては一番の問題は腰椎の動きでは?というのが現時点での感覚ではあります。

しかし今回は、動きが相当固くなっているためか1〜2分程度の刺激では、変化させる事が出来ませんでした。

ひとまず明らかに柔軟性のない箇所、動きの悪い所の目星はついているので、その部分から施術をスタートしました。  

整体院urokoBodyCareの魚住が腰をほぐす様子。

腰やお尻の筋肉、股関節の柔軟性をつける所からスタート

まずは背骨を動かし腰回りの筋肉を緩めていきます。

腰には、脊柱起立筋という腰から背中まで縦に走る筋肉の束があります。

その中でも最長筋という筋肉が異常に固くなっており、ここだけをほぐして緩む気配が無いくらいの印象でした。

これは恐らく日頃から重いものを運ぶ作業が多かったり、腹筋や体幹を支える筋力の低下により骨盤全体を前に突き出した状態で腰を守ってきた影響かと思われます。

この筋肉の硬さが腰を丸めたり、反らせたりする動きが著しく低下している原因にもなっていそうです。

ちなみに、こちらの方は背中の方までガチガチに固めて使っているようでした。

太ももの前側の筋肉の施術

整体院urokoBodyCareの魚住が太もものストレッチを掛ける様子

こちらも普段のカラダの使い方によるものだと思います。

大腿四頭筋という太ももの前側の筋肉も相当固くなっています。

通常うつ伏せで太ももの前側をストレッチした際に踵がお尻につく位まで行くのが正常な可動域です。

ところがこの方は、私の拳が3〜4つ入る位まで柔軟性が低下していました。

ここは、太ももの前側のストレッチやほぐしを入れて柔軟性をつけていきました。

最後はお尻の筋肉の施術

整体院urokoBodyCareの魚住がお尻の筋肉をほぐす様子

その他も全体に硬さを感じる所もあるのですが、お尻の大臀筋や外旋筋なども固まっていました。

しかし、こちらは疲労はしていますが、どちらかと言うと筋力が低下してきて普段少ない筋肉で支えていた結果疲労しているのでは?といった感じがしました。

こういった所は一時的に緩めて筋出力を上げた上で、トレーニングをして支えられるようにバランスを整えていく必要があるのでご自宅でのエクササイズは必須です。

ここまでで一度チェック

さてここまで、腰と太もも、お尻を中心に筋肉を緩めてきたので、一度座っていただいて動きを見てもらいました。

そうすると先ほどよりは痛みも軽減していましたが、腰椎の動き悪さや腰の痛みは、まだ残っていそうです。

ただし全体的に痛かった腰の痛みの範囲が狭くなり腰椎の3〜4番目の所に絞られてきていました。

椎間関節を指し示した画像。
指で指し示している部分が椎間関節です

ここまで筋肉への施術を行ってきたので、今度は横向きで腰椎の関節「椎間関節」に対しても施術していきます。

直接、関節部に指を当てて関節に対して刺激を入れていきます。

一度の刺激では変化は起こりづらいですが、繰り返し刺激を入れて潤滑を取り戻していきます。

左右ともに行い、一緒に腰の側面にある腰方形筋に対しても施術を行いました。

ここでまた座っていただいて確認をしましたが、痛みは低下するも残るといった感じでした。

椎間関節に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

椎間関節性の腰痛の症状・原因・セルフケア 朝の動き出し・腰を反る痛みに【柔道整復師監修】

整体院 urokoBodyCare|上野・稲荷町で腰痛・肩こりで整体をお探しの方はurokoへ

この時のメディセルの狙いとしては、交感神経の抑制と筋緊張を下げたいという思いがありました。

メディセルを背骨に沿って当てる事で、交感神経の抑制に働く可能性があるという症例も報告されています。

実際に当院でメディセルを背骨に沿って当てた方の中にも交感神経の抑制に働くためか、施術後は強い眠気に襲われると言う方もいらっしゃいます。

日頃、仕事が忙しく疲れも溜まっていると言うお話と、緊張しやすいタイプであると仰っていたので効果が期待できるのでは?と言う事で行いました。

姿勢の変化も加えながらメディセルを行った所、施術後の腰の痛みはさらに低下し残り2〜3割程度との事でした。

この後エクササイズを指導し、この日の施術は終了となりました。

腰椎が固まって腰痛が改善しない40代女性の症例をまとめた画像

今回は腰椎を固定したまま日常を送る癖がついてしまった40代女性の症例をご紹介しました。

数年間にわたる腰痛をかばい続けた結果、最長筋をはじめとした脊柱起立筋が相当な硬さになっており、腰椎の前後の可動域が著しく低下していました。

施術では筋肉・椎間関節・メディセルとアプローチを変えながら段階的に変化を引き出し、最終的には施術前と比べて痛みを残り2〜3割程度まで緩和することができました。

ただし今回のように長年かけて固まったカラダは、1回の施術だけでは完全な改善には至りません。

施術で変化をつくりながら、ご自宅でのエクササイズを継続してカラダを使えるようにしていくことが、長期的な改善につながります。

腰痛がなかなか改善しない、腰が固まった感じがするという方は、ぜひ一度上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareまでご相談ください。

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その他の腰痛の症例の紹介はこちら

腰痛と足のしびれが同時に出た症例を紹介しています。

太もも前側のしびれと腰痛を同時に抱えた30代女性の施術記録 上野・稲荷町の整体院urokoBodyCare

整体院 urokoBodyCare|上野・稲荷町で腰痛・肩こりで整体をお探しの方はurokoへ

腰椎が固まる原因はなんですか?

腰痛をかばって腰を動かさない生活が続くと、周囲の筋肉が過緊張状態になり関節の潤滑も低下します。

清掃業のように重いものを運ぶ仕事や、立ち仕事が多い方はとくに最長筋など脊柱起立筋に負担が集中しやすく、腰椎の可動域が著しく低下するケースがあります。

腰椎が固まっているかどうか自分で確認できますか?

椅子に座った状態で骨盤を前後に傾けてみてください。

骨盤を前に倒す(反る)・後ろに倒す(丸める)どちらの動きも硬く感じる、あるいは痛みが出る場合は腰椎周囲の柔軟性が低下しているサインです。

気になる場合は専門家にご相談ください。

腰椎の可動域を回復させるにはどのくらいかかりますか?

固まり方や生活習慣によって個人差が大きく、一概には言えません。

今回の症例のように数年かけて固まった場合は、1回の施術で劇的に変化することは少なく、継続的な施術とご自宅でのエクササイズを組み合わせて段階的に改善を目指していきます。

スウェイバック姿勢とはどんな姿勢ですか?

骨盤全体を前方に押し出し、腰が反ったように見える立ち姿勢のことです。

腹筋や体幹を支える筋力が低下したときに代償的に現れやすく、腰椎への負担が増加します。

長時間の立ち仕事が多い方に見られることが多い姿勢です。

施術を受けるだけで腰椎の動きは改善しますか?

施術で筋肉の緊張を緩めたり関節の動きを促すことはできますが、日常の姿勢や動作のクセが続くと元に戻りやすいです。

施術とあわせてご自宅でのエクササイズや日常動作の見直しを行うことで、より安定した改善につながります。

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています