マットレスを変えても腰痛が治らない理由とは?研究データと臨床経験から上野・稲荷町の整体師が解説

この記事でわかること
・マットレスの硬さと腰痛に関する国内外の研究データ
・マットレスを変えても腰痛が改善しない理由
・整体師がマットレス選びの前に確認していること
・腰痛と睡眠の質を根本から改善する順番
みなさん、こんにちは!
上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。
さて今日は腰痛と関りの深いマットレスについてのお話です。
「寝具が合わないのか、朝起きると腰の調子が悪い」
「起きたばかりなのに首や肩が痛い」
これらは、当院にいらっしゃた方の実際の声です。
なぜ、しっかり睡眠を取ったはずなのに腰の調子が悪くなってしまうのか?
どうすれば、心地よく睡眠を取って回復に繋げられるのか?
などについて柔道整復師としての目線と論文のデータからどのようなマットレスが腰痛の方にとって最適なのか?
という点について今回はお伝えしていきます。
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この記事を書いた人

魚住享平
整体院urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)
メディセリスト
のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。
腰痛持ちの方からよく聞かれるマットレスの悩み

「腰が痛いのでマットレスを変えたら良くなりますか?」
「マットレスは硬い方が良いですか?柔らかい方が良いですか?」
この質問、非常に多くいただきます。
ただ、整体師として正直に言うとマットレスを変える前に確認して欲しい事があります。
それは、そもそも自分のカラダのケアを行ってから眠りについたのか?という事です。
お風呂に入れば髪を乾かし、寝る前には歯を磨く。
当たり前のように髪や歯のケアは行っていますよね?
しかし、1日働いて酷使したはずの腰はノーケア。そのままベッドに倒れ込んでいませんか?
マットレスを考えるより先にカラダのケアをして状態を整える。それだけで、眠りの質はまったく変わります。
マットレスを変えても腰痛が改善しない理由とは?

マットレスを変えたのに、腰痛が改善しなかった。
そういう方が整体院にいらっしゃることは、少なくありません。
気持ちはよくわかります。ヒトの人生の中で1/3は睡眠を占めるのであれば、まず寝具を見直したくなりますよね。
ただ、ここでも一つ知っておいて欲しいことがあります。
マットレスの役割は、自然な眠りを妨げないようにサポートすることです。腰痛そのものやカラダの状態を改善するものではありません。
たとえば、凝り固まった筋肉や歪んだ姿勢をそのままでは、どんなに高価なマットレスでもカラダの疲労は取り切ることはできないでしょう。
確かにカラダに合わないマットレスを使っていたとしたら、朝起きたときの腰や首の違和感は、マットレスの影響があるかもしれません。
しかし、一番の問題はカラダの状態がどうであるかという事です。
使う側のカラダの状態が整っていてはじめてマットレスの性能や効果を発揮させることが出来るのです。
腰痛と睡眠の質は、寝具より先にカラダの状態で決まる

では、何が睡眠の質を決めるのか。
さまざまな要因があると思いますが、私が一番注目しているのが、背骨の状態や自律神経の状態です。
脊柱からは交感神経が出ています。
背骨が硬くなっている人は、眠ろうとしても交感神経が優位なままで、副交感神経が働きづらい環境になる。
つまり、こういった方は布団に入っても神経が「活動モード」のままで「リラックスモード」に切り替わりづらいということです。
眠れない、眠りが浅い、朝起きても疲れが取れない。
そういった悩みの多くは、背骨の状態が原因になっているのでは?と日頃の施術を通して感じています。
背骨の柔軟性が戻ると、副交感神経への切り替えがスムーズになる。するとマットレスの質に関係なく、眠りの深さが変わってきます。
寝具を変える前に、まず背骨の状態を整える。順番はこちらが先だと私は思っています。
整体師がマットレス選びで重視している事

近年はスポーツ選手を広告塔に起用したり、大手企業がテレビCMで宣伝したりと、様々なマットレスが販売されています。
各社のマットレスの特長や機能はさまざまですが、私が重要だと考えているのはマットレスの硬さです。
2000年代前半には、低反発で話題になったマットレスが人気を集めた時期がありました。
確かにあの包みこまれるような感覚を初めて味わった時は衝撃でしたよね(^^;
しかしその後は、寝返りの打ちやすさが睡眠の質にとって重要であることが徐々に分かってきて、市場でも高反発タイプの人気が高まっていきました。
とはいえ、高反発であれば良いというわけでもありません。
2021年に発表されたシステマティックレビューでは、中程度の硬さのマットレスが快適性・睡眠の質・脊柱アライメントの面で最も優れているという結論が示されています。
(ただし研究間で比較方法にばらつきがあり、さらなる検証が必要とされています)。
1つの目安として、起きているときに寝返りがスムーズに打てているなら、今のマットレスはカラダに合っている可能性が高いです。
逆に寝返りが打ちにくい、起きたときに身体が痛いという場合は、マットレスが合っていないサインかもしれません。
ただしマットレス選びで難しいのが、かなり個人差があるという事です。
高齢の方であれば筋力が低下しているため、マットレスが柔らかいと寝返りが打ちづらくなったり、
また体重がしっかりしている方であれば、自重で沈み込んでしまうため、よりは硬めのマットレスを選ぶ必要があったり。
それぞれの体格や筋力などから判断が必要です。
基本の硬さの目安はありますが実際には、横になってみて寝返りの打ちやすさを試してみなければ分からない部分もあるのです。
私が思う腰痛と睡眠の悩みを解決するための施術とは?

腰痛と睡眠の悩みを解決するには、順番があります。
まずマットレスを変えることより先に、カラダの状態を整えること。
ここは先ほどもお伝えしました。
この順番を間違えると、寝具を変えても、何を試しても、なかなか変化を感じられません。
まずは自分のカラダを深堀するところから始めていきましょう。
腰痛やマットレスで悩んでいる人の施術の流れ
当院では、腰痛で初めていらっしゃった方にこういう流れで関わっています。
問診票でまず全体像を把握し、カウンセリングで悩みを丁寧に伺います。
その後、実際に検査を行い、カラダに変化が出ることを確認してから施術に入ります。
施術後はアフターカウンセリングで状態をお伝えし、日常でできる運動指導もお伝えしています。
「何をされるかわからない」という不安が、一番来院の壁になることを知っています。
だから一つひとつ確認しながら進めます。
腰痛で眠れない、朝起きると腰が重い、そういった悩みをお持ちの方は、まず一度カラダの状態を診させてください。
マットレスを変えても腰痛が治らない理由とは?【まとめ】
マットレスの硬さは、Kovacsら(2003年)の研究をはじめ、硬すぎるものより中程度の硬さのほうが腰痛に有利であることを示す研究が複数存在します。
ただし今回お伝えしたとおり、マットレスはあくまで自然な眠りをサポートする道具であり、背骨や筋肉の状態そのものを改善するものではありません。
マットレス選びに悩む前に、まずはご自身のカラダの状態を確認してみることをオススメします。
腰痛やマットレス選びに悩まれる方は、上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareにご相談ください。
腰痛の原因からセルフケアまで総合的なカラダのサポートを行っております。
LINEで相談だけでも構いませんのでお気軽にどうぞ!
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よくある質問
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マットレスを変えれば腰痛は改善しますか?
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マットレスは自然な眠りをサポートする役割であり、腰痛そのものを治すものではありません。
硬さがカラダに合っていないと感じる場合は見直す価値がありますが、マットレスを変える前に、日中の姿勢の崩れや筋肉のこわばりなど、カラダの状態そのものを整えることが優先です。
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硬いマットレスと柔らかいマットレス、腰痛にはどちらが良いですか?
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硬すぎるマットレスが腰痛に良いというのは思い込みで、複数の研究で中程度の硬さのほうが痛みの改善や睡眠の質の面で優れていることが示されています。
ただし柔らかすぎるとカラダが沈み込み、寝返りが打ちにくくなる場合もあるため、極端な硬さ・柔らかさは避けるのがオススメです。
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マットレスを変えても腰痛が改善しないのはなぜですか?
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腰痛の原因が背骨の状態や筋肉のこわばりにある場合、マットレスを変えるだけでは根本的な改善にはつながりません。
マットレスはあくまで環境を整えるものであり、カラダのケアと並行して見直すことが大切です。
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寝返りが打ちにくいのはマットレスが合っていないサインですか?
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その可能性があります。
夜中にスムーズに寝返りが打てているかどうかは、マットレスがカラダに合っているかを判断する一つの目安になります。
特に柔らかすぎるマットレスはカラダが沈み込み、寝返りが打ちにくくなる傾向があります。
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腰痛がある場合、マットレス以外に何を見直すべきですか?
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マットレス選びの前に、まずは日中の姿勢やカラダの使い方、筋肉や関節の状態を確認することをオススメします。
カラダの状態が整ってはじめて、マットレスの機能や効果も十分に発揮されます。
参考文献
Kovacs FM, et al. Effect of firmness of mattress on chronic non-specific low-back pain: randomised, double-blind, controlled, multicentre trial. Lancet. 2003. PMID: 14630439
Caggiari G, et al. What type of mattress should be chosen to avoid back pain and improve sleep quality? Review of the literature. J Orthop Traumatol. 2021. PMID: 34878594
Jacobson BH, et al. Effect of prescribed sleep surfaces on back pain and sleep quality in patients diagnosed with low back and shoulder pain. Appl Ergon. 2010. PMID: 20579971
この記事を書いた人

- urokoBodyCare院長
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<資格>
柔道整復師(施術歴19年)
これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。
<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦
最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています






