股関節の詰まり感が取れない原因は下腹部だった?【上野・稲荷町の整体師が解説】

股関節の詰まり感が取れない原因は下腹部だった?【上野・稲荷町の整体師が解説】サムネイル
この記事でわかること

・太ももや鼠径部を伸ばしたいのに伸びない

・腰が先に痛む方へのヒント

・股関節の詰まり感の原因が、股関節そのものではなく「腹斜筋の硬さ」にあったケース

・長時間のデスクワークや浅い呼吸が、腹部の緊張を介して股関節の動きを制限するしくみ

・「問題の部位を特定してから施術する」整体院urokoBodyCareの3ステップアプローチ

みなさんこんにちは!

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

さて今日は股関節の詰まりが取れずに困っている方の症例についてお伝えしていきます。

こんな症状に心当たりはありませんか?

・太ももの前側を伸ばそうとすると、伸びるより先に腰が痛む

・股関節を後ろに引く動作が出来ず、お腹と足が一緒に動いている感じがある

・長時間のデスクワーク後、特に股関節の詰まりが強くなる

・ストレッチや運動をしているのに、股関節まわりの硬さが改善しない

一つでも当てはまる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

みなさんは股関節の詰まり感と聞いてピンときますでしょうか?

股関節の詰まり感とは主に、股関節を曲げた時に「鼠径部に感じる引っかかり」や「鼠径部を伸張する時に伸びない感覚」のことを表現される事が多いように思います。

今回は後者の太ももや鼠径部のストレッチを掛けたいが、股関節の詰まり感が強く伸ばせない…

そしてその奥にあるのは腰痛を解消のため股関節まわりのストレッチをしたいのに満足に出来ない…そんなお悩みでのご来院でした。

今回はこちらの股関節の詰まり感や伸びないケースの施術内容や施術の考え方について上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住がご紹介いたします。

キックボクシングで汗を流す男性の画像。

ご来院の方のデータ

・30代男性

・普段はデスクワークに従事。ときどき客先に行く程度。

・休日はキックボクシングやピラティスに通っているが、最近は多忙のため行けていない。

・1日10〜14時間程度の超ハードワーク

・腰痛、首肩こり、自律神経系の症状もあり

・過去に左膝の怪我の既往がある

キックボクシングジムで股関節のストレッチをする男性の画像。

・左股関節の詰まり感。(右は問題なし)

・日常で股関節が痛むわけではない。

・自力で太ももの前側や股関節を伸ばそうとしても伸びる感覚が得られない(その前に他に痛みが出てしまう)

・股関節は昔から柔軟性が乏しかった。

・特に痛めるようなことをした記憶はなし、半年前から違和感を感じていた。

整体院urokoBodyCareで股関節のチェックをする様子。

・うつ伏せで大腿四頭筋(太ももの前側)をストレッチすると早い段階から腰に痛み。(膝の屈曲角度は90°程度)

・側臥位で股関節の遊びを持たせても、鼠径部や大腿部の伸張感よりも腰が先に痛む。

・仙腸関節の可動性も乏しい

・仰向けでハムストリング(太ももの裏側)を伸ばすも45°程度でストップ

・仰向けで股関節を屈曲すると90°程度で股関節の前側に詰まり感。

・腸腰筋の短縮もみられる

・大腿直筋、大腿直筋反回頭に刺激を入れるが、伸びない感覚は変わらず。

・臀部、大腿筋膜張筋のリリースで変化があるか確認。変化なし。

ここまで、問題がどこにあるのか?色々と調べてきましたが、今の所これだと言えるような原因は見つかっていません…

そこで側臥位になってもらい、再び股関節の動きを確認しました。

股関節を伸展(後方に引く動作)を見ると股関節を伸展させている。

というよりは、お腹と足が一体となって、動いているような感覚でした。

そこで次に仰向けになっていただき、腹直筋や腹斜筋の固さを確認した所、腹斜筋の下部に広い範囲で強く固まっている所を発見しました。

その部位を左右ともに1分ほど緩めてみると股関節の動きに変化がみられたため、まずはここから施術を始めて行くこととなりました。

股関節の柔軟性が低下したことへの考察
1つ目の原因 長時間のデスクワーク

これは間違いなく影響はあるでしょう。

常に骨盤後傾位であるため、腹斜筋への影響は少なくないと思われます。

2つ目の原因 自律神経系の問題

こちらは可能性という域は出ませんが、日頃からお仕事中の強いストレスや呼吸が浅い感覚、人よりも暑さや寒さの変化に対して敏感であるという訴えもありました。

呼吸が浅くなると、通常の呼吸よりも横隔膜や腹斜筋への負荷は強くなります。

脊柱全体(背骨)の可動性も低下しているため、自律神経系が乱れやすくなっている事も問題なのでは?と考えました。

urokoBodyCareでの施術の流れをまとめた画像

Step1 どんな動きで・何に悩んでいるかを確認

まず「どの動きをしたときに痛みが出るか」「日常のどんな場面で困っているか」を 丁寧にお聞きします。

痛みの強さや場所だけでなく、生活習慣・仕事内容・過去のケガの経歴なども含めて 整理することで、カラダに何が起きているかの仮説を立てていきます。

Step2 その動きを制限している部位を特定する

次に、STEP 1で確認した「痛みの出る動き」を実際に行っていただきながら、 どこが動きを妨げているかを評価・確認します。

筋肉・関節・筋膜など複数の要因が絡み合っていることが多いため、 優先順位をつけながら問題の所在を絞り込んでいきます。

Step3 制限を取り除いて「痛みが変わるか」を確認してから施術に入る

特定した部位にアプローチしたとき、実際に痛みや動きが変化するかをその場で確認します。 

変化が出れば「そこが今回の主な問題」と判断し、本格的な施術に進みます。

変化が乏しければ別の要因を再検討します。 

この確認を省いて施術に入ると改善の確率が下がると考えているため、 毎回必ずこの手順を踏むようにしています。

整体院urokoBodyCareでの腹斜筋への施術の様子。

ここまで長くなってしまいましたが、まずは腹斜筋の施術からスタートです。

腹部は敏感な所なため、じっくり指を当てて腹斜筋をほぐしていきます。

鼠径靭帯の上側が特に固さを感じるポイントです。

短期間で出来たものでは無さそう感覚がヒシヒシと伝わってきます(^^;

少しずつ腹斜筋を溶かして行くようなイメージで筋肉を緩めていきます。

左右とも5分ずつかけて鼠蹊靭帯の上部をゆっくりほぐしたのちに、立ち上がりストレッチをしてチェックしてもらいます。

すると「久しぶりに股関節が伸びた感じがします」とのこと。

今回は太ももの前側に付着する筋肉が固くなったことも、要因にはなっていますが、一番の問題は腹部の硬さだったのでしょう

その結果、周囲の筋の緊張も強くなり、股関節の伸展方向の動きに制限が掛かって、股関節の詰まり感に繋がっていたようです。

この辺が人のカラダの難しい所で、股関節の詰まり感が出る原因になりやすいのは、基本的には鼠径靭帯よりも下側にある組織です(つまり太ももやお尻の筋肉)

しかし今回は下腹部が固くなる事で、骨盤の前傾や腹部と下肢の連携が途切れて、動きに制限を掛けてしまった事が原因だったようです。

そのあとは、大腿直筋や大腰筋、腰回りの筋肉を緩めてさらに可動域を広げて今回の施術は終了しました。

この症例に関しては1度では取りきれないくらいの下腹部や股関節まわりの固さがみられたので何度か施術が必要となりそうです。

また経過については追ってご報告させていただければと思います。

整体院urokoBodyCareでのアフターカウンセリングの様子。

今回は股関節の詰まり感を半年前から抱えていて、その症状が悪化してきたというお悩みの方への施術に関してのお話でした。

問題になっている部位にたどり着くまで、今回は少し右往左往しましたが、下腹部の問題を見つけて実際に施術を行うことで症状の緩和がみられました。

これが原因を見つけずに、ただなんとなく施術を初めていた場合は、きっと大した変化を出すことは出来なかったでしょう。

初めての方や久しぶりの方はまず先に、カウンセリングや検査で、しっかりと問題を見極めて、その後施術を行うことでより良い結果にたどり着けると考えています。

また他の院に比べてその辺も整体院urokoBodyCareでは重要視しております。

いっしょに問題を見つけて、自分自身でセルフケアできるようになる。という当院の理念が全ての方が達成できるように今後も努力してまいります。

股関節の詰まり感でお悩みの方は、ぜひ一度上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareにご相談ください!

股関節の詰まり感は放置していると悪化しますか?

今回の症例のように、詰まり感の根本にある筋肉の硬さは時間とともに広がることもあります。

特にデスクワーク中心の生活が続く場合、腹部や骨盤まわりの硬さは蓄積しやすく、股関節の動きの制限が強まる前に早めに対処することをおすすめします。

股関節の詰まり感はストレッチだけで改善できますか?

ストレッチが有効なケースもありますが、今回のように「伸ばしたい筋肉よりも先に他の部位に痛みが出る」場合は、制限をかけている根本の部位を先に緩める必要があります。

ストレッチで改善しない場合は、原因の特定から始めることが大切です。

股関節の詰まり感と腰痛は関係していますか?

深く関係しています。股関節まわりの筋肉が硬くなると、骨盤の動きが制限され、腰への負担が増します。

逆に腰まわりの硬さが股関節の動きを妨げるケースもあり、両方を合わせて評価・確認することが重要です。

ピラティスやキックボクシングをやっているのに股関節の詰まり感が取れないのはなぜですか?

運動習慣があっても、長時間のデスクワークや浅い呼吸による腹部の硬さが積み重なると、運動だけでは追いつかないことがあります。

カラダを動かすということが柔軟性に繋がるかというとイコールではない場合も多々あります。

初回施術で股関節の詰まり感は改善しますか?

症状の経緯や硬さの程度によります。

今回の症例のように「久しぶりに伸びた感覚」が1回の施術で感じられるケースもありますが、長期間積み重なった硬さは複数回の施術が必要になることが多いです。

まずはカウンセリングで状態を確認させてください。

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています