慢性化した腰痛、いつ施術を受ければ良いのか?柔道整復師が教える判断基準【上野・稲荷町】

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この記事でわかること

・慢性腰痛が放置されやすい理由
・放置した場合に起こりうる症状とリスク
・整体に行くべきタイミングの目安
・自宅でできるセルフケア

みなさん、こんにちは!

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

さて今日のテーマは「慢性化した腰痛、いつ施術を受ければ良いのか?」です。

この中に慢性的に腰痛があるが、仕事ができないほどでも無いしずっとほったらかし。

そんな方はいませんか?

当院にご来院の方の中にも、長年放置した結果、腰痛が悪化したため来院したという方も少なくありません。

しかし慢性的な腰痛の場合、どのタイミングで施術を受けば良いのか?

何を状態が悪化しているバロメーターにしたら良いのか?

などなかなか基準が分かりづらいのも事実です。

そこで今日は慢性化した腰痛の場合の判断基準や私の考え方についてお伝えしていきます。

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この記事を書いた人

魚住享平

整体院urokoBodyCare院長

<資格>

柔道整復師(施術歴19年)

メディセリスト

のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。

ジムでトレーニングをするアメリカ人男性のイラスト

日本では慢性腰痛に限らず、身体の定期的なメンテナンスや運動は軽視される傾向にあります。

日本のフィットネスクラブ会員率を調べたデータによると成人の約4.5〜5.1%(会員数500〜540万人、FIA・スポーツ庁調査ベース)

対して米国のジム参加率は約24.6%(IHRSA・2023年)と、日本の約5倍となっています。

別の民間調査でも日本の参加率は約4.5%、アメリカは23.7%、イギリスも15%を超えるという近い数値が出ているそうです。

アメリカは特に病院にかかる場合の費用が多額になる傾向があるため、事前に身体のケアをしておこうという文化が根付いています。

日本では腰痛やぎっくり腰になり病院に通院したとしても、保険が適用されるため、痛みが出てからケアという文化が強いように思います。

この辺の感覚の違いが慢性腰痛が放置されてしまう要因の1つにあると思います。

ぎっくり腰になりそうで不安を抱える男性

次に、このテーマについてお伝えします。

短い目で見れば確かに腰痛を放っておいても問題はないかもしれません。

しかし、長期的な目で見ればさまざまな問題が隠れています。

ぎっくり腰

まず代表的なものといえばぎっくり腰です。

ぎっくり腰の多くは、元々多少なりと腰痛があって発症することがほとんどです。

いわゆる今回のテーマに当てはまるような方々がメインターゲットです。

しかし、なんとか耐えていた身体がダムが決壊するが如く筋肉を痛めたり、本来動くべきはずの部分が固く動かなくなってしまうということが主な原因です。

脊柱管狭窄症

40代以降に徐々に増えてくるのが脊柱管狭窄症です。

この症状は背骨の間から出る神経が骨の変形や靱帯の肥厚・変形などにより歩行時の足の痛みや痺れを引き起こす症状です。

この症状もいきなりで始めることはなく、慢性的な腰痛や不良姿勢を繰り返すことで関節の変形が起こり始めることが原因です。

よほど負荷のかかるお仕事に携わっていなければ防げる症状の1つだと思います。

坐骨神経痛

この症状も前触れもなく症状が出るという類のものではありません。

長時間のデスクワーク、股関節の柔軟性の低下、神経の滑走障害などは繰り返しの負荷によって起こるものです。

坐骨神経痛に悩む方の多くは慢性的に腰痛を抱えていたという方も少なくありません。

背中の強い張り感

次に背中の張りが強すぎるため、腰の痛みが強くなるケースです。

背中の筋肉も背骨から骨盤に付着するものもあり、筋肉や背骨の柔軟性の低下や過度な緊張が元になって腰痛がひき起こされることも考えられます。

お金の面から見た慢性腰痛のリスク

また症状だけでなく、慢性腰痛になる事で生涯で800万円近い損失になるというスウェーデンでの研究結果もあります。

これは施術費だけに限らず、仕事の生産性の低下なども加味されており、会社員の方だけに限らず、自営業者の方であればさらなる損失の可能性もあります。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

それでは次に慢性的な腰痛に悩む方が整体に行くタイミングの目安についてお伝えします。

これまで、慢性的な腰痛があっても行くタイミングを逃している方はいったいどのタイミングで整体に行けば良いのでしょうか?

チェック項目を10個用意したので、当てはまるか確認してみてください。

(2個以上当てはまる方はセルフケア、もしくは施術を受けることをオススメします)

・1週間以上腰痛が続いている

・朝の洗顔などで毎日腰が痛む

・歩いているときに痺れを感じ始めた

・デスクワークをしていると夕方には背中が辛くなってくる

・動き始める際にいつも腰が痛い

・運動するときにかばって出来ない動作がある

・過去に何度もぎっくり腰の経験がある

・デスクワーク・立ち仕事など同じ姿勢を1日に8時間以上続けている

・週に1回以上の運動習慣がない

・股関節が硬いという自覚がある

いかがでしたか?

あなたはいくつ当てはまったでしょうか?

ここに出したチェックポイントは全てぎっくり腰になられた方からお伺いした、事前に感じた自覚症状の一覧でした。

慢性的な腰痛の場合でもよくよく考えてみればそんな事もあったという話は良く伺います。

2つ以上当てはまった場合はお早めに対策を考えるべきです。

次の章では自宅ですぐに始められるセルフケアについてお伝えします。

先ほどのチェック項目で2つ以上当てはまった方はまずはセルフケアから始めてみてください。

本来は、どこに問題があるか見極めて施術するべきですが、まずは多くの方が該当するポイントからセルフケアを行いそれでも難しいようであれば、当院へとご相談ください。

股関節の前側を伸ばすストレッチ

デスクワークが続く方や同じ姿勢が続く方は思った以上に股関節の前側が伸びなくなっている方が多いです。

腰痛に対してのセルフケアの第一歩として股関節を伸ばす習慣を付けましょう。

①立った状態で伸ばしたい側の足は後方に、伸ばさない側の足は前側に移動させる。(トータル歩幅の2~2.5倍分くらい)

②後ろに引いた側の股関節(鼠径部)を床に近づけるイメージで押し付けていく

③ほんの少しだけお腹を突き出す感じにしてもok(やりすぎると腰痛の原因になるので注意)

④1回あたり20秒かから30秒かけてストレッチ

太ももの前側を伸ばすストレッチ

2つめは太ももの前側のストレッチです。

先ほどの股関節のストレッチと組み合わせて行うとより効果的です。

①ベッドや床の上に足を伸ばした状態で座る

②伸ばす側の足を曲げる

③手で支えながら身体をベッド側に倒していく

④余裕がある人はそのままベッドに寝そべる

⑤固くてつらい人は手や肘で支えて太ももの前側が伸びるところでストレッチを掛ける

⑥1セット20~30秒ほど行ってください

※膝が痛い人は無理に行わないでください。

※腰が反らないように注意してください。

こちらの筋肉のケアに関しては、こちらの動画をご覧ください。

お尻の筋肉をほぐすボールマッサージ

気が付かない間に固まっている筋肉第一位かもしれません。

多くの方は自覚症状がお尻には出ませんが、腰痛の症状が強くなればなるほど固まっている傾向にあります。

ボールを使ったお尻のほぐし方

①手を体側に付けた時に股関節の側方で触れる「大転子」を見つける。(大転子からお尻の筋肉が付着しています)

②横向きで寝て肘で身体を支えます。

③痛みを感じるポイントにボールを当てゆっくりと体重をかける。

④体重を深くかけて行ってもいいですし、ボールが当たっている側の膝を曲げ伸ばししたり、股関節を軽く曲げたり、伸ばしたりする方向に動かすと刺激が入りやすくなります。

⑤2、30秒ほど続ける

太ももの裏側を伸ばすストレッチ

太ももの裏側も足の中で大きな筋肉です。

ここの柔軟性の低下も腰痛のリスクを高めます。

①最低でも膝くらいの高さの台や椅子の座面の前に立つ(イスなど不安定な所で行う際は転倒に十分に気をつけてください)

②伸ばす側の足を台の上に乗せる

③ストレッチする側の足の膝を軽く曲げておく

④そのままカラダをやや前側に傾ける

⑤台の上に乗せた足の太もも裏側が伸びていればOK

※膝が伸びていると太もも~ふくらはぎまで全体に伸ばす形になります。太ももが硬い方はまずは膝を曲げた状態で行い、太もも中心にストレッチを掛けていきましょう!

背骨のストレッチ

脊柱が固まる事も腰痛のリスクを高めます。

日頃、運動習慣がない方こそ背骨をよく動かしておくことが重要です。

①四つ這いの姿勢になる

②両手を前方に伸ばし胸をベッドに近づける

③出来るだけ背骨をしならせるイメージで20~30秒静止

④慣れてきたらストレッチが掛かる位置を変えながら

まずは、これらのストレッチから腰痛対策を始めてみてください。

しかし、自力では触りづらいところや伸ばしづらい所は存在します。

歯医者さんで歯石取りなどしていただいた時に自力でももちろん磨けますが、歯の汚れの変化に気がつきませんか?

腰痛ケアもそれと同じく、自力では手が届かない、変えられない所は存在します。

そういった所は我々プロに任せていただいて施術することが早めに重要です。

アフターカウンセリングを行う魚住の様子。

慢性的な腰痛は、痛みが我慢できる程度だと、つい後回しにしてしまいがちです。

しかし放置を続けると、ぎっくり腰や脊柱管狭窄症、坐骨神経痛といった症状につながる可能性があるだけでなく、生産性の低下や施術費の増加など、経済的な負担も大きくなっていきます。

今回ご紹介した10個のチェック項目に2つ以上当てはまる方は、すでに体からのサインが出ている状態です。

まずは股関節や太もものストレッチなど、自宅でできるセルフケアから始めてみてください。

それでも改善が難しい、自分では原因がわからないという場合は、我慢を続けずに当院までご相談ください。

早めの対策が、結果的に長い目で見た体と時間、お金を守ることにつながります。

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セルフケアを続けても改善しない場合はどうすればいいですか?

自力でのケアには限界があります。

2週間程度セルフケアを続けても改善が見られない場合は、専門家による評価をオススメします。

チェック項目に1つしか当てはまらない場合は大丈夫ですか?

1つだけでも該当する場合は注意が必要なサインです。

今のうちからストレッチなどのセルフケアを習慣にしておくことをオススメします。

チェックリストは何歳から当てはまりやすいですか?

年齢を問わず当てはまる可能性がありますが、デスクワークや立ち仕事の期間が長い方、運動習慣がない方は特に注意が必要です。

慢性腰痛を放置すると必ずぎっくり腰になりますか?

必ずというわけではありませんが、慢性的な腰痛はぎっくり腰の土台になりやすいことが分かっています。

早めの対策がリスクを下げます。

整体とマッサージは何が違いますか?

マッサージは主に筋肉のコリをほぐすことを目的としますが、整体は姿勢や関節の使い方など、痛みの根本的な原因の評価・改善を目的とする点が異なります。

参考文献

Liu Y, et al. Prevalence and determinants of massage therapy use in the U.S.: Findings from the 2022 National Health Interview Survey. PMID: 38834451

Ekman M, Hallert E, Löfvendahl S, Jönsson B, Petersson IF. A health economic lifetime treatment pathway model for low back pain in Sweden. J Med Econ. 2017. PMID: 28840772

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています