腕のしびれが安静で変わらなかった女性の施術記録|軽度の頸椎ヘルニアと診断された方の経過【上野・稲荷町の整体院】

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みなさん、こんにちは!

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareの魚住です。

今日は、病院で検査を受けて安静を指示されたものの、腕のしびれが収まらず悩んでいた女性の施術記録をお伝えします。

この女性は、ご来院の3ヶ月前から右腕のしびれを感じ始め、病院へ通院されました。

病院では、第5頸椎(頸椎の5番目)の軽度のヘルニアと診断され、しびれを抑える薬の処方と安静の指示を受けました。

そのまま2〜3ヶ月ほど過ごされましたが、しびれにはまったく変化を感じず、ご紹介で当院へいらっしゃいました。

結果として、5回目の施術でしびれはなくなり、現在は月に1回、定期メンテナンスとしてご来院いただいている方です。

病院で安静を指示されても変わらなかったしびれに対して、当院でどのように評価・施術を行い、どのように変化していったのかをお伝えします。

ただし、これはあくまで1名の方の経過です。

すべての方に同じ結果をお約束するものではないことを、あらかじめお伝えしておきます。

この記事でわかること

・病院で頸椎ヘルニアと診断されたあとも、腕のしびれが続いた女性の経過

・斜角筋・鎖骨まわり・頸椎の並びに着目した施術の考え方

・画像検査の結果としびれの関係

・整形外科を先に受診したほうがよいケース

・整体院でできること

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この記事を書いた人

魚住享平

整体院urokoBodyCare院長

<資格>

柔道整復師(施術歴19年)

メディセリスト

のべ3万人以上の施術経験と解剖学に基づき施術を行っております。

夜のオフィスで、右腕をさすりながらパソコンに向かう女性

まずは箇条書きで、ご来院時の状況をお伝えします。

・30代女性

・3ヶ月前から右腕にしびれがあり、常にしびれている感覚

・最初は上腕部だけだったが、最近は人差し指・中指のあたりにもしびれを感じる

・病院で、第5頸椎の軽度のヘルニアと診断された

・しびれを抑える薬の服用と安静を続けたが、症状は変わらなかった

・昔から、仕事をしていると首の前側が詰まったような苦しい感覚がある

・仕事は多忙で、毎日遅くまでデスクワーク

・腰の痛みもある

カウンセリングでお話を伺ったあと、カラダの状態をチェックして、どこに問題がありそうかを確認していきます。

・右の首の前側にある斜角筋や、鎖骨の上下の筋緊張がかなり強い(強い圧痛もあり)

・第5頸椎が前方に軽度突出している

・多忙により、首や肩まわりの筋緊張が全体的に強め

・前腕の遠位部(手首に近い側)を圧迫すると、人差し指・中指にしびれが広がる

・頸椎が前方に出ている(ストレートネック傾向)

・下腹部や鼠径部が短縮している

・特定の動きでしびれが増悪することはない

以上が、カラダの状態をチェックして得られた情報です。

首の前の筋肉と鎖骨まわりにはさまれて、腕へ向かう神経の通り道がせまくなるイメージ図

ここから実際の施術の考え方に移りますが、しびれについての予備知識があると理解しやすいため、先に腕がしびれる原因についての記事をお読みいただけると幸いです。

まず最初に気になったのは、斜角筋や鎖骨まわりの筋緊張と圧痛です。

ご本人のお話でも、10年前から首の前側の詰まり感を感じ始めたとのことでした。

20年近くこの業界にいますが、斜角筋の詰まり感を長い間感じ続けている方にお会いする機会は、それほど多くない印象です。

もちろん、たまたま私が出会った患者さんが少なかっただけの可能性もあります。

日ごろからデスクワークで、斜角筋が縮んだ状態で生活されていたのではないかと考えました。

斜角筋のまわりは、腕へ向かう神経の束(腕神経叢)が通る、狭いすき間です。

海外のレビュー論文では、斜角筋などが硬くなり、肩甲骨が前下方に引かれた姿勢が続くと、斜角筋三角などのスペースが狭くなり、腕神経叢が圧迫されて腕にしびれが出ることがあると説明されています。

この女性が胸郭出口症候群だったと断定するものではありませんが、神経の通り道を確保するという考え方の参考になります。

同じレビューでは、多くの方がストレッチや姿勢の再教育といった、手術以外の方法で改善するとも述べられています。

また、画像検査でヘルニアと言われても、それがしびれの原因とは限りません。

無症状のボランティア1,211人の頸椎MRIを調べた研究では、87.6%の方に椎間板の膨隆が見られ、20代でも男性73.3%、女性78.0%に認められました。

つまり、画像に写る変化だけでは、しびれとの関係は判断できません。

だからこそ、実際にカラダを触り、筋肉や関節の状態も合わせて確認することが大切だと考えています。

背中まわりを緩めてから、斜角筋や鎖骨まわりのスペースづくりを開始しました。

斜角筋の圧痛が強いのはもちろん、鎖骨の上外側のスペースもかなり狭くなっていました。

こちらも圧痛が強く、首からつながる神経の通り道が狭くなっているのではないかと考えられます。

ある程度緩めたところで、ご本人にしびれの変化を伺いましたが、この時点ではまだ変化はなく、首や肩が軽くなったという感想でした。

しびれの場合、施術後すぐに消えることは少なく、時間が経ってから「軽くなっている」「なくなっていた」と気づくことが多いように思います。

そのほか、上腕や前腕で神経が圧迫や牽引されていそうな部位を緩めて、この日の施術は終了となりました。

前回から1週間後に再びご来院いただき、状態を伺いました。

ご来院時は、首や肩の張りが軽くなったのは感じるものの、しびれの変化はなく、常にしびれているような感覚とのことでした。

斜角筋や鎖骨まわりには、まだ硬さと圧痛が残っていたため継続しつつ、ほかに原因がないかを探っていくことにしました。

この日は、頸椎の動きを丁寧に見ていきました。

前回も、頸椎の関節の動きが硬い場所のモビライゼーション(関節の動きを出す手技)や、首まわりの筋肉のほぐしは行っていましたが、さらに細かく見ていきます。

すると、病院で軽度のヘルニアと診断されていた第5頸椎が、ほかの頸椎の並びと比べてやや前方に出ているのが気になりました。

同じ部位を動かしていると、ご本人も「しびれが強くなりそうな感覚がする」とおっしゃっていました。

そこでこの日は、頸椎の並びを整える手技も行っていきます。

ただ、前方に出ている頸椎を直接後ろへ押し込むのは難しいものです。

それよりも、第5頸椎に負担をかけているものが何かを見つけていきます。

頸椎を触りながら探していくと、前回も施術した斜角筋や後頭下部の硬さ、頸椎と胸椎の境目の動きの悪さが、第5頸椎に負担をかけていることがわかりました。

実際にこの部分を施術すると、施術後は頸椎の前方への突出がおさまり、並びもおおよそ正しい位置に戻っていました。

この日はここで施術を終了し、また次回、様子を伺うことにしました。

デスクワークの合間に、座ったまま腕を頭の上へ伸ばしてリラックスする女性

3回目の施術

前回から1週間後にご来院いただき、様子を確認しました。

すると、しびれの感じが前回の半分ほどに低下しており、経過は良さそうです。

そこで、頸椎の並びが乱れて神経に負担をかけているのではないか、という仮説のもと施術を続けることにしました。

今回も2回目と同様に、頸椎の並びを整える施術と、首や鎖骨まわりの筋緊張が強い部分をほぐして神経の通り道を確保する施術を中心に行い、経過を確認しました。

4回目の施術

4回目のご来院では、日常生活ではだいぶしびれを感じなくなったというお声をいただきました。

この経過から、頸椎の並びの乱れが、この方のしびれに関わっていたのではないかと考えています。

5回目の施術

5回目のご来院では、しびれはまったくなくなり、日常生活に支障はないとのことでした。

そこで、ここまで約週に1回だったペースをあけて、月に1回のメンテナンスに変更しました。

月に1回のご来院を続けていただいていますが、今のところ、しびれは再発していません。

この女性のしびれが軽くなった理由を、施術だけによるものと断定することはできませんが、こうした例もあるという風に認識していただけたらと思います。

先に病院を受診したほうがよいケース

病院の待合室で、診察後の書類を手に静かに考える女性

次のような場合は、整体院よりも先に、整形外科や神経内科を受診してください。

・腕や手に力が入りにくい

・両腕、または両手にしびれがある

・歩きにくい、足がもつれるなど、脚にも症状がある

・ボタンを留める、箸を使うなど、指先の細かい動作がしにくい

・排尿や排便に異常がある

・強い痛みで夜も眠れない

・しびれが急に出た、または急に悪化している

これらは一般的な受診の目安です。

当てはまる場合は、まず病院で相談してください。

整体院でできること

画像では見えにくい、筋肉の硬さ、関節の動き、姿勢、日常動作の癖などを一つずつ確認し、神経の通り道に負担がかかっている場所を探して施術を行います。

あわせて、日常生活で負担を減らすためのセルフケアもお伝えしています。

上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareの施術室。ベッドと観葉植物のある落ち着いた空間

今回は、病院で第5頸椎の軽度のヘルニアと診断され、薬と安静を続けても右腕のしびれが変わらなかった女性の施術記録をお伝えしました。

ご来院時は、斜角筋や鎖骨まわりの筋緊張と圧痛が強く、第5頸椎も前方に出ている状態でした。

そこで、神経の通り道を確保する施術と、頸椎の並びを整える施術を週1回のペースで続けたところ、3回目でしびれが半分ほどになり、5回目にはしびれを感じなくなりました。

画像にヘルニアが写っていても、それだけがしびれの原因とは限りません。

一方で、力が入りにくい、両腕にしびれがある、排尿や排便に異常があるといった場合は、先に病院を受診してください。

病院で大きな問題がないと言われ、安静でもしびれが変わらない方は、上野・稲荷町の整体院urokoBodyCareにご相談ください。

あわせて読みたい記事

病院でヘルニアと診断されたあとでも、整体院に相談してよいですか?

強い痛みや力の入りにくさ、両腕のしびれ、排尿や排便の異常がある場合は、先に病院を受診してください。

病院で大きな問題がないと言われている場合は、整体院で筋肉や関節の状態を確認することも選択肢の1つです。

ご来院の際は、診断名や処方されているお薬をお伝えいただくと、施術の参考になります。

腕のしびれは、何回くらいの施術で変わりますか?

個人差が大きく、回数をお約束することはできません。

今回の女性は、3回目でしびれが半分ほどになり、5回目にはしびれを感じなくなりました。

しびれは施術後すぐには変化がわかりにくく、時間が経ってから軽くなったことに気づく方が多い印象です。

安静にしているのに、腕のしびれが変わらないのはなぜですか?

しびれの原因は1つとは限りません。

頸椎の状態に加えて、斜角筋や鎖骨まわりの硬さ、姿勢、デスクワークなどの日常の負担が重なっていることもあります。

安静で変化がないときは、どこで神経に負担がかかっているのかを、あらためて確認してみることがオススメです。

画像検査でヘルニアが見つかれば、それがしびれの原因ですか?

必ずしもそうとは限りません。

無症状の方1,211人を対象にした頸椎MRIの研究では、87.6%に椎間板の膨隆が認められています。

画像の結果は、実際の症状やカラダの状態と合わせて判断することが大切です。

上野・稲荷町で腕のしびれを相談できる整体院はありますか?

上野(東上野)・稲荷町の整体院urokoBodyCareでご相談いただけます。

完全予約制の個室で、カラダの状態を確認してから施術を行います。

病院で検査を受けたものの、しびれが変わらないという方も、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

魚住 享平
魚住 享平urokoBodyCare院長
<資格>
柔道整復師(施術歴19年)

これまで培ってきた技術や解剖学に基づき施術を行っております。
クライアントのお話を伺うことも大好きなので身体のお悩みだけでなく、そのほかのお話も聞かせてください。

<出身> 富山県
<生年月日> 1988年6月30日
<血液型> O型
<趣味> ゴルフ、街歩き、お酒を飲むこと(ハイボール)、野球観戦

最近は仕事のあとに稲荷町・上野・浅草エリアを街歩きをして新しい飲み屋さんや行きたい場所を見つけることにハマっています